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基地内　司令官室

鷹と隼也は、飛行任務を終えて、基地司令にドラゴンの報告を行った。
「これが、そのドラゴンです。」
隊長が指令に写真を見せる。
写真には、人が搭乗しているドラゴンが写されていた。
「速力は、こちらが勝りますが、旋回半径は確実に彼方が上です。」
「対応としては、一撃離脱に徹して、格闘戦は仕掛けないほうが宜しいかと。」
「...分かった、問題は所属だ、何処かに飛行場が在るのかも知れん。」
「ですが、現在のところは飛行場は発見されていません。」
「うーん...」
すると、海軍の士官が部屋に入ってきた。
「報告します、漂流していたパイロットを救出し、帰港しました。」
司令官が席を立つ、どうやら姿を見たいらしい。
「私も面会しよう、試験飛行隊も、着いてきてくれ。」
鷹たちは、指令とともに面会室に向かった。
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基地内　面会室

基地に収容されたパイロットは、話が通じないらしく、担当が困っていた。
そのパイロットは、何をされるのかと、緊張している。
すると、パイロットが急に早口で何かを喋り出した。
隼也は、拳銃を抜き、照準を向ける。
「この言語で、大丈夫ですか？」
何故かパイロットは急に通じる言語で喋り出す。
「ああ、大丈夫だ...今のはいったい何だ?」
パイロットは、答えた。
「これは母から受け継いだ魔法です、魔法を知らないのですか？」
魔法、その言葉に、鷹逹は驚いた。
「ああ、知ってはいたが...存在するのか？」
「はい、全員が魔法を使える訳ではありませんんが、魔力は全ての人間が持っています。」
「分からないことだらけだが、貴方に聞けば分かることもありそうだ。」
「部屋に軟禁することにはなるが、情報を教えてくれれば３度の食事とベッドは保証しよう。」
「ありがとうございます。」
パイロットは安心した途端に、空腹で腹がなる。
「食事をすぐに用意させる、少し待っていてくれ。」
こうして、救出したパイロットはしばらくの間、基地で軟禁されることになったのだった。　　　　　第五話終わり