彼女の日記
それは、私が高校時代の親友の部屋の整理をしているときだった。
部屋はあらかた片付いて、部屋の隅にある本棚に取り掛かった。
そこに置いてある本は分厚く使い古した参考書や単語帳の他に、クローゼットでちょうど見えなくなっていた場所に数冊の漫画が置いてあった。
彼女は親からの期待を背負い必死に勉強していた。高校も彼女がいうには一日十何時間も勉強したからこそだという。
そんな彼女が親に見つからない場所に漫画を隠してたことに驚きと彼女っぽいなと思い、笑みが溢れていた。
本当は残しておきたいし、自分が貰って丁重に保管しておきたいところだが、彼女の両親に渡す方がいいだろう。そう思い、他にも彼女の私物が入っている大きな袋に参考書や漫画を入れた。
本棚も片付いてきて残り2冊を手に取ったとき、片方の漫画のカバーが落ちてしまった。すると姿を現したのは漫画の中身ではなく、2冊のノートだった。
私は彼女には申し訳ないと思いながらも好奇心が勝り、No. 1と書かれた白いノートを開いた。
次回「彼女が隠した物」
部屋はあらかた片付いて、部屋の隅にある本棚に取り掛かった。
そこに置いてある本は分厚く使い古した参考書や単語帳の他に、クローゼットでちょうど見えなくなっていた場所に数冊の漫画が置いてあった。
彼女は親からの期待を背負い必死に勉強していた。高校も彼女がいうには一日十何時間も勉強したからこそだという。
そんな彼女が親に見つからない場所に漫画を隠してたことに驚きと彼女っぽいなと思い、笑みが溢れていた。
本当は残しておきたいし、自分が貰って丁重に保管しておきたいところだが、彼女の両親に渡す方がいいだろう。そう思い、他にも彼女の私物が入っている大きな袋に参考書や漫画を入れた。
本棚も片付いてきて残り2冊を手に取ったとき、片方の漫画のカバーが落ちてしまった。すると姿を現したのは漫画の中身ではなく、2冊のノートだった。
私は彼女には申し訳ないと思いながらも好奇心が勝り、No. 1と書かれた白いノートを開いた。
次回「彼女が隠した物」
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