「ざ ま ぁ み ろ で す 。」







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夕方の電車に乗り込む。

……。やはり平日だから人は少ないか。

前に陽キャが居るから座らない？

はっ。くだらない、私はそんな事気にしませんが？

でも、目の前に座っていても私の事は見えてないみたいですね

ラッキー。ゆっくりできるじゃないですか

陽キャの死角で、スマホとにらめっこ。

「w。見てこれ！エグくない？」

「マジだwやばw」

「……。でさあw」

そんな騒いで、周りに迷惑かかっている事、気づいていないんでしょうね。

ほんと、可哀想な人達

群れてる奴らは大体フェイク野郎ですよ。

「ｷﾞﾛｯ」

「……。何か見られてるwキモっ」

「もしかして……w羨ましいんじゃない？」

「えーw可哀想だよー、w」

哀れですね？

私はぼっちでも行けますが？

ダサいですね、

まぁどうせ、こんな私と仲良くなりたがる人なんか……、ね　
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「今戻りました。」

「おお、ヨーメイお帰り」

「ん？なんか良い匂いがしますね」

「あぁ、今ちょうどカレーを作っていた最中なんだ。良かったらヨーメイも食べていかないか？」

「えっ！！良いんですか？じゃあ遠慮なく……」
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「んん！美味しいです！！」

「[小文字]良かったな笑[/小文字]」

「うるさいです。カゲチヨっ。ﾎﾞｶｯ」

カゲチヨの脛を蹴る

「痛ってー！！！酷くね！？」

「もー、カゲが変な事言うからでしょー？」

「へいへい」

「あ、シディおかわり！！」

「はっ！？何回目だよ、お前！！」

「何回目って……、1、2……3、……4？」

「めっちゃ食ってんじゃねーか！！」
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いろいろ話して、私とシディさんで片付ける事になりました。

「……。あの、」

「？、どうしたんだヨーメイ」

「なんで、そんな私に優しくしてくれるんですか？」

「なんで、と言われても俺からは言う事はないぞ。」

「？？」

こんな中身も、顔もダメな、[漢字]陰キャ[/漢字][ふりがな]失敗作[/ふりがな]なのに

けど、そんなシディさんに惹かれたんでしたよね

「……。今日は帰ります。ありがとうございました」
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