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時系列は鏡花ちゃんと紅葉さんが再会する前ぐらいです。
文スト特有の漢字は上手く使えてないかもです。

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二次創作
ヒカリと裏

#28

最終話:いかにせよとの この頃か

「久しぶりだね――――――織田作」

私――○○●●は友人の墓地に来ていた。

すでにあの銀行強盗事件から始まったこの騒動は収まっており、銀行強盗事件に関してはきちんと表向きの情報もつけて無事解決した、と報道陣には伝えた。

フウカとアヤセ―――私のお母さんとお父さんは異能特務課らに連行され、今は刑務所に入っている、とのことだった。

後日裁判が行われ、裁きを受けるだろう。

お母さんは異能力犯罪を多く行っていたのできっとムルソー…欧州にある、限られた人しか知らない、異能犯罪を犯した危険異能犯罪者のための刑務所行きにほぼ決定。

お父さんも異能力を持ってないこそすれど、お母さんの異能をよく使っていた…借りていたので重い罪に裁かれるだろう。

あと二人は私を育児放棄したのできっとその罪にも問われるだろう。

裁かれるだけマシな方だなと私は思った。

「いつもは[漢字]治[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]と[漢字]安吾[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]が来ているみたいだし、昨日も治が[漢字]織田君[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]に会いに行っていたみたいだから行かなくてもいいかなって思ったけど……、どうしても織田作に云いたいことがあったから来たよ。………あ、私からも 花、置いておくね」

私は[太字]黄色のデンファレ[/太字]を墓前に置き、墓石を少し撫でた。

「私ね、やっと自分の思いに蹴りをつけることができたんだ」


「……本当はお母さんとお父さんを殺したくなかったんだ、私は。」


―――気付いてたけど、気付きたくなかった本音。


「四年前の時は殺気を剥き出していたし、あれからも殺したいと本気で思っていた。」

「…けれど、出来ないんだ。私が凡人……一般人?としての常識を持っていたから」

今思えばお母さんたちは私を、ある日突然置いていく、という最悪な突き放し方だったが、あれはお母さんたちが生きている世界に私が足を突っ込まないようにしていたのだと思う。

しかし、そうはならなかった。

誘われて、だったが、自分から足を突っ込んだと云っても過言ではない。

「これもそれも、全部四年前に再会してから気付いていた。気付いていたのに………っ!」

何故私は、感謝の言葉を、親に「ありがとう」というたった五文字の言葉をそのまま云えないのだろう。

涙が溢れ出た。
その涙は止まらなかった。

「っっっ。…………、[明朝体][太字]"涙 溢れるな"[/太字][/明朝体]って思ってるのに」

苦笑しながらここに誰も居ない筈なのに[明朝体][太字]"誰にも気付かれないように 静かに息を吐き出して 堪えて飲み込んだ"[/太字][/明朝体]。



[中央寄せ] ヒュゥッ [/中央寄せ]



風が吹きやすいこの街で風が吹いた。

強くも弱くもない、暖かい風が。

葉が揺れた。

小鳥のさえずりが聴こえた。

遠くに見える海から細波が聴こえた。

彼が答えてくれているみたいに。




―――本当の想いに気付けたならそれだけでも充分善いことではないのか?











「………!」

彼の声が聞こえた気がした。

…後ろを振り返ってみたが、誰もいない。

「――織田作のお陰でもう一度ヒカリの世界に戻れたよ。ありがとう。…………[小文字][小文字]織田作には云えるのになぁ[/小文字][/小文字]…………」

「私ってば、ずっとヒカリと裏の世界、ずっとその狭間を駆け抜けていたけど、もう一度、しっかりとヒカリの世界に居ることが出来そうだよ。……仕事が仕事だけど」

「あとは……父さんにも、か。あの人、優しいのかよく判らないけど………ま、いっか。[漢字]家族[/漢字][ふりがな]プライベート[/ふりがな]問題を解決出来たのだから、少しぐらい感謝の言葉云っとくか。…………………[小文字]他は許してません、ハイ[/小文字]」

私は立ち上がった。

「それじゃあ、私は行くね、織田作。勝手に一人でべらべらと喋ってごめん。それでも_______私の話を聞いてくれていたら嬉しいな」


―――[明朝体][太字]"私のまんまで走れているかな"[/太字][/明朝体]


友人に訊こうと思ったが、[明朝体][太字]"私のまんまで走れるように 振り向かない 今は"[/太字][/明朝体]。

私は親という巣から巣立った今、本当の意味で一人前の大人になった。

これからもきっと様々な困難に立ち向かうと思う。

それでも――――――、




「(それでも、私は進み続ける)」












[明朝体][太字]"私には何があり 何ができるのか"。















"答えを探して 踏み出す"。





















"未来へ"と。[/太字][/明朝体]








































[中央寄せ]「ヒカリと裏」 マイマイ作
―完―
[/中央寄せ]





























































黄色のデンファレ
……10月26日の誕生日花。織田作之助の誕生日花の一つ。
……花言葉は「愛の暖かさ」「友情」



引用させてもらった曲(歌詞)
……『Lily』 ラックライフ
TVアニメ「文豪ストレイドッグス」第三期ED曲































































作者メッセージ

皆さん、こんにちは、あるいはこんばんは。「ヒカリと裏」の作者であるマイマイです。
この度、「ヒカリと裏」は2024年11月から約半年の投稿を持ちまして堂々の完結です!
ここまで見てくださり、ほ・ん・と・う・に!ありがとうございます!!
マジで感無量です( ノД`)…!
閲覧数も800以上いったし!
さて、ここからはちょっとだけこの小説の小ネタ…もといこの小説への思いを語ろうと思います。最後に今後の投稿について話しているよ。
長いかもだけど何卒お付き合い下さいな。


~~~~

さて、この上の本文が最終話だったわけですが、、、いやぁ~今日投稿できて良かったです。
何故かというと、明日から歌詞の引用をした話をあげることが出来なくなるから。マジぎりぎり。
てかほんとにルール下で節度を守って小説投稿してほしい……。これからけっこう小説に歌詞入れようって思ってたのに………。あ、嫌味ではありません。決して。単なる個人の愚痴です。
ヤバいって思ったら歌詞引用の愚痴は後で削除します。
↑お知らせ見るとわかります
↑なんか歌詞引用戻ってた。よかった〜。愚痴書いてごめんね

最終話はせっかくなんで、アニメ文ストの三期ED曲 ラックライフ様より『Lily』を引用してきました。
ほんの少しですが、『風が吹く街』も入れていたりします。
文脈の都合上、一部歌詞を変更したりしてます。
後は、織田作への献花ですね。
黄色のデンファレという花か、アリッサムの花で迷いましたが、花言葉重視したのと、文スト映画のDEAD APPLEで太宰さんがグラスに挿していた花だったので重なりを無くすため、などの理由から黄色のデンファレにしました。
題名にもちょっとした遊びを入れてまして。
第拾参話、第拾伍話、最終話までの三話だけちょっと今までと題名が違ってましたよね。あれ、早春賦の詩の一部です。
題名で使用した詩を訳と一緒に下に記載すると。



春と聞かねば 知らでありしを


(既に春が来ているということを聞かなかったら気が付かなかったのに、)



聞けば急かるる 胸の思いを


(もう春が来たのだということを聞いたら、後ろから追い立てられるような気持ちになってきました。)




いかにせよとの この頃か




(私はこれからどうすればよいと言うのでしょうか。)





…になります。
いや、「いかにせよとの この頃か」がめっちゃ夢主さんに合いまくってない!?……って思ったのでこれに繋げるために使いました。
『Lily』も同じ感じです。

最終話の小ネタはこんな感じですかね。


次に夢主さんの異能力が『ヒカリ』に
なった理由。
普通にシンプルです、単に思い出深かっただけ。
この合唱曲はわたくしが学生時代、人生で最後の合唱コンクールで最優秀賞をとった曲だからです。
それまでの合唱コンクールでは全部、わたくし(がいたクラス)は最下位で。悔しくて悔しくてたまらなかったんだけど、最後の最後に最優秀賞取れて、まさに青春!って思ったから。
ちょっと反論もらうかもしんないけど……わたくしの学生時代の思い出深いこと(曲)だったから『ヒカリ』になりました。



~~~~


次はわたくしの身のまわりの話。
どこかの話でもお伝えしましたが、この「ヒカリと裏」を書き始めた/書き終えた当時は動画配信サイトの関係でアニメ二期の「黒の時代」までしか見ていませんでした。
今は続きを見ることができ、漫画も全巻揃える(小説はまだできてません)ことができてるのですが、当時はいかんせん知識不足だったもので、すっごい稚拙な文になってます…………。
(ですので何か小説で質問がございましたらコメントで教えてください。できる限り答えます)

それと、続編「光と闇の狭間を駆け抜ける迷ヰ犬」がありますが、いろいろ考えた結果、続きを書くのは難しいですね……文ストをまだまだ知らなかった時に書いたものなので、いろいろ矛盾が生じてたりしてますので………楽しみにしていた方はごめんなさい。続編自体は残しておきます。伏線残ってるのに……っ。



わたくし、マイマイの活動について何ですが、このままこのサイトで他の作品の続編を投稿します。
メインは「似ているようで、似ていない」で投稿していきます。
しかし、リアルの予定が不透明なため、以前よりさらに投稿が遅くなることが予想されますのでご了承下さい。

また、このサイトがそろそろほぼアーカイブと化するので、見る人が少なくなるらしく、より多くの方にわたくしの小説を見て貰いたいと思い、だいぶ先になると思いますが、プリ小説に一部の小説を移行しようかな、と思っています。こちらはわたくしの時間がゆっくりとれる時にしますので、後の話だと思っておいてください。






~~~~


こんな感じで語りたいことは語れましたのでそろそろ終わりに…………?




ザザザッ………




何だ、今のノイズ。
ま、いっか。


……思ったより長くなっちゃった…ごめんね。スクロールおつかれさま!ここまで本編と後書き見てくれてありがとう💕
閲覧数が本当に励みです(^^)

まだ、k…………






ブー、ブッブー!!!

[このパソコンが何者かによってハッキングされました]




えっ!?



[間も無くこのパソコンはハッキングを解除するためシャットアウトします]



ウソっ!?




え、なんかエラー?ハッキング?発生してるけど、最後に伝えたいこと!





本当に、みんな見てくれてありがとう!これからm……




ザザザッ………ピッ
















ピこん♪



[ハッキング者と通信が通じました]
[通信を聞きますか?]





Yes.←
No.





[通信開始までしばしお待ちを]

2025/04/26 17:53

マイマイ ID:≫ 04kYm4qUdkyPQ
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