【活動六か月記念参加型】意識回復救援隊
サアキ「うぅ…お前のせいだぞ、アカシックレコードめ…」
アカシア「あだ名おかしくないか??」
会議終わりの無機質な廊下に、白衣を身に纏った2人の足音が響く。
アカシア「まぁ、今回は楽だろ。意識はもう戻ってるみたいだし。」
サアキ「そうだね。戻ってないと色々めんどくさいし…」
渡された紙に目を通し、患者の病室を探す。
アカシアに後ろから紙を覗かれ、サアキは悪魔のような笑みを浮かべる。
サアキ「お前無駄にでかいんだから後ろから覗くなボケ」
アカシア「あ、すまん…」
どうやらサアキは身長を気にしているらしい。
確かに148cmと同年代にしては低い。
アカシア「おい、部屋通り過ぎてるぞ!」
サアキ「あれ…?って、ほんとだ!!!!」
アカシア「さすが方向音痴。あ、数学音痴と普通の音痴もあったか」
サアキ「テメェ干すぞ」
物騒なことを呟きながら扉を開ける。
まず最初に目に入ったのが、空のベット。
その次に目に入ったのが、窓に登ろうと四苦八苦している患者の姿だった。
サアキ「うわぁぁぁぁ!!!!!」
アカシア「早まるなぁぁぁぁ!!!!!」
そう声をあげ、彼女の細い体を掴み、ベットに押し戻す。
「うるさ…」
迷惑そうに言った彼女は、猫のような容姿をしていた。
サアキ「あ…ごめん!ちょっとびっくりして…」
「…ちょっとじゃないでしょ。なんで邪魔するの?」
アカシア「誰だって目の前で人が死んだら嫌でしょーが!!!」
騒がしい2人に痺れを切らし、彼女は毛布に引きこもる。
サアキ「瀬々等木璃由さんで合ってる?」
「…そうだけど。」
アカシア「俺らは瀬々等木さんの主治医だ。俺が鈴蘭台アカシアで、この派手髪が風波サアキ。」
サアキ「派手髪て。よろしく!」
「わかった。早く帰って。」
サアキ「えぇ!?なんで!?」
「…ほっといて…」
そういう璃由の声がなんだか震えているように感じて、サアキたちはそっとしておくことにした。
アカシア「わかった。帰るわ…っと、窓は鍵かけていくからな。」
手持ちの鍵で窓を閉め、部屋を後にした。