「でもさー、瀬川先生？の意見が正しいならさ、私たちもゲームの中から出てきて”ハイパースーパーマーン”もゲームの中のゲームから出てきたってことでしょ？」
様子をうかがっていた真帆ちゃんが頭のこんがらがることを言ってきた。
まあ、要するにこんなことあり得るのか。って言っているわけだね。
「確かにそうだね。でも僕たちがゲームから出てきているっていう時点で何が起きてもおかしくないと、”僕は”思うよ」
美月君も参戦してきたか。
いや待てよ、今こんなことしても意味なくない？
もちろん、美月君たちが帰れるようにするのも大事だけど。
話し合いだけで解決はできそうにない。
「私、気付いたんです。この家ごとこの世界に来たということは、この家から離れればいいんじゃないですか？」
お母さん達がぽかんとした表情でこちらを見ている。
待て待て。今説明するから。
「私の家で一緒に住みませんか？」
よく言ったぞ！瀬川莉央！！！