ウォースパイト分遣隊
第二話 前進基地
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メリダ島第一飛行場 基地食堂内
メリダ島は、仮想敵国に繋がる海峡に我が国の領土としては最も近い島で、島の飛行場は重要な前進基地だ。
5年ほど前から基地の拡張工事を開始して、第一飛行場は20機程の無人機を運用する基地に生まれ変わった。
小規模ではあるが、小型の艦艇が寄港出来る岸壁も作られた。
現在も工事は続いていて、第二飛行場の工事も進められている。
第一飛行場は運用する無人機は、様々な型がある。
哨戒隊のPQ1、3機 防空隊のMQ1B、9機、C型1機 攻撃隊のMQ1B1、7機 等、様々な機体がある。
そんな基地に、試験飛行隊の無人戦闘機が2機到着した。
「うーん、やはり主食は白米だなぁ」
と、着任後に昼食を頂いているテストパイロット、中田鷹(なかた よう)
飛行隊の2番機で、隊長の三木隼也(みき としや)とは現在別行動を取っている。
隊長は鷹よりもパイロット歴が長く、模擬空戦でも本気の隊長にはまだ勝てない。
明日の模擬空戦の予定を再確認していると、誰かが横に座ってきた。
誰だろうと戸惑っていると、向こうから話しかけて来た。
「君が試験飛行隊の2番機?」
「そうですが、何か用でしょうか?」
少し警戒する。
「いや、挨拶でもとね。」
「僕は哨戒隊の隊長だ、宜しくね。」
「どうも、よろしくお願いいたします。」
「僕は挨拶をしたかっただけから、安心していいよ。」
どうやら哨戒隊の隊長らしい、隊長なら人望がある人なのだろう。
安心して、会話を始める。
「君は、まだこの基地のことをあまり知らないでしょ?基地のことを一つだけ何でも教えるよ。」
ん?今なんでもって...?
本人が何でもと話したので、気になっていたことを話す。
「じゃあ...食堂のオススメを教えてくれますか?」
「うーん、色々あるけど、オススメは金曜のカレーかな。」
「カレーですか、良いですね!」
因みに今日は水曜日、帰るまでに食べることは出来そうだ。
「ありがとうございます、金曜に食べてみますね。」
「良かったね、じゃ僕は哨戒飛行任務に行ってくるよ。」
哨戒隊の隊長は去っていった。
入れ替わりに隊長が横に座る。
「鷹、部屋の荷物は片付けた?」
...食堂が気になって途中で食堂に行ってしまったことを思い出した。
「待って、話せば分かるから..!」
「問答無用ッ」
何処かの暗殺事件の台詞と共に、食堂を後にした。
第二話終わり
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メリダ島第一飛行場 基地食堂内
メリダ島は、仮想敵国に繋がる海峡に我が国の領土としては最も近い島で、島の飛行場は重要な前進基地だ。
5年ほど前から基地の拡張工事を開始して、第一飛行場は20機程の無人機を運用する基地に生まれ変わった。
小規模ではあるが、小型の艦艇が寄港出来る岸壁も作られた。
現在も工事は続いていて、第二飛行場の工事も進められている。
第一飛行場は運用する無人機は、様々な型がある。
哨戒隊のPQ1、3機 防空隊のMQ1B、9機、C型1機 攻撃隊のMQ1B1、7機 等、様々な機体がある。
そんな基地に、試験飛行隊の無人戦闘機が2機到着した。
「うーん、やはり主食は白米だなぁ」
と、着任後に昼食を頂いているテストパイロット、中田鷹(なかた よう)
飛行隊の2番機で、隊長の三木隼也(みき としや)とは現在別行動を取っている。
隊長は鷹よりもパイロット歴が長く、模擬空戦でも本気の隊長にはまだ勝てない。
明日の模擬空戦の予定を再確認していると、誰かが横に座ってきた。
誰だろうと戸惑っていると、向こうから話しかけて来た。
「君が試験飛行隊の2番機?」
「そうですが、何か用でしょうか?」
少し警戒する。
「いや、挨拶でもとね。」
「僕は哨戒隊の隊長だ、宜しくね。」
「どうも、よろしくお願いいたします。」
「僕は挨拶をしたかっただけから、安心していいよ。」
どうやら哨戒隊の隊長らしい、隊長なら人望がある人なのだろう。
安心して、会話を始める。
「君は、まだこの基地のことをあまり知らないでしょ?基地のことを一つだけ何でも教えるよ。」
ん?今なんでもって...?
本人が何でもと話したので、気になっていたことを話す。
「じゃあ...食堂のオススメを教えてくれますか?」
「うーん、色々あるけど、オススメは金曜のカレーかな。」
「カレーですか、良いですね!」
因みに今日は水曜日、帰るまでに食べることは出来そうだ。
「ありがとうございます、金曜に食べてみますね。」
「良かったね、じゃ僕は哨戒飛行任務に行ってくるよ。」
哨戒隊の隊長は去っていった。
入れ替わりに隊長が横に座る。
「鷹、部屋の荷物は片付けた?」
...食堂が気になって途中で食堂に行ってしまったことを思い出した。
「待って、話せば分かるから..!」
「問答無用ッ」
何処かの暗殺事件の台詞と共に、食堂を後にした。
第二話終わり
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