【活動六か月記念参加型】意識回復救援隊 ※まだまだ募集中
冷たい病室。
ベットの上に横たわっているのは___ついさっき意識が戻った病人だ。
「[漢字]要[/漢字][ふりがな]かなめ[/ふりがな]!あぁ、よかった!意識が戻ったのね!」
病人の手を取り涙を流しているのは、彼の母親と見られる人物だ。
「…かぁ、さん?」
弱々しく答える彼を見て、母親はさらにむせび泣く。
この世にこんな幸せがあってもいいのだろうか、という表情で。
医者は口々に「奇跡です」という。
その奇跡に、たくさんの人々が携わっているとは知らずに。
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