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ウォースパイト分遣隊[閲覧数3300達成!]

#61

第四十九話 ワケアリの酒場

ラチエ王国 商店街にて
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調味料専門店での買い物を終えた鷹は、酒場を求めて歩き出す。

表通りで目立つ酒場もそれはそれでいいだろうが、鷹は敢えて裏通りへ向かうことにした。
裏通りなら隠れた名店が存在するかもしれない。
もしかしたらお忍びでお偉いさんもいるかもしれない...!

鷹が右へ左へと裏通りを進むこと数十分、それらしきお店を発見した。
カーテンが閉じられた窓からかすかに光が漏れているお店だ。

外装はツタがところどころに巻き付いていて、営業中のお店には見えない。
鷹が壁を入念に調べるとツタの下に「営業中」の看板が隠されていた。

これこそ当に隠れた名店だろうと確信した鷹は軋むドアを開け、店内へと入る。

店内を見渡すとフードなどを被った人たちが酒を飲んでいた。
(...これって大丈夫なのかな?)
嫌な予感を感じた鷹は、店を出ようとする...だが嫌な予感は当たるものだ。

鷹は首筋にヒヤリとした感覚を感じた。 
「お兄さんや、大人しくしてもらおうか。...動けばどうなるかわかるよな?」

恐らくCQBの達人なのだろう、少しでも動けば喉を切り裂かれるに違いない。
店内の客に包囲された、これでは脱出も叶わないだろう。
____________________________________
※ワケアリの酒場の店主視点

ギシリと店の入口が開く音がする。
グラスを磨く手を止めた店主は、カウンター裏に隠したコンバットナイフを手に取った。

この店は地元の住民でも見つけることのできない筈であった。
だが、店の入口には見知らぬ少年が立っている。

(ここを知られるわけにはいかない...)
現役時代に培ったスニーキングスキルで背後に回り込んだ店主は、少年の首筋にコンバットナイフを押し当てる。

「お兄さんや、大人しくしてもらおうか。...動けばどうなるかわかるよな?」

ここを王国の上層部に知られるわけには行かない理由...この酒場はコーンウォール公国の諜報員の拠点だからである。

誰だか知らないが、この少年を生きて返すわけには行かないかもしれない。
店長は少年を一番奥のテーブルへと連れて行くのであった。

作者メッセージ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
絶体絶命の鷹、一体どうなってしまうのでしょうか!?
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(10/4 文章を一部修正しました)

2025/09/30 16:55

草むしり大尉 ID:≫ n1cXqGsKm1vNY
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