サンダーランド島 領主館執務室にて
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サンダーランド島の領主であるクルツは、とても気分が良い。
それは何故なのか...それは数日後にクララが帰って来るからだ。
(楽しみだな!)
クララの為ならどんなことも辛くない、クルツはそう思えた。
書類を素早く処理していると、ドアがノックされる。
「誰か?」
するとドアのむこうから返事が来る。
「ブッカーです、本土からの手紙をお持ちいたしました。」
ブッカーはクルツを影から支える人物で、危害を加える様な人ではない。
「良いぞ、入れ。」
入って良いいと言うと、ブッカーが部屋に入ってくる。
「それで、本土からの手紙の内容は何だ?」
「はい、どうやら彼らの件の用です。」
彼らとは達異世界人の事だ、手紙を読んでみると、確かに当たっていた。
「異世界人を本土に招待したい...成る程。」
「はい、予想ですが、我が国の味方に成って欲しいのかと。」
異世界人はこの世界の技術では再現できない武器を持っている場合がある。
過去には異世界人を敵に回して消えた国もある。
それを本土の上層部は警戒しているのだろう。
「まぁ、クララが帰って来るときに話して見よう。」
「そうですね、それが良いと思います。」
こうして、鷹を本土に招待する計画が始まったのだった。