生きるまでにしたい100のこと
「なぁ、1年近く居座ってる奴がいるんだろ?」
「早く成仏しろよ…」
そんな会話が、俺の耳に入った。
ここは天界。
俺は死神の夜光犀だ。
「夜光犀 神様がお呼びだぞ」
天界で1番強く、偉い存在・神様
(なんだろうな…)
「やぁやぁ、来たね!犀」
「なにしてんです、神様」
ポテトチップスを食べながら、動画を見ている。
神様とは見えないくらに、ダラダラしてる。
「いや、キミが想像以上に早く来たからさ…」
「約束の5分前には着く主義なんで」
「それで、本題だが…」
神様がイスに座り、俺はひざまずく。
「この天界に1年近くいる人間の存在を知っているかい?」
「あぁ、あいつですね…」
永守吉良
1年前に、事故死した人間だ。
普通、死んだ奴はこの天界に送られ、次の命に生まれ変わる。
…はずだが、そいつは未だにここにいる。
「どうして、奴は死なないんです?」
この天界にいるのは、男だけ。
「あいつのせいで、女湯つくるハメになったんすよ!?」
「まぁ、それはごめん…」
迷惑女のせいで、俺らの仕事が増えた。
「そいつが、なんすか?」
「彼女はね、死ぬ前に『やりたいことリスト』なるものをつくっていたらしいんだ。
それを達成するまで死ねない!ってごねてたよ…」
(もう死んでるっつの…)
「だから、彼女を100日だけ生き返らせることにした。」
「あぁ、そうすか……って、ハァッ!?んなことできんの!?」
「まぁ、神だから☆」
「それで、犀には、彼女のやりたいことをこなすサポートをしてほしい」
「嫌です」
「即答…なんで、嫌なの?」
「いや、俺そんな暇じゃないんで。はよ生まれ変われや、あいつ」
「でもさ犀も、100日だけ人間界に行けるんだよ?」
(…人間界……)
嫌なことを思い出した。
「…まぁ、いいですよ。行ってあげます」
「いいの!?やったぁ~っ!!」
部屋の柱から、小柄な女が出てきた。
「…お前が、永守吉良か?」
「うん!お兄さんは?」
「夜光犀、死神だ。」
「夜行性…?」
「神様、やっぱり嫌です。」
「はいコレ契約書☆」
「話聞けや!」
〔契約書〕
夜光犀のサポートにより、永守吉良は100日だけ生き返る。
100日が経ったとき、ただちに天界に帰り、生まれ変わること。
(…100日か)
「じゃあ、2人とも頑張ってね!」
「はーいっ!」
「もう好きにしろ…」
こうして、俺たちの100日が始まる。
「早く成仏しろよ…」
そんな会話が、俺の耳に入った。
ここは天界。
俺は死神の夜光犀だ。
「夜光犀 神様がお呼びだぞ」
天界で1番強く、偉い存在・神様
(なんだろうな…)
「やぁやぁ、来たね!犀」
「なにしてんです、神様」
ポテトチップスを食べながら、動画を見ている。
神様とは見えないくらに、ダラダラしてる。
「いや、キミが想像以上に早く来たからさ…」
「約束の5分前には着く主義なんで」
「それで、本題だが…」
神様がイスに座り、俺はひざまずく。
「この天界に1年近くいる人間の存在を知っているかい?」
「あぁ、あいつですね…」
永守吉良
1年前に、事故死した人間だ。
普通、死んだ奴はこの天界に送られ、次の命に生まれ変わる。
…はずだが、そいつは未だにここにいる。
「どうして、奴は死なないんです?」
この天界にいるのは、男だけ。
「あいつのせいで、女湯つくるハメになったんすよ!?」
「まぁ、それはごめん…」
迷惑女のせいで、俺らの仕事が増えた。
「そいつが、なんすか?」
「彼女はね、死ぬ前に『やりたいことリスト』なるものをつくっていたらしいんだ。
それを達成するまで死ねない!ってごねてたよ…」
(もう死んでるっつの…)
「だから、彼女を100日だけ生き返らせることにした。」
「あぁ、そうすか……って、ハァッ!?んなことできんの!?」
「まぁ、神だから☆」
「それで、犀には、彼女のやりたいことをこなすサポートをしてほしい」
「嫌です」
「即答…なんで、嫌なの?」
「いや、俺そんな暇じゃないんで。はよ生まれ変われや、あいつ」
「でもさ犀も、100日だけ人間界に行けるんだよ?」
(…人間界……)
嫌なことを思い出した。
「…まぁ、いいですよ。行ってあげます」
「いいの!?やったぁ~っ!!」
部屋の柱から、小柄な女が出てきた。
「…お前が、永守吉良か?」
「うん!お兄さんは?」
「夜光犀、死神だ。」
「夜行性…?」
「神様、やっぱり嫌です。」
「はいコレ契約書☆」
「話聞けや!」
〔契約書〕
夜光犀のサポートにより、永守吉良は100日だけ生き返る。
100日が経ったとき、ただちに天界に帰り、生まれ変わること。
(…100日か)
「じゃあ、2人とも頑張ってね!」
「はーいっ!」
「もう好きにしろ…」
こうして、俺たちの100日が始まる。