ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]
サンダーランド島 発着場にて
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ギルマスと発着場に移動した鷹は、格納庫の前に立っていた。
ギルマスは機体の確認をするために、格納庫のなかにいる。
多分、そんなに時間は掛からないだろう。
鷹はかなり前に裏道の雑貨屋で買った指輪を見る。
なかなか綺麗な指輪なので、毎日のように付けている。
(そういえば、あの時クララに出会ったんだっけ?)
この世界に転移してから、どのくらいの時間を過ごしたのだろうか?
この世界は魔法やワイバーン等、面白い存在が多くある。
(今回の旅で、色々見て回りたいな。)
色んな国を見て回ろうと、鷹は決めた。
「鷹、確認が終わったぞ。」
背後からギルマスに声を掛けられる、静かに忍び寄ったのだろうか?
まぁ、早く終わったのは酒を飲みたいからのだろう。
「問題は無さそうですか?」
「あぁ、問題無い、戻ったら登録しよう。」
あれ、酒は飲まないのだろうか?
ギルマスに聞いてみる事にする。
「いや、流石に仕事中に酒は飲まない。」
「まぁそうですね、何時飲みます?」
「うーん、じゃあ冒険者カードを渡したあとで飲もうか。」
「分かりました、解散で良いですか?」
「あぁ、良いぞ。」
鷹は領主館へ、ギルマスはギルドへと向かっていった。
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ギルマスと別れた鷹は、クララが待っている領主館へ戻る。
領主館の外観は洋風で、館の回りをレンガの壁で囲われていいる。
まぁ、不審者に対する対策だろう、門の前にいる兵士さんに近付いていく。
最初は警戒していた様だが、僕だと分かったのだろう、警戒を解いた。
「お疲れさまです、クララに会いたいんだけど...」
「はい、クララ様は自室で待っているとのことです、どうぞ中へ。」
「有り難う、頑張ってね!」
門を抜けて、領主館の中に入る。
この館は玄関で靴を脱ぐ、この方式を貴族で採用した例は少ないらしい。
玄関を抜けて、中央の階段を上がり、二階に入る。
確か、クララの自室は執務室の隣だった筈だ。
自室の前に立った鷹は、ドアをノックする。
「えーと、来たよ。」
「はい、どうぞ。」
ドアを開けて、中に入る。
部屋の家具は青で統一されていて、いい感じだ。
少しタンスが膨らんでいる気がするが、気にしないことにする。
「えっと、そこに座ってください。」
部屋の中央にある円卓の近くのクッションに座る。
円卓は白で、その上から青の布が掛けられている。
「いい部屋だね、青が好きなの?」
「はい、そうです!」
「良いね、青系の服装ってあるの?」
気になったので、聞いてみる。
「...見たいんですか?」
クララは上目遣いで聞いてくる、やはり心臓に悪い。
「...見たいけど。」
一応、返事をする。
「見たいなら、一旦部屋から出てもらっても良いですか?」
申し訳無さそうに、クララが話す。
「うん、分かった。」
鷹は部屋を出る。
(多分、可愛いだろうな)
そういえばと、鷹は隼也に聞いた事を思い出す。
(確か、女の子は信頼しない人を自室に入れないとかなんとか...!?)
今更思い出す、どうやらクララに信頼されているらしい。
なら、余計な事をしてはいけないだろう。
鷹は廊下に設置されている木製のベンチに座って、クララが着替え終わるのを待つのだった。 第三十八話終わり
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ギルマスと発着場に移動した鷹は、格納庫の前に立っていた。
ギルマスは機体の確認をするために、格納庫のなかにいる。
多分、そんなに時間は掛からないだろう。
鷹はかなり前に裏道の雑貨屋で買った指輪を見る。
なかなか綺麗な指輪なので、毎日のように付けている。
(そういえば、あの時クララに出会ったんだっけ?)
この世界に転移してから、どのくらいの時間を過ごしたのだろうか?
この世界は魔法やワイバーン等、面白い存在が多くある。
(今回の旅で、色々見て回りたいな。)
色んな国を見て回ろうと、鷹は決めた。
「鷹、確認が終わったぞ。」
背後からギルマスに声を掛けられる、静かに忍び寄ったのだろうか?
まぁ、早く終わったのは酒を飲みたいからのだろう。
「問題は無さそうですか?」
「あぁ、問題無い、戻ったら登録しよう。」
あれ、酒は飲まないのだろうか?
ギルマスに聞いてみる事にする。
「いや、流石に仕事中に酒は飲まない。」
「まぁそうですね、何時飲みます?」
「うーん、じゃあ冒険者カードを渡したあとで飲もうか。」
「分かりました、解散で良いですか?」
「あぁ、良いぞ。」
鷹は領主館へ、ギルマスはギルドへと向かっていった。
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ギルマスと別れた鷹は、クララが待っている領主館へ戻る。
領主館の外観は洋風で、館の回りをレンガの壁で囲われていいる。
まぁ、不審者に対する対策だろう、門の前にいる兵士さんに近付いていく。
最初は警戒していた様だが、僕だと分かったのだろう、警戒を解いた。
「お疲れさまです、クララに会いたいんだけど...」
「はい、クララ様は自室で待っているとのことです、どうぞ中へ。」
「有り難う、頑張ってね!」
門を抜けて、領主館の中に入る。
この館は玄関で靴を脱ぐ、この方式を貴族で採用した例は少ないらしい。
玄関を抜けて、中央の階段を上がり、二階に入る。
確か、クララの自室は執務室の隣だった筈だ。
自室の前に立った鷹は、ドアをノックする。
「えーと、来たよ。」
「はい、どうぞ。」
ドアを開けて、中に入る。
部屋の家具は青で統一されていて、いい感じだ。
少しタンスが膨らんでいる気がするが、気にしないことにする。
「えっと、そこに座ってください。」
部屋の中央にある円卓の近くのクッションに座る。
円卓は白で、その上から青の布が掛けられている。
「いい部屋だね、青が好きなの?」
「はい、そうです!」
「良いね、青系の服装ってあるの?」
気になったので、聞いてみる。
「...見たいんですか?」
クララは上目遣いで聞いてくる、やはり心臓に悪い。
「...見たいけど。」
一応、返事をする。
「見たいなら、一旦部屋から出てもらっても良いですか?」
申し訳無さそうに、クララが話す。
「うん、分かった。」
鷹は部屋を出る。
(多分、可愛いだろうな)
そういえばと、鷹は隼也に聞いた事を思い出す。
(確か、女の子は信頼しない人を自室に入れないとかなんとか...!?)
今更思い出す、どうやらクララに信頼されているらしい。
なら、余計な事をしてはいけないだろう。
鷹は廊下に設置されている木製のベンチに座って、クララが着替え終わるのを待つのだった。 第三十八話終わり