魔法少女は照らされたい/照らしたい
テラル視点
メル「[太字][漢字]人間解体[/漢字][ふりがな]今までありがとう[/ふりがな][/太字]」
光が…
このままだと私もルリラも死んじゃう。
…ふたりで死んだら、向こうの思うつぼじゃないかな…
だって人間の弱さが邪魔で消そうとしてるんでしょ?
さっき話して思ったけど、
ルリラの弱さって、未練って私なんじゃないかな。
じゃあ…
ルリラ「…っ!!!」
テラル「…ルリラ!!」
ドンッ
ルリラ「…え?」
まぶしいひかりの外に、ルリラが私に突き飛ばされる。
テラル「ルリラは私の分まで」
テラル「ぜったいに生きてね。」
ルリラ「…嫌だ!嫌だよ照ちゃん!!」
テラル「私も嫌。」
テラル「でも…照らされたかった私を照らしてくれてありがとう。」
ルリラ「…こっちも!!照らさせてくれて…!!」
テラル「だいすきだったよ」
つめたいひかりが私を壊す。
最期に見るのが貴女でよかった。
だって瑠璃ちゃん。あなたは私の[太字]唯一のお友達[/太字]だから。
精一杯、生きてね。
そして…
いつまでも私を照らした光のままでいてね。
[水平線]
ルリラ視点
ルリラ「あ…あ…」
メルはいない。一緒に爆ぜたんだろう。
テラルの無惨な姿が無かったのだけが救いだ。
目の前にはただ、割れたステッキがある。
ルリラ「…照ちゃあん…」
壊れたピンクの星のステッキに、ぽたりぽたりと涙が落ちる。
ルリラ「…[太字]照らせてよかったよ…[/太字]」
こんなアタシの光でも、ありがとうって言ってくれるのね。
ルリラ「…照ちゃん、ありがとう」
ルリラ「[太字]おやすみ…。[/太字]」
[水平線]
「1068番!!ぼーっとするな!!!」
「はーい。」
キレてるキレてる。カルシウム足りないんじゃないの?
アタシは今、13歳になりました。
名前は瑠璃・・・だったんだけど、今は1068番。
何でって?
[太字]今ね、親と弟を殺した罪を償ってるの。[/太字]
16歳になるまでは少年院だって。
まぁ、こんなもので済んでよかった。って言ったらあれだけど。
アタシここを出たら、アニメ制作会社で働きたいな。
殺人前科付きの奴を雇ってもらえたらだけどね。
そして魔法少女のアニメを作るんだ。
ルリラ「…照ちゃんや希海ちゃんは元気にしてるかな。…もう転生できたかな」
きっと照ちゃんも、希海ちゃんも。別の誰かとして幸せに生きてるはずだよね。
また会えないかな。
あ、アタシたちのステッキは、アタシの実家に置いてきたよ。
無事に釈放されたら取りに行こうと思ってね。
今から楽しみになってきちゃった。
「コラ!!1068番!!」
「はーい。ごめんなさい」
いつまでも照ちゃんを胸に。
今度はちゃんと、「魔法少女」が、皆を照らせますように。
メル「[太字][漢字]人間解体[/漢字][ふりがな]今までありがとう[/ふりがな][/太字]」
光が…
このままだと私もルリラも死んじゃう。
…ふたりで死んだら、向こうの思うつぼじゃないかな…
だって人間の弱さが邪魔で消そうとしてるんでしょ?
さっき話して思ったけど、
ルリラの弱さって、未練って私なんじゃないかな。
じゃあ…
ルリラ「…っ!!!」
テラル「…ルリラ!!」
ドンッ
ルリラ「…え?」
まぶしいひかりの外に、ルリラが私に突き飛ばされる。
テラル「ルリラは私の分まで」
テラル「ぜったいに生きてね。」
ルリラ「…嫌だ!嫌だよ照ちゃん!!」
テラル「私も嫌。」
テラル「でも…照らされたかった私を照らしてくれてありがとう。」
ルリラ「…こっちも!!照らさせてくれて…!!」
テラル「だいすきだったよ」
つめたいひかりが私を壊す。
最期に見るのが貴女でよかった。
だって瑠璃ちゃん。あなたは私の[太字]唯一のお友達[/太字]だから。
精一杯、生きてね。
そして…
いつまでも私を照らした光のままでいてね。
[水平線]
ルリラ視点
ルリラ「あ…あ…」
メルはいない。一緒に爆ぜたんだろう。
テラルの無惨な姿が無かったのだけが救いだ。
目の前にはただ、割れたステッキがある。
ルリラ「…照ちゃあん…」
壊れたピンクの星のステッキに、ぽたりぽたりと涙が落ちる。
ルリラ「…[太字]照らせてよかったよ…[/太字]」
こんなアタシの光でも、ありがとうって言ってくれるのね。
ルリラ「…照ちゃん、ありがとう」
ルリラ「[太字]おやすみ…。[/太字]」
[水平線]
「1068番!!ぼーっとするな!!!」
「はーい。」
キレてるキレてる。カルシウム足りないんじゃないの?
アタシは今、13歳になりました。
名前は瑠璃・・・だったんだけど、今は1068番。
何でって?
[太字]今ね、親と弟を殺した罪を償ってるの。[/太字]
16歳になるまでは少年院だって。
まぁ、こんなもので済んでよかった。って言ったらあれだけど。
アタシここを出たら、アニメ制作会社で働きたいな。
殺人前科付きの奴を雇ってもらえたらだけどね。
そして魔法少女のアニメを作るんだ。
ルリラ「…照ちゃんや希海ちゃんは元気にしてるかな。…もう転生できたかな」
きっと照ちゃんも、希海ちゃんも。別の誰かとして幸せに生きてるはずだよね。
また会えないかな。
あ、アタシたちのステッキは、アタシの実家に置いてきたよ。
無事に釈放されたら取りに行こうと思ってね。
今から楽しみになってきちゃった。
「コラ!!1068番!!」
「はーい。ごめんなさい」
いつまでも照ちゃんを胸に。
今度はちゃんと、「魔法少女」が、皆を照らせますように。