【活動六か月記念参加型】意識回復救援隊
ホールのような大きな部屋に、8人が集められている。
その中にはサアキやラノ、アモの姿もあった。
「おっほん!」
わざとらしい咳払いが聞こえ、ザワザワしていた部屋が静まる。
ホールの大きな扉から、三人の男女が現れた。
「え〜と、みんな揃ってる?」
黒髪黒目、ポニーテールにピアスといった容姿の女性。
「欠席が多いようなので出欠を取ります。」
ブルーグレーのクラゲヘアに、紫色の瞳の美少女。
「最近欠席多いな〜」
青髪をまとめていて、黄色の目とメガネが特徴的な童顔の少年。
この三人は、『意識回復救援隊』の上層部だ。
『意識回復救援隊』とは、生と死の狭間を彷徨っている人間たちをサポートする仕事である。
本人の意の向くままにしかサポートできないので、必ずしも生きる方向に救えるとは限らない。
それでも意識のない人たちが1人で悩むことがないよう、サポートしなくては行けない。
「それでは出席を確認します。闇月レイ!」
クラゲヘアの美少女に名前を呼ばれる。
「はいは〜い」
青眼、白髪ストレートの男性だ。
ふああ、とあくびをし「眠い…」とぼやいている。
「炎夏ノエル隊長!」
「はぁ〜い!」
勢いよく手を挙げ、ポニーテールを揺らす。
「鬼宮ラノ!」
ラノ「はい!」
「御所野ラル!」
「は〜い!」
黒髪ウルフに黄色のぱっちり目、ほくろと大振りな菊の髪飾りが特徴。
元気なムードメーカーという印象だ。
「鷹島ミヤビ!」
「はい!」
黒髪センターパートに切長の瞳、小さなペンダント。
出身は関西だそうだ。
「弛夢琳アモ!」
アモ「は〜〜〜〜い〜!」
サアキ「長くね?」
アモ「いや?」
「非勇レン副隊長!」
「お、はい!!」
THE・陽キャの兄貴属性。黒縁の眼鏡が特徴的である。
「風波サアキ!」
「はい!」
「鈴蘭台アカシア!」
「はい!!!」
茶目、茶髪のウルフカットにコンタクト。耳にピアスをつけた少年。
サアキと幼馴染のようで、しょっちゅう話しては笑っている。
「で、最後に…副隊長、夜月シヅハ。出席十名、欠席五名。以上!」
クラゲヘアを揺らし、ノエルの横につく。
ノエル「それでは、第142回会議を始めます!レンさん、書記お願いします!」
レン「はい!」