第十四話　鷹の護衛任務
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サンダーランド島　領主館

クララに教えて貰った言語は、思ったより簡単だった。
ひらがなの言うなものを50個程覚えると、次は発音、これも比較的に簡単だった。
この勉強会で鷹は2週間程で話すことが出来るようになった。
結局勉強会は隼也や砲術長達も参加するようになって、上陸組は島の住民とも会話が出来るようになった。
今日はクルツから呼び出されたので、執務室に向かっていた。
「何だろう...?」
何となく、何かを頼みたいことは予想出来た。
部屋の前に到着して、ドアをノックした。
「鷹です、入室して良いでしょうか？」
「鷹か、入って良いぞ。」
ドアを開けて、執務室に入室する。
「済まない、鷹に頼みたいことがあるんだ。」
クルツが申し訳なさそうにお願いをしてくる。
「もしかして、クララ関係ですか？」
「あぁ、彼女は古本屋で本を買うんだが、クララは誘拐されかけただろう。」
「それで暫く行かせないようにさせていたんだが...もうそろそろ行かせろとお願いしてくるんだ。」
「成る程...つまり、彼女の護衛をしてほしいってことですか?」
恐らく、その筈だ。
「あぁ、お願い出来るか？」
鷹は予定もないし、隼也の許可が出れば可能と結論をだす。
「隊長の許可が出れば出来ます。」
これは領主からのお願い、隊長も断ることはないはずだ。
「助かる、この件はクララに伝えておく。」
「分かりました。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第十四話終わり