生きるまでにしたい100のこと
「それでは、お乗りください」
案内されて、2人で赤いゴンドラの中に入る。
「犀さん、最後に観覧車選ぶなんて…」
「なんだよ」
「意外とロマンチストっていうか…ベタなことするよねぇ」
「乗ってみたかったんだよ」
天界にはこんな場所ない。
男だけだから、いろいろと酷いしな。
[太字]ガコンッッ[/太字]
「うわっ」
「動いたぁ~っ!!」
「これって何分くらいかかるんだ?」
「ん~、この観覧車は大きいし、1時間くらいじゃない?」
1時間も、コイツと密室…
(って、別にいいだろっ、何考えてんだ…俺は)
吉良はもう死んでるし、俺は死神。
俺はコイツのお世話係だ。
「だんだん上がってきたね~っ!!」
「そうだな」
歩いている人間がみんな小さく見える。
「なんか、ちょっと偉くなった気分だね!!」
「悔しいが、ちょっと分かるな…」
「頂上いったら写真とろ!!」
「分かった」
外をなんとなく眺める。
吉良はさっきから、目を輝かせている。
(おもしろ…)
後半、俺はほぼ吉良を見ていた。
「もうすぐ頂上~っ!!!犀さん、写真撮るから隣座ってっ」
「…おう」
吉良の隣に座って、スマホを持つ。
「もっと寄らないと顔半分になっちゃうよ!!!」
「怖いこと言うな」
吉良に寄って、写真を撮る。
「あははっ!2人とも半目だ~っ!いい写真だねぇ」
「どこがだよ!」
「写真って、まぁ写りがいいのも大事だけど、その「空気」が伝わるのも、いいい写真だと思う。どんなに可愛くても、一緒に映ってる人と距離があったら伝わらないし…」
吉良は、さっきの写真を俺に見せる。
「でもさ、2人とも変な顔だけど、すっごく近くて、笑ってるよ。それだけで、いいと思うな~」
「…ちょっとカッコいい…」
「ふふっ!名言だね、今の!!」
「自分で言うとカッコ悪い」
「はぁ!?」
「ふーっ!楽しかったぁ」
「疲れたな…」
吉良は、帰る前に着ぐるみのマスコットキャラクターと握手をして写真を撮っていた。
「帰るぞ」
「はーいっ」
「いや~、今日も最っ高に楽しかったね!」
「遊園地…まぁ、悪くないな」
「素直じゃないなぁ」
「うるせ」
[太字]残り 97日 93個[/太字]
案内されて、2人で赤いゴンドラの中に入る。
「犀さん、最後に観覧車選ぶなんて…」
「なんだよ」
「意外とロマンチストっていうか…ベタなことするよねぇ」
「乗ってみたかったんだよ」
天界にはこんな場所ない。
男だけだから、いろいろと酷いしな。
[太字]ガコンッッ[/太字]
「うわっ」
「動いたぁ~っ!!」
「これって何分くらいかかるんだ?」
「ん~、この観覧車は大きいし、1時間くらいじゃない?」
1時間も、コイツと密室…
(って、別にいいだろっ、何考えてんだ…俺は)
吉良はもう死んでるし、俺は死神。
俺はコイツのお世話係だ。
「だんだん上がってきたね~っ!!」
「そうだな」
歩いている人間がみんな小さく見える。
「なんか、ちょっと偉くなった気分だね!!」
「悔しいが、ちょっと分かるな…」
「頂上いったら写真とろ!!」
「分かった」
外をなんとなく眺める。
吉良はさっきから、目を輝かせている。
(おもしろ…)
後半、俺はほぼ吉良を見ていた。
「もうすぐ頂上~っ!!!犀さん、写真撮るから隣座ってっ」
「…おう」
吉良の隣に座って、スマホを持つ。
「もっと寄らないと顔半分になっちゃうよ!!!」
「怖いこと言うな」
吉良に寄って、写真を撮る。
「あははっ!2人とも半目だ~っ!いい写真だねぇ」
「どこがだよ!」
「写真って、まぁ写りがいいのも大事だけど、その「空気」が伝わるのも、いいい写真だと思う。どんなに可愛くても、一緒に映ってる人と距離があったら伝わらないし…」
吉良は、さっきの写真を俺に見せる。
「でもさ、2人とも変な顔だけど、すっごく近くて、笑ってるよ。それだけで、いいと思うな~」
「…ちょっとカッコいい…」
「ふふっ!名言だね、今の!!」
「自分で言うとカッコ悪い」
「はぁ!?」
「ふーっ!楽しかったぁ」
「疲れたな…」
吉良は、帰る前に着ぐるみのマスコットキャラクターと握手をして写真を撮っていた。
「帰るぞ」
「はーいっ」
「いや~、今日も最っ高に楽しかったね!」
「遊園地…まぁ、悪くないな」
「素直じゃないなぁ」
「うるせ」
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