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ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]

#32

第二十六話 帰投命令

メリダ島近海 撤退する公国艦隊上空
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撤退して行く敵艦隊に対して、ゴーレム隊は追撃戦に移ろうとしていた。
{CICよりゴーレム隊、作戦終了、帰投せよ。}
「ネガティブ、改造空母が健在だ、攻撃の続行を進言する。」
ゴーレム隊隊長、飛燕中尉は攻撃の続行を申し出る。
だが、CICはそれを認めなかった。
{司令の命令だ、従わない場合、あなたを拘束しなければならなくなる。}
「...了解、基地に帰投する、各機続け。」
追撃を中止して、編隊を組んだゴーレム隊は艦隊上空を離れる。
散発的に射撃をしてきていた敵残存艦艇も射撃を止め、アーガスと共に離脱して行く。
敵を全滅させる事は出来なかったことを悔やんだが、命令は命令、無視をしていい物ではない。
(いつかは、あの改造空母も沈めてやる...!)
ゴーレム隊の護衛を勤めていたシュネー隊も、後方を警戒しながら随伴している。
シュネー隊は二機だけの試験飛行隊、護衛は不十分ではないかと心配していたが、敵の反撃も無さそうだ。
だが、味方をやられた敵の復讐心がどれほど恐ろしいかを、この時は知らなかったのだった。
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同時刻 護衛中のシュネー隊
「隊長、微弱ながらもレーダーに反応あり、恐らくアーガスのワイバーンです。」
「了解、ゴーレム隊に通報する。」
「シュネー1よりゴーレム1へ、敵ワイバーン発艦を確認、現在は敵艦隊上空を旋回中。」
{現状では逃げ切れるのではないか?}
飛燕中尉は疑問に思ったのか、こちらに質問してくる。
「ですが、今後島への奇襲を警戒しなくてはなりません、対応は我々のみで十分です、あなたたちは待避を。」
隼也はゴーレム隊に対して、先に帰投してほしいと言う。
{...いや、二機だけでは不安だろう? 俺も参加する、CIC聞いてるんだろ? 許可を求む。}
{CICよりゴーレム1、対象は敵のワイバーンのみだ、敵残存艦艇への攻撃は禁止だ。}
{了解、弾薬切れの機体等、四機は先に帰投させる。}
{さてと、敵の航空戦力を全滅させるぞ!}
「あんまり無理はしないで下さいよ?」
一応隼也が注意する。
「敵機、こちらに向けて接近中、ヘッドオンだ。」
鷹はレーダーの情報を共有する。
「シュネー1よりゴーレム1、作戦を説明する、貴隊には止めをお願いしたい。」
あえてゴーレム隊に止めをお願いしたのは、全滅させることに拘る中尉への配慮だ。
{感謝する、作戦を説明してくれ。}
「作戦は...」                                 第二十六話終わり

作者メッセージ

最後まで読んで下さり、有り難うございます
改善点や、ここがよかった等の感想お待ちしてます。
(12/16 文章の一部を修正しました。)

2024/12/16 20:13

草むしり大尉 ID:≫4pJjOS59qrbWI
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