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ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]

#37

[第三章 外遊編]第二十九話 試験飛行

メリダ島 予備格納庫にて
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クリスマスの翌日、鷹達は基地の予備格納庫に居た。
零式練習用戦闘機の試験飛行を行うためだ。
この機体はスト1や3とは始動方法が大きく異なるため、訓練を行うことになったのだ。
こう言う仕事は試験飛行隊の仕事のために、鷹と隼也が居るわけで、その鷹は操縦席で始動前の確認を行っている。
(燃料等は問題なし!)
始動前の準備を終えて、遂にエンジン始動だ。
「始動準備!」
機体の後方で待機していた整備兵に合図を送る。
整備兵は主翼の下にある穴にイナーシャハンドルを差し込んで、それを回し始める。
「点火ぁ!!」
整備兵の合図で操縦席近くの手動発電機で点火に必要な電気を確保して、始動用のペダルを踏む。
次の瞬間にプロペラが回転し始める、始動は成功だ。
(動翼確認...)
各種動翼に異常が無いことを確認して、暖気運転を開始する。
{隼也より鷹へ、誘導路への侵入許可が出たよ、そのまま離陸しろだってさ。}
「了解、では行ってくるね。」
ブレーキを解除して、機体を前進させる。
機体を滑走路に前進させた、後は離陸するだけだ。
左手で握っているスロットルレバーを奥に押すと、エンジンの轟音とともに機体は加速して行く。
慎重に操縦捍を手前に引くと、機体は機首を上空に向けて上昇して行く。
{Gがかかる急旋回は避けてね、下手すると墜落だから。}
零式練習用戦闘機は有人機、画面越しに操縦するスト1や3とは違う緊張感がある。
鷹は機体を左旋回させて、操縦感覚を確認する。
格闘戦でワイバーンに勝てるかは不明だが、スト1より高い旋回性能を持っていることは間違いなさそうだ。
戦闘機動訓練は後日行うため、今回は早めに機体を着陸コースに侵入させる。
航空機の着陸は[制御された墜落]と言われるほど、細心の注意が求められる。
スロットルレバーを手前に引いて、機体の速度を落とす。
ある程度速度を落としたらランティングギアを展開して、更にスロットルレバーを手間に引く。
元が艦載機として設計されていた零式練習用戦闘機は失速耐性はそこそこあるので、何とか機体を着陸させた。
{お疲れ様、格納庫前まで地上走行させてね。}
こうして、鷹の初飛行は何とか成功したのだった。                    第二十九話終わり

作者メッセージ

最後まで読んで下さり、有り難うございます。
機体の始動準備の描写は頑張ったつもりですが、分からない方もいるかも知れません。
今後、分かりやすい描写を出来るように頑張ります!
(12/25 文章の一部を修正しました。)

2024/12/24 21:04

草むしり大尉 ID:≫4pJjOS59qrbWI
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