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生きるまでにしたい100のこと

#3

初めての

「おはよう!犀さ~んっ」
目を開けると、腹の上に吉良が乗っている。
(軽っ…)
「はよ。てか降りろ」
「はいはい、朝ご飯作ったけど、和食で大丈夫だった?」
「…吉良って料理できたんだな」
「家庭科は義務教育でやりましたからね!」
テーブルに並ぶ、朝飯。
白ご飯に味噌汁、目玉焼き。
(うまそうだな…)
「「 いただきます 」」
「ん~っ我ながら上手くできた!」
「意外と上手いな。」
天界では、時間がないから朝飯はずっとスムージーで済ませてたからな。
「それで、今日はなにをするんだ?」
「せっかく髪染めて、ピアスもしたんだからプリクラ撮りたい!あとお揃いのもの買いたいかな~!」
「分かった。じゃあショッピングモールに行くか」

「お揃いって、服とかか?」
「ん~、そうだね!あ、このTシャツとかどう~?」
「バカか、それはカップル用だ。」
「ちぇ」
結局、黒いシャツと、俺は黒いワイドデニム、吉良は黒いスカートになった。
「おぉ~っ!良い感じ!じゃ、プリ撮りに行こ~っ」
ブースに入る。
[太字]〈プリクラ・kira-kiraにようこそ♪モードを選んで、ポーズを決めよう♪〉[/太字]
「この女、どこから喋ってるんだ?」
「録音だよ、犀さん初めてか~」
「お前もだろ」
[太字]〈撮影が始まるよ♪まずは、ウサギのポーズ!〉[/太字]
「ウサギってどういうことだ?」
「しゃがんだら映らないよ!手でこうやって…!」
[太字]〈次は、指ハート!〉[/太字]
「指ハートってなんだっ!」
「それは古いほう!!こっちっ」
[太字]〈最後は好きなポーズで映ろう♪3,2…〉[/太字]
「おい、ポーズって…!!」
「もうこれでいいや~っ!」
吉良は俺に飛びついて、めちゃくちゃのまま撮った。
[太字]〈ラクガキブースに移動してね♪〉[/太字]
「あははっ!犀さん、顔死んでる~っ!!」
吉良はタッチペンで、俺の顔にハートを描いた。
(じゃあ、俺は…)
吉良の頭の上に天使の輪を描く。
「うわっ、やめてよ~っ!現実見せないでっ!!!」
「いいだろ、別に!」
「犀さんもこうしてやるっ!!」
俺は悪魔の角を生やされた。
[太字]〈印刷されたよ!受け取ってね♪〉[/太字]
「あ、来た来た~っ」
「見せてみろ。」
the・カオス
「人生初プリクラにしては最高だね~っ!」
吉良は、スマホケースに入れたようだ。
(俺も入れるか…)
最後の飛びつかれたものをスマホケースに入れた。
「これで2つクリア!!」
「この後どうする?」

[太字]残り98日 95個[/太字]

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

私はプリクラ経験は人生で4回です。いまだにポーズの無茶ぶりがキツいです
緑のカーディガンで撮ったとき普通にグリーンバッグで飛びました。それはそれで面白かったです。
次回は同じ日時のお話です、お楽しみに!

2024/11/11 18:09

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
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