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サンダーランド島　ラーメン屋

注文をして少し待つと、店員さんが料理を持ってきた。
「味玉ラーメンです、カツ丼は次にお持ちします。」
クララと往人さんの前に注文した味玉ラーメンが置かれる。
(次は味玉ラーメンかな)
鷹はそう決めた。
「はい、カツ丼と、お持ち帰りのチャーハンです。」
丼に大きなカツと、その下にはタレが染み込んだ白米がある。
「美味しそうです！」
「そうだな、これは間違いない。」
クララ達も大丈夫そうだ。
「それじゃあ、頂きます。」
「頂きますっ」
「頂きます。」
三人で手を合わせて、料理に箸を伸ばした。
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鷹はカツを箸で持ち上げる。
分厚いカツで、衣もカリカリだ。
(どんな味かな?)
カツを口に運ぶ。
カツに染み込んだタレで味は濃い、白米がどんどん少なくなっていく。
白米の量に注意して食べ続ける。
一緒に付いてきた味噌汁も食べてみる。
味噌汁の具はアサリとワカメだ。
食べてみると、だしが効いていて、これも美味しい。
更に、値段も安い。
(確か、大銀貨2枚と銀貨1枚だったはず。)
日本円だと1100円、味玉ラーメンも単品で750円。
(安いし美味しい、最高のお店だ...!)
確かに安いので、混むのも納得だ。
店内には迷い混んだ観光客も少しだけ居るようだ。
その観光客達も、美味しそうに料理を食べている。
あっという間に丼は空になったので、味噌汁も食べきる。
「美味しかったですね！」
「だな、この安さでこの満足感、いい店だ。」
クララ達も満足した用だ。
ラーメンの器は空になっている。
「それじゃあ、ご馳走さまでした。」
「ご馳走さまでしたっ」
「ご馳走さまでした！」
手を合わせて、会計をするためにレジに向かう。
「はい、合計は大銀貨５枚（２５００円）です。」
「はい、大銀貨５枚でお願いします。」
「はい、丁度ですね、有難うございました！」
「美味しかったです、また来ます！」
店を出る。
店の前には長い列が出来ていて、店の人気さが伺える。
「往人さんはこの町に滞在するんですか？」
気になったので聞いてみた。
「そうだな...ドレッドノートはバイト募集してるみたいだから、応募してみるよ。」
「そうですか、なら、また会えますね！」
笑顔でクララが言う。
「そうだな、島を離れるときは一言いってからだな。」
「そうですね、じゃあ、お金渡しときますね、ご飯と寝床は確りしないと、風邪引きますよ？」
少し心配だったので、大銀貨を１０枚ほど渡しておく。
「サンキュ、それじゃあ、またな。」
「お元気で！」
「また会いましょうね！！」
「...それじゃあ、館に帰ろうか。」
「はい！」
こうして、鷹はクララとの外出を終えたのだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第十九話終わり