ウォースパイト分遣隊[祝、閲覧1200達成!]
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サンダーランド島 古本屋
ちょうどお昼のサンダーランド島、出店は観光客で賑わっている。
鷹は店主のラスティに地球の話を教えて、店を出た。
「鷹さん、島の美味しいお店を案内しますね。」
「どんな店が良いですか?」
クララは鷹の食べたいものを選ぶらしい。
「うーん、じゃあ安いラーメン屋で。」
(そもそもこの世界にラーメン屋はあるのかな?)
決めたあとに、鷹は気づいた。
「らーめん? 何ですか、それ?」
「うーん、知らない?」
「はい、館では食べたことは無いですね。」
まぁ貴族がラーメンを食べるイメージは無いし、あったとしても上品に食べることは無理だろう。
「近くの人に聞いてみるか...」
丁度近くを通りかかった男性に声を掛ける。
声をかけてから、鷹は後悔した。
如何にも異世界人で、ポケットには薄汚れた人形が突っ込まれている。
しかも空腹なのか、ふらふらしていた。
「ラーメンセット一つ...」
(なんだこの人...)
何処かのゲームで見たような人の気がしたが、気にしないことにする。
「あの...」
「腹減った...」
どうやら、腹が減ってどうしようも無いらしい。
「ほっとけないな...お兄さん、ラーメン一緒に食べにいく?」
(キュピーン!)
鷹の声に反応して、目が合う。
多少目付きが怖い気もするが、悪人では無さそうだ。
「マジか?」
「そのままじゃあ倒れちゃいそうですから...」
「そうですよ、ほっとけません。」
クララも同意見のようだ。
「じゃあ、お言葉に甘えて...俺は国崎往人、宜しくな。」
「中田鷹です、宜しく。」
「私はクララ、島の案内なら任せて!」
鷹とクララは謎の旅人とともに、ラーメン屋を目指して歩き出すのだった。 第十七話終わり
サンダーランド島 古本屋
ちょうどお昼のサンダーランド島、出店は観光客で賑わっている。
鷹は店主のラスティに地球の話を教えて、店を出た。
「鷹さん、島の美味しいお店を案内しますね。」
「どんな店が良いですか?」
クララは鷹の食べたいものを選ぶらしい。
「うーん、じゃあ安いラーメン屋で。」
(そもそもこの世界にラーメン屋はあるのかな?)
決めたあとに、鷹は気づいた。
「らーめん? 何ですか、それ?」
「うーん、知らない?」
「はい、館では食べたことは無いですね。」
まぁ貴族がラーメンを食べるイメージは無いし、あったとしても上品に食べることは無理だろう。
「近くの人に聞いてみるか...」
丁度近くを通りかかった男性に声を掛ける。
声をかけてから、鷹は後悔した。
如何にも異世界人で、ポケットには薄汚れた人形が突っ込まれている。
しかも空腹なのか、ふらふらしていた。
「ラーメンセット一つ...」
(なんだこの人...)
何処かのゲームで見たような人の気がしたが、気にしないことにする。
「あの...」
「腹減った...」
どうやら、腹が減ってどうしようも無いらしい。
「ほっとけないな...お兄さん、ラーメン一緒に食べにいく?」
(キュピーン!)
鷹の声に反応して、目が合う。
多少目付きが怖い気もするが、悪人では無さそうだ。
「マジか?」
「そのままじゃあ倒れちゃいそうですから...」
「そうですよ、ほっとけません。」
クララも同意見のようだ。
「じゃあ、お言葉に甘えて...俺は国崎往人、宜しくな。」
「中田鷹です、宜しく。」
「私はクララ、島の案内なら任せて!」
鷹とクララは謎の旅人とともに、ラーメン屋を目指して歩き出すのだった。 第十七話終わり