ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]
メリダ島 飛行場にて
___________________________________________________________________________________________________________
{糞、敵がすばしっこい、機関砲が当たらんぞ!}
{ワイバーンが何だ、俺が殺ってやる!!}
メリダ島に奇襲を仕掛けてきたワイバーン群は、波状攻撃を仕掛けてきた。
第一波の撤退から直ぐに、第二波が襲来した。
地上設置型のMk1は多数が破壊され、Mk2も破壊されつつある。
対空車両のタイ車を展開して凌いでいるが、あと二回仕掛けられたら全車両が破壊されるだろう。
タイ車はワイバーンの機銃掃射に耐えていたが、給弾作業を車外に出て行わなければいけなかった。
その為、一部の車両ではそこを狙われて戦死した装填手もいるようだった。
上空には第一波襲来時に緊急発進した防空隊、メイジ隊の四機が現在も敵ワイバーンと交戦している。
四機はミサイルは急旋回で回避される事を想定して、外部機銃をパイロン(兵装装着金具)に搭載している。
だが予想以上に敵の機動性が高く、攻撃は回避されている。
時間をかければ撃墜出来るようだが、失速時を狙われて四機のうちの一機が撃墜されている。
正に多勢に無勢、一撃離脱で対応しているが、長くは持たないだろう。
だが、いま着陸させれば地上で破壊されてしまう。
今からシュネー隊はメイジ隊を援護するために外部装着式のロケットモーターで格納庫から直進して、離陸する。
隼也は装甲で防御された予備操縦装着室から、迎撃機を放とうとしていた。
鷹は今こちらに向かっているので、機体の起動は済ませてある。
その気になれば今からでも二機で離陸できる状態だ。
「お待たせ!、機体は?」
「既に起動済、装備は機銃満載だよ。」
「了解、同時に離陸を?」
「それでいこう...こちらシュネー隊、これより離陸を開始する。」
{CIC了解、離陸したらロケットモーターで急上昇しろ、幸運を祈る。}
「シュネー1、ロケットモーター点火ッ」
白煙を引きながら、シュネー隊の一番機が離陸する。
間を開けずに、鷹が操縦する二番機も離陸した。
上空のワイバーンは撃墜を試みたようだが、速度はこちらが上だ。
そのワイバーンを目掛けて、メイジ隊の三機が急降下、二機を撃墜する。
残りのワイバーンは十機程、なんとか撃退することは可能だろう。
「シュネー1より2、格闘戦は避けろ、サッチウェーブ戦法で仕掛ける。」
「シュネー2、ラジャー。」
サッチウェーブ戦法とは一機が敵機に一撃離脱を仕掛けて、その直後にもう一機が一撃離脱を仕掛けると言う戦法だ。
その戦法で、次々に敵機を撃墜する。
敵は勝てないと考えたのか、基地上空から退避を試みる。
だがタイ車の支援射撃で、更に一機が撃墜される。
最終的に離脱できたのは3機だけだった。
{シュネー隊、よくやった!}
{恩に着るぜ、ありがとよッ}
{万歳、万歳!}
基地の皆も喜んでいる。
{CICよりシュネー隊、メイジ隊を先に着陸指させる、シュネー隊はそのあとに着陸せよ。}
「シュネー1了解、ミッションコンプリート、RTB。」
基地は多少の損害を被った物の、最悪の事態は回避されたのだった。 第二十三話終わり
___________________________________________________________________________________________________________
{糞、敵がすばしっこい、機関砲が当たらんぞ!}
{ワイバーンが何だ、俺が殺ってやる!!}
メリダ島に奇襲を仕掛けてきたワイバーン群は、波状攻撃を仕掛けてきた。
第一波の撤退から直ぐに、第二波が襲来した。
地上設置型のMk1は多数が破壊され、Mk2も破壊されつつある。
対空車両のタイ車を展開して凌いでいるが、あと二回仕掛けられたら全車両が破壊されるだろう。
タイ車はワイバーンの機銃掃射に耐えていたが、給弾作業を車外に出て行わなければいけなかった。
その為、一部の車両ではそこを狙われて戦死した装填手もいるようだった。
上空には第一波襲来時に緊急発進した防空隊、メイジ隊の四機が現在も敵ワイバーンと交戦している。
四機はミサイルは急旋回で回避される事を想定して、外部機銃をパイロン(兵装装着金具)に搭載している。
だが予想以上に敵の機動性が高く、攻撃は回避されている。
時間をかければ撃墜出来るようだが、失速時を狙われて四機のうちの一機が撃墜されている。
正に多勢に無勢、一撃離脱で対応しているが、長くは持たないだろう。
だが、いま着陸させれば地上で破壊されてしまう。
今からシュネー隊はメイジ隊を援護するために外部装着式のロケットモーターで格納庫から直進して、離陸する。
隼也は装甲で防御された予備操縦装着室から、迎撃機を放とうとしていた。
鷹は今こちらに向かっているので、機体の起動は済ませてある。
その気になれば今からでも二機で離陸できる状態だ。
「お待たせ!、機体は?」
「既に起動済、装備は機銃満載だよ。」
「了解、同時に離陸を?」
「それでいこう...こちらシュネー隊、これより離陸を開始する。」
{CIC了解、離陸したらロケットモーターで急上昇しろ、幸運を祈る。}
「シュネー1、ロケットモーター点火ッ」
白煙を引きながら、シュネー隊の一番機が離陸する。
間を開けずに、鷹が操縦する二番機も離陸した。
上空のワイバーンは撃墜を試みたようだが、速度はこちらが上だ。
そのワイバーンを目掛けて、メイジ隊の三機が急降下、二機を撃墜する。
残りのワイバーンは十機程、なんとか撃退することは可能だろう。
「シュネー1より2、格闘戦は避けろ、サッチウェーブ戦法で仕掛ける。」
「シュネー2、ラジャー。」
サッチウェーブ戦法とは一機が敵機に一撃離脱を仕掛けて、その直後にもう一機が一撃離脱を仕掛けると言う戦法だ。
その戦法で、次々に敵機を撃墜する。
敵は勝てないと考えたのか、基地上空から退避を試みる。
だがタイ車の支援射撃で、更に一機が撃墜される。
最終的に離脱できたのは3機だけだった。
{シュネー隊、よくやった!}
{恩に着るぜ、ありがとよッ}
{万歳、万歳!}
基地の皆も喜んでいる。
{CICよりシュネー隊、メイジ隊を先に着陸指させる、シュネー隊はそのあとに着陸せよ。}
「シュネー1了解、ミッションコンプリート、RTB。」
基地は多少の損害を被った物の、最悪の事態は回避されたのだった。 第二十三話終わり