ウォースパイト分遣隊[最新話に本サイトでの活動に関するお知らせあり]
メリダ島 飛行場にて
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その後、シュネー隊にエスコートされたソリはメリダ島に着陸した。
現在は格納庫の前でソリに不審物が無いかを確認されている。
「不審物はありません。」
基地警備隊の一人が目の前に居る司令に報告する。
「よし、君達はパーティーに戻っていいぞ。」
「ですが、司令の命が...」
警備隊の一人は司令に何かをされないかが心配らしい。
だが、目の前のサンタクロース協会の者はおっさんではなく、可愛らしい少女だ。
(まぁ、おっさんじゃあ萌えないからなあ...)
鷹は何となくだが、そんな気がした。
「...?」
サンタクロース協会の少女は不思議そうにこちらを見てくる、危害を加える事は無いだろう。
「だがね、今頃ケーキが放出されてるぞ? 本当に良いのか?」
その横で、司令は警備隊の一人に問いかける。
「分かりました...お前ら、走るぞ!!」
警備隊の皆さんは、パーティー会場に突撃を開始した。
「えっと、私はサンタクロース協会から派遣されました、クリスティです、宜しくお願いします!」
名前はクリスティと言うらしい、もしかしたら偽名かも知れないが...
「プレゼントは何でしょうか?」
隼也が待ちきれないのか、彼女に聞く。
「んー、確かせんとうき?だったハズです。」
(機体は何だろう?)
確かにソリには大きなコンテナが積まれているので、そこそこ大きい戦闘機なのだろう。
「いま出しますね...」
クリスティが魔法で扉を開けると、一機の戦闘機が現れる。
「A6M2-K、零式練習用戦闘機です!」
説明しよう! 零式練習用戦闘機は、あの有名なゼロ戦の座席を二つにした、練習戦闘機!
ゼロ戦の航続距離は最大3000キロで、打たれ弱い代わりに圧倒的な旋回性能を持つ戦闘機。
太平洋戦争中に旧日本海軍で終戦まで使われた。
と、いうものだ。
因みに画像は零式練習用戦闘機と検索すれば出てくるので、それを参考にしながら読み進めて欲しい。
(骨董品じゃないか....)
だが80年近く前のゼロ戦は鷹達が使うスト1等と比べると、余り活躍は出来なそうだ。
「むぅ、いいセンスだなぁ!」
隼也は戦闘機系のオタクなので、とても満足している。
「隊長、この骨董品の何処がいいんですか?」
「例えば、座席があるから何処かに出掛けられるよ?」
(確かに、スト1とかは無人戦闘機だから乗って何処かには行けないな、案外いい機体かも)
鷹は考え直して、いい戦闘機だと結論を出した。
「更に、特典をもう二つ用意しました!」
クリスティは何故か公国風のティーセットを二つ渡してきた。
「それはどんな液体でも出せるティーセットです、航空燃料も出せます!」
これは恐らく、開発者は使用者が航空燃料を出すとは考えては居なかったのだろう。
でもとても助かる、これで機材の燃料問題は解決したと考えて良いだろう。
「クリスティさん、素敵なプレゼントをありがとう!」
「どういたしまして、説明書は戦闘機に積んでありますので確認して下さいね?」
「えっと、これから次の配送?」
「いえ、ここが最後だったので、あとは本拠地に帰るだけです。」
「なら、コーヒーでも飲んで行きなよ、上空は寒いでしょ?」
下半身は肌がそこそこ出ていて、高度を上げると寒そうだ。
「では、お言葉に甘えて...」
その後、コーヒーを飲み終えたクリスティは、ソリで本拠地に向けて飛行していったのだった。 番外編終わり。
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その後、シュネー隊にエスコートされたソリはメリダ島に着陸した。
現在は格納庫の前でソリに不審物が無いかを確認されている。
「不審物はありません。」
基地警備隊の一人が目の前に居る司令に報告する。
「よし、君達はパーティーに戻っていいぞ。」
「ですが、司令の命が...」
警備隊の一人は司令に何かをされないかが心配らしい。
だが、目の前のサンタクロース協会の者はおっさんではなく、可愛らしい少女だ。
(まぁ、おっさんじゃあ萌えないからなあ...)
鷹は何となくだが、そんな気がした。
「...?」
サンタクロース協会の少女は不思議そうにこちらを見てくる、危害を加える事は無いだろう。
「だがね、今頃ケーキが放出されてるぞ? 本当に良いのか?」
その横で、司令は警備隊の一人に問いかける。
「分かりました...お前ら、走るぞ!!」
警備隊の皆さんは、パーティー会場に突撃を開始した。
「えっと、私はサンタクロース協会から派遣されました、クリスティです、宜しくお願いします!」
名前はクリスティと言うらしい、もしかしたら偽名かも知れないが...
「プレゼントは何でしょうか?」
隼也が待ちきれないのか、彼女に聞く。
「んー、確かせんとうき?だったハズです。」
(機体は何だろう?)
確かにソリには大きなコンテナが積まれているので、そこそこ大きい戦闘機なのだろう。
「いま出しますね...」
クリスティが魔法で扉を開けると、一機の戦闘機が現れる。
「A6M2-K、零式練習用戦闘機です!」
説明しよう! 零式練習用戦闘機は、あの有名なゼロ戦の座席を二つにした、練習戦闘機!
ゼロ戦の航続距離は最大3000キロで、打たれ弱い代わりに圧倒的な旋回性能を持つ戦闘機。
太平洋戦争中に旧日本海軍で終戦まで使われた。
と、いうものだ。
因みに画像は零式練習用戦闘機と検索すれば出てくるので、それを参考にしながら読み進めて欲しい。
(骨董品じゃないか....)
だが80年近く前のゼロ戦は鷹達が使うスト1等と比べると、余り活躍は出来なそうだ。
「むぅ、いいセンスだなぁ!」
隼也は戦闘機系のオタクなので、とても満足している。
「隊長、この骨董品の何処がいいんですか?」
「例えば、座席があるから何処かに出掛けられるよ?」
(確かに、スト1とかは無人戦闘機だから乗って何処かには行けないな、案外いい機体かも)
鷹は考え直して、いい戦闘機だと結論を出した。
「更に、特典をもう二つ用意しました!」
クリスティは何故か公国風のティーセットを二つ渡してきた。
「それはどんな液体でも出せるティーセットです、航空燃料も出せます!」
これは恐らく、開発者は使用者が航空燃料を出すとは考えては居なかったのだろう。
でもとても助かる、これで機材の燃料問題は解決したと考えて良いだろう。
「クリスティさん、素敵なプレゼントをありがとう!」
「どういたしまして、説明書は戦闘機に積んでありますので確認して下さいね?」
「えっと、これから次の配送?」
「いえ、ここが最後だったので、あとは本拠地に帰るだけです。」
「なら、コーヒーでも飲んで行きなよ、上空は寒いでしょ?」
下半身は肌がそこそこ出ていて、高度を上げると寒そうだ。
「では、お言葉に甘えて...」
その後、コーヒーを飲み終えたクリスティは、ソリで本拠地に向けて飛行していったのだった。 番外編終わり。