ヒカリと裏
大変お待たせ致しました。リアルが忙しくて…。ではどうぞ。
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【●●視点】
「すみませーん!応援で来ましたー!」
「おぉ、応援ですか。わざわざありがとうございます。」
「いえいえ、全然大丈夫ですよ。」
私たちが現場に入ると、私たちの事を知っているであろう警官が私たちを出迎えてくれた。
警官は私たちを連れてそのまま一番被害が大きい待合室に入った。
(この銀行はとても大きく、エントランス兼休憩所[漢字]場所[/漢字][ふりがな]エリア[/ふりがな]、奥に入り、待合室やATM諸々がある。)
待合室の現状は案の定、といった感じで、物は錯乱しており、ガラスは割れて破片が床に飛び散っていた。
それらを、十人程の警官がくまなく捜索していた。
さらに、壁には銃痕があり、[漢字]短銃[/漢字][ふりがな]セミガン[/ふりがな]のような銃痕がちらほら。
威嚇でやったもの、と思える。
「な、にこれ…、今までとは違った酷さだ…」
敦君はこの光景に声を漏らした。
(今まで、というのは乱歩さんの解決した事件、ルーシーちゃんの異能空間の話などの事を指すよ)
「こんな白昼堂々とやるんですね…」
「そうですねぇ…」
その後、警官は私たちに今現在分かっていることを教えてくれた。
—聴くところによると、死者・重傷者0名、軽傷者2名、とのこと。
軽傷者2名はガラスの破片が当たったようで、目立つ後遺症は特に出ないだろう。
金に関しては六千万円の要求をしたらしい。
が、一通り暴れただけで、金は現金で千万円程しか持ってかれてないのだという。
「犯人の特定はまだ出来ていないのですか?」←敦君
「はい…何しろ、フードと黒マスク、[漢字]遮光眼鏡[/漢字][ふりがな]サングラス[/ふりがな]、体型を分からせないようにダボダボな服を着ていたらしいですから…」
「犯人は何人なのです?」←●●
「それが―――――
[太字][大文字]たったの二人なのです[/大文字][/太字]」
敦君「え…?」
●●「[小文字]っ[/小文字]、」
二人…本来は起こってほしくないが、普通、強盗などを起こすとしたら五、六人でやる。
何故、その人数かというと、このぐらいの人数が効率がいいからだ。
いろんな意味で。
まあ、何はともあれ、異常に少なすぎる…
犯人は一体何を――。
「そうですか…ありがとうございます。それでは私たちも捜索してもよろしいですか?」
「あ、はい。大丈夫ですよ。」
「では、失礼させていただきます。」
私は警官に挨拶を交わし、[漢字]警官[/漢字][ふりがな]他人[/ふりがな]たちに紛れ込みながら捜査を続けた。
――暫くして。
「(?水…滴?)」
壁際の埃がたまりそうな隅に一滴の水滴を見つけた。
尚、強盗がこの銀行に入ってから五時間も経っている。
[太字][大文字]おかしい。[/大文字][/太字]
[漢字]普通なら[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]蒸発している筈だ。
その水滴に触ってみると。
[小文字]プニッ[/小文字]
「-‼」
弾力が返ってきた。
普通では出来ない、[漢字]世界の理[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]に反しているもの。
それは―――――
異能力。
[水平線]
「あらあら~、なんで此処にいるのかしら~?」
「ッふざけるな!お前らは[漢字]✕✕✕✕✕✕[/漢字][ふりがな][打消し]●●[/打消し][/ふりがな]を―――!!!!」
「[漢字]✕✕✕✕✕✕[/漢字][ふりがな][打消し]●●[/打消し][/ふりがな]、お前は、触れてはいけないところに触れた。俺の云いたい事が分かるか?」
「[漢字]裏切者[/漢字][ふりがな]✕✕✕[/ふりがな]には罰を、だなッ!!
例え✕✕✕だとしても容赦はしないッ!」
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数年前の記憶がフラッシュバックした。
「[小文字]私は…この異能力を知っている。[/小文字]」
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