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生きるまでにしたい100のこと

#12

方法

「犀さん…」
吉良の、不安そうな声。
俺は、吉良を生かせるために死神をやめないといけない。
(俺は…)
「吉良、生きたいんだろ?」
「…えっ、うん…?」
「じゃあ、お前が死ぬまで隣で見といてやるよ。危なっかしいからな、お前」
「…何、いまの。なんか、プロポーズみたい?」
「そう思うなら、そう受け取っとけ。」
「えぇっ…」

吉良が用意してくれた朝飯を無言で食う。
「…それで、見つけた方法って?」
「残り、1週間で教えるから、今はやりたいことしようぜ」
「…うんっ!待ってる」

「…翠。いるんだろ」
「あれ、ばれちゃったか」
(なんで、コイツが人間界に…)
「犀は、死神を捨てるんだね。」
「あぁ…俺は、吉良のほうが大事だ」
「…人間を優先する死神なんて、こっちからお断りだな。お前には期待していたが…」
「…俺も、最初はアンタのこと尊敬してたよ…でも…」
翠は、人の気持ちを考えない。
ただ、魂を回収することだけ考える。
天界に来た奴らは、嫌そうな顔で生まれ変わる。
そういう奴らは、来世でも嫌なことばかりなんだ。
(俺は、そういうのをなくしたくて、死神になったんだ)
だから、吉良の笑顔を守れるなら、死神だって捨てる。
(俺を助けてくれたクソ神様には申し訳ねぇけど…)
でも、あの人なら…俺のやりたいことを尊重してくれる。
そんな人だから、俺はあの人に付いてきたんだ。
「…」
「犀さんっ!準備できたよぉ~っ」
「あぁ、行こう」
「って、なんでそんなニコニコしてんの!?気持ち悪っ」
「うるせ。はよ行くぞ」

作者メッセージ

最近小説を書く気になれない……やべぇ。

2024/12/21 14:27

弥寿ーみことー ID:≫kpJo3MY4lNspo
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