ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]
メリダ島 基地食堂内
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公国艦隊の撤退から二日後、真新しい食堂でパーティーが開かれていた。
12月ということでクリスマスパーティーである。
数年前から行われていて、色んなメニューが楽しめる。
過去に視察に来た高官にも好評だ。
このパーティーにはスクランブル待機要員以外は、皆参加している。
壇上に司令が登り、話始める。
「諸君、メリークリスマス!」
「(^q^)ワー」
「メリークリスマス!」
「クルシミマス...」
一部違うことを口にした兵士もいたが、司令は気にせずに喋り続ける。
「とにかく今夜は楽しもう、以上だ。」
「食べ方始め!」
司会の指示で皆は一斉に食べ始める。
バイキング方式なので、人気メニューは早い者勝ちだ。
争奪戦を以下に立ち回るかを考えないと、何も食べられない場合もある。
だが、力で奪うのは禁止とされている。
皆で仲良く、パーティーを楽しむ事が一番だ。
(まぁ、あいつらには申し訳ないな...)
司令はスクランブル待機をしている人に向けて、心の中で謝るのだった。
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同時刻 基地予備操縦装置室
「ケーキ食べたい...」
鷹がそう呟く。
パーティー当日のスクランブル待機になってしまったのは、シュネー隊だった。
今すぐにでもパーティー会場に突撃をしたいが、それはできない。
潜水艦が砲撃を仕掛けて来るかもしれいないからだ。
(まぁ、余りはあるよね?)
現地の争奪戦を知らない鷹は、そう考えていた。
{CICよりシュネー隊、聞こえるか? 不明機接近、スクランブルだ!}
「了解、緊急発進する。」
「シュネー1よりCICへ、これより滑走路へ移動、そのまま発進する。」
{了解、幸運を祈る。}
隼也が操縦するスト3の後方に続く形で鷹もスト1を前進させる。
「シュネー1よりシュネー2へ、後に続け。」
「シュネー2了解。」
シュネー隊は離陸して、不明機に接近していった。
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数分後、メリダ島近海上空
「シュネー1よりCICへ、不明機を目視した...?」
「なんだありゃあ...」
鷹と隼也は混乱した、それな何故か...
それは不明機がサンタクロースが乗るソリだったからだ。
三匹程のトナカイに牽引されて、飛行している。
{こちらCIC、どうしたシュネー隊 不明機の報告を求む。}
「シュネー1よりCICへ、不明機はサンタクロースが乗るソリだ。」
{...? 済まない、もう一度言ってくれ。}
「不明機はサンタクロースが乗るソリだ。」
{はぁ...?}
すると無線に不明瞭な声が割り込んできた。
{えっと...メリークリスマスです!}
少女の声だ、間違いない。
{サンタクロースとは君の事か?}
CICの担当官が質問する。
{はい、サンタクロース協会から派遣されました。}
「そんなものがあるのか...」
どうやら異世界では何でもありらしい。
(もしかしてプレゼント...?)
鷹は確信した、これはプレゼントを持ってきてくれたのだと。
「...プレゼントってあります?」
鷹は聞いた。
{えっと...ありますよ~}
どうやら本当にあるらしい。
{CICよりシュネー隊、ソリを基地にエスコートしろ、攻撃は禁止だ。}
「シュネー1よりCIC、良いのか?」
{バレなきゃ犯罪じゃあない、問題ないさ。}
「それって駄目ですよ!?」
{まぁいい、とにかくエスコートしろ、以上だ。}
こうしてシュネー隊にエスコートされて、サンタクロース協会のソリは基地に着陸したのだった。 前編終わり
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公国艦隊の撤退から二日後、真新しい食堂でパーティーが開かれていた。
12月ということでクリスマスパーティーである。
数年前から行われていて、色んなメニューが楽しめる。
過去に視察に来た高官にも好評だ。
このパーティーにはスクランブル待機要員以外は、皆参加している。
壇上に司令が登り、話始める。
「諸君、メリークリスマス!」
「(^q^)ワー」
「メリークリスマス!」
「クルシミマス...」
一部違うことを口にした兵士もいたが、司令は気にせずに喋り続ける。
「とにかく今夜は楽しもう、以上だ。」
「食べ方始め!」
司会の指示で皆は一斉に食べ始める。
バイキング方式なので、人気メニューは早い者勝ちだ。
争奪戦を以下に立ち回るかを考えないと、何も食べられない場合もある。
だが、力で奪うのは禁止とされている。
皆で仲良く、パーティーを楽しむ事が一番だ。
(まぁ、あいつらには申し訳ないな...)
司令はスクランブル待機をしている人に向けて、心の中で謝るのだった。
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同時刻 基地予備操縦装置室
「ケーキ食べたい...」
鷹がそう呟く。
パーティー当日のスクランブル待機になってしまったのは、シュネー隊だった。
今すぐにでもパーティー会場に突撃をしたいが、それはできない。
潜水艦が砲撃を仕掛けて来るかもしれいないからだ。
(まぁ、余りはあるよね?)
現地の争奪戦を知らない鷹は、そう考えていた。
{CICよりシュネー隊、聞こえるか? 不明機接近、スクランブルだ!}
「了解、緊急発進する。」
「シュネー1よりCICへ、これより滑走路へ移動、そのまま発進する。」
{了解、幸運を祈る。}
隼也が操縦するスト3の後方に続く形で鷹もスト1を前進させる。
「シュネー1よりシュネー2へ、後に続け。」
「シュネー2了解。」
シュネー隊は離陸して、不明機に接近していった。
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数分後、メリダ島近海上空
「シュネー1よりCICへ、不明機を目視した...?」
「なんだありゃあ...」
鷹と隼也は混乱した、それな何故か...
それは不明機がサンタクロースが乗るソリだったからだ。
三匹程のトナカイに牽引されて、飛行している。
{こちらCIC、どうしたシュネー隊 不明機の報告を求む。}
「シュネー1よりCICへ、不明機はサンタクロースが乗るソリだ。」
{...? 済まない、もう一度言ってくれ。}
「不明機はサンタクロースが乗るソリだ。」
{はぁ...?}
すると無線に不明瞭な声が割り込んできた。
{えっと...メリークリスマスです!}
少女の声だ、間違いない。
{サンタクロースとは君の事か?}
CICの担当官が質問する。
{はい、サンタクロース協会から派遣されました。}
「そんなものがあるのか...」
どうやら異世界では何でもありらしい。
(もしかしてプレゼント...?)
鷹は確信した、これはプレゼントを持ってきてくれたのだと。
「...プレゼントってあります?」
鷹は聞いた。
{えっと...ありますよ~}
どうやら本当にあるらしい。
{CICよりシュネー隊、ソリを基地にエスコートしろ、攻撃は禁止だ。}
「シュネー1よりCIC、良いのか?」
{バレなきゃ犯罪じゃあない、問題ないさ。}
「それって駄目ですよ!?」
{まぁいい、とにかくエスコートしろ、以上だ。}
こうしてシュネー隊にエスコートされて、サンタクロース協会のソリは基地に着陸したのだった。 前編終わり