二次創作
ヒカリと裏
【●●視点】
その後、聞き込みも行い、その聞き込みも含めて、二つ分かったことがある。
一、強盗二人は声質的に男女だった。
二、その内の一人、女?の人はどこからともなく透明な[漢字]硝子[/漢字][ふりがな]ガラス[/ふりがな]棒のような棒で窓を割ったらしい。
二つ目は先程も(前話参照)云ったように、[太字]異能力[/太字]だ。
おそらく、水などを操り、変形させる能力。
[漢字]抑も[/漢字][ふりがな]そもそも[/ふりがな]の所なのだが、異能力を公で使うのはご法度、と暗黙の了解とされている。
何故かと云うと、異能力は世間一般に知れ渡っていないからだ。
この国で一番の異能力組織として政府公認の組織、異能特務課ですら、公に公表されていないのだから。
(少し主の偏見入っています、ご了承ください。)
武装探偵社は少し特殊だ。
確かに異能力組織だが、異能開業許可証を持っているので、こうして公で活動する事が出来ている。
その際も、異能力は極力使わないようにしている。
…ここから犯人が伝えたいことは容易に想像出来る。
[大文字]要は、挑戦状―否、[大文字]果たし状[/大文字]なのである。
それも、[漢字]ヒカリ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]の世界で[太字]わざわざ[/太字]異能力を公に使い、犯罪を起こして誘うぐらいまでの。[/大文字]
…軍警とかに捕まったら、絶対ムルソーに連れていかれる。
果たし状の理由は簡単だ。
[太字]私が嘗て闘い、引き分けになった因縁の敵だから。[/太字]
[小文字](後の話で分かるが)乱歩さんとポオ君のような平和的な敵ではない。[/小文字]
嘗て、私は其奴と対峙した時、苦戦を強いられた。
…云っていなかったが、この強盗犯は[漢字]裏の[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]世界のものである。
つまり、犯罪者。当然っちゃ当然だ。
ほぼ私怨に近い。
[小文字]「…ほんっと、厭になる。」[/小文字]
あれから社に戻り、自席で情報収集をしていた私はぼそりと呟いた。
声に出して云った言は空気に消えるはずもなく、ある[漢字]少女[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]に届いた。
赤い着物に山吹色の帯、黒髪を二つに結んだ14歳の少女、[太字]泉鏡花[/太字]に、だ。
因みに、敦君は入水しに行った太宰さんを探しに行った。
ほんっとにあの人は…💢
「如何したの」
「え⁉ あ、鏡花ちゃん…何でもないよ。只、少し仕事でね…。」
「もし良ければわたしが聞く。」
「いや、いいよ、、、」
「そう、、」
鏡花ちゃんは元ポートマフィア構成員及び、暗殺者だった14歳の少女。
[漢字]一応[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]新入社員、ということになっている。
「(ポートマフィア、ねぇ…ポートマフィア…、か……あっ)」
[小文字]ガタッ[/小文字]
私は思わず立ち上がった。
鏡花ちゃんが此方を見てくる。
「?」
「ねぇ、鏡花ちゃん。ポートマフィアに居た時の事を教えて欲しいんだけど。」
「うん、」
「[太字][大文字][漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな][/大文字][/太字]っていう組織を知っていたりする?」
「”とばり”…?…[小文字]あ、もしかして[/小文字]…」
「知ってるの?」
鏡花ちゃんは苦虫を噛むように云った。
「うん、、、わたしの暗殺の後始末…とか助力した組織…だった気がする。」
[漢字]大当たり[/漢字][ふりがな]ジャックポット[/ふりがな]
「…その組織がどうかしたの?」
「ううん、何でもないよ。教えてくれてありがとう。」
夜帷…まさに、私が嘗て闘った人物たちがいる組織の名だ。
既に、その組織がポートマフィアに連なる組織だということも分かっている。
だからこそ、私が嘗て闘ったのだが。
現在の時刻は17:00。
夕陽が窓に差し掛かる、薄暮の時間だ。
――武装探偵社の本業はこの時間帯でもある。
「(…受けてやるか、その果たし状。)」
「鏡花ちゃんのピアス、一応作っておかないとな。社員になれるかわからないけど。」
夜帷、という組織と強盗犯は国木田さんから見た蒼王や蒼の使徒のような位置づけだよ。
その後、聞き込みも行い、その聞き込みも含めて、二つ分かったことがある。
一、強盗二人は声質的に男女だった。
二、その内の一人、女?の人はどこからともなく透明な[漢字]硝子[/漢字][ふりがな]ガラス[/ふりがな]棒のような棒で窓を割ったらしい。
二つ目は先程も(前話参照)云ったように、[太字]異能力[/太字]だ。
おそらく、水などを操り、変形させる能力。
[漢字]抑も[/漢字][ふりがな]そもそも[/ふりがな]の所なのだが、異能力を公で使うのはご法度、と暗黙の了解とされている。
何故かと云うと、異能力は世間一般に知れ渡っていないからだ。
この国で一番の異能力組織として政府公認の組織、異能特務課ですら、公に公表されていないのだから。
(少し主の偏見入っています、ご了承ください。)
武装探偵社は少し特殊だ。
確かに異能力組織だが、異能開業許可証を持っているので、こうして公で活動する事が出来ている。
その際も、異能力は極力使わないようにしている。
…ここから犯人が伝えたいことは容易に想像出来る。
[大文字]要は、挑戦状―否、[大文字]果たし状[/大文字]なのである。
それも、[漢字]ヒカリ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]の世界で[太字]わざわざ[/太字]異能力を公に使い、犯罪を起こして誘うぐらいまでの。[/大文字]
…軍警とかに捕まったら、絶対ムルソーに連れていかれる。
果たし状の理由は簡単だ。
[太字]私が嘗て闘い、引き分けになった因縁の敵だから。[/太字]
[小文字](後の話で分かるが)乱歩さんとポオ君のような平和的な敵ではない。[/小文字]
嘗て、私は其奴と対峙した時、苦戦を強いられた。
…云っていなかったが、この強盗犯は[漢字]裏の[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]世界のものである。
つまり、犯罪者。当然っちゃ当然だ。
ほぼ私怨に近い。
[小文字]「…ほんっと、厭になる。」[/小文字]
あれから社に戻り、自席で情報収集をしていた私はぼそりと呟いた。
声に出して云った言は空気に消えるはずもなく、ある[漢字]少女[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]に届いた。
赤い着物に山吹色の帯、黒髪を二つに結んだ14歳の少女、[太字]泉鏡花[/太字]に、だ。
因みに、敦君は入水しに行った太宰さんを探しに行った。
ほんっとにあの人は…💢
「如何したの」
「え⁉ あ、鏡花ちゃん…何でもないよ。只、少し仕事でね…。」
「もし良ければわたしが聞く。」
「いや、いいよ、、、」
「そう、、」
鏡花ちゃんは元ポートマフィア構成員及び、暗殺者だった14歳の少女。
[漢字]一応[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]新入社員、ということになっている。
「(ポートマフィア、ねぇ…ポートマフィア…、か……あっ)」
[小文字]ガタッ[/小文字]
私は思わず立ち上がった。
鏡花ちゃんが此方を見てくる。
「?」
「ねぇ、鏡花ちゃん。ポートマフィアに居た時の事を教えて欲しいんだけど。」
「うん、」
「[太字][大文字][漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな][/大文字][/太字]っていう組織を知っていたりする?」
「”とばり”…?…[小文字]あ、もしかして[/小文字]…」
「知ってるの?」
鏡花ちゃんは苦虫を噛むように云った。
「うん、、、わたしの暗殺の後始末…とか助力した組織…だった気がする。」
[漢字]大当たり[/漢字][ふりがな]ジャックポット[/ふりがな]
「…その組織がどうかしたの?」
「ううん、何でもないよ。教えてくれてありがとう。」
夜帷…まさに、私が嘗て闘った人物たちがいる組織の名だ。
既に、その組織がポートマフィアに連なる組織だということも分かっている。
だからこそ、私が嘗て闘ったのだが。
現在の時刻は17:00。
夕陽が窓に差し掛かる、薄暮の時間だ。
――武装探偵社の本業はこの時間帯でもある。
「(…受けてやるか、その果たし状。)」
「鏡花ちゃんのピアス、一応作っておかないとな。社員になれるかわからないけど。」
夜帷、という組織と強盗犯は国木田さんから見た蒼王や蒼の使徒のような位置づけだよ。
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