二次創作
ヒカリと裏
魔都ヨコハマの夜を取り仕切るポートマフィア――――その本部最上階、執務室にて。
コンコン
誰かが扉を叩いた。
「[漢字]首領[/漢字][ふりがな]ボス[/ふりがな]、中原です。傘下組織の〈[漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]〉が軍警に捕まった報告をするべく、参りました」
中原―――ポートマフィア五大幹部の一人―――中原中也は執務室の扉前で云った。
「―――這入りなさい」
首領―――森鴎外から入室の許可を貰い中也は中に入る。
…いつもなら、鴎外の異能生命体―――エリス嬢と遊んでいる筈なのだが、今は違い、珍しく書類に目を通していた。←珍しい、とは非道いねぇ by鴎外
エリス嬢はというと、ソファに座って絵を描いていた。
「中也君、報告有り難う。丁度その資料を読んでいたところだ」
「……」
〈夜帷〉という組織は数あるポートマフィアの傘下組織の中でも、最も権力が高い組織、ということは知っていたし、少しだけ任務を共にしたことがある。
―――――その組織の頭と幹部が四年前まで居た[太字]森 ●●[/太字]の実の親である、ということも。
中也は思い切って鴎外に訊いてみることにした。
「〈夜帷〉は結局何がしたかったンですかね。四年前も組織で反逆を起こして」
四年前。〈夜帷〉はとある反逆を起こした。
―――――鴎外と●●―――森一家に暗殺を仕掛けたのである。
二人が強かったこともあり、無事に事なき事を得る…のだが、普通なら裏切った者には制裁……処分される筈が〈夜帷〉から「二度と反逆を起こさないから、傘下組織でいさせてくれ」と打診してきたのだ。
鴎外は何故かそれを了承、前代未聞の処置が取られた(娘の●●が居たからだろう、と中也は推測している)わけだが、最近不穏な動きが再び浮き上がっていたのだった。
「―――先代、と聞けば中也君も判るのではないかい?」
「!」
そうか。先代派の組織だからか。
………未だ残っていたとは。
「(…しぶとい奴らだ)………ということは四年以上前から計画を…?」
「おそらくそうだろうね」
「彼らは先代の替わりとなるために計画を画策し、その計画で邪魔な●●を殺そうとしていた。勿論、私もだが」
「●●も四年前、家族だろうと些細なことでも許さないと云って自分から殺りに行っていたよ」
「…とは云え先代派と判った時点で暫くは泳がせる[漢字]心算[/漢字][ふりがな]つもり[/ふりがな]だったのだけどねぇ。最後の先代派の足掻きくらい見てみたいものだから」
鴎外は読んでいた書類の紙を執務机に置いた。
「首領は●●に情けをかけて軍警に[漢字]密告[/漢字][ふりがな]リーク[/ふりがな]した、というのですか?」
「中也君には私がそう見えるのかい?」
鴎外は目を瞬かせた。
その言葉に一瞬、訳が判らない、と云うかのように。
「え、、、まァそうですね。そう見えます」
中也は鴎外の返答に悩んだが素直に答えた。
「そうだとしたら嬉しい限りだねぇ。尤も、元々●●はこの世界に突っ込んではいけない存在だったのだよ。それを私と彼らが勝手にねじ曲げた。こうしてまたあちらの世界――本来居るべき世界に太宰君に連られて戻ったのなら、自ら私の娘となり足を突っ込んだとはいえ、少しでもそうせねばと親心が燻られただけだ」
「こっちに戻ってきたら嬉しい限りだけどなぁ」
親バカ…なのか。本当にこの人はマフィアの首領なのか?
珍しく中也は思った。
そう思ってしまうほどマフィアの首領、という肩書きを持ちながらも鴎外から優しさが覗き見えた。
「(と云うかそこでクソ太宰の名前を出してこないで下さい…💢●●もあの青鯖と蔓ンでいる時点で厭だったが…💢、なんて首領に云えない………)」
「リンタロウってば親バカなのね。ワタシにはそんなに興味がないのね、フンッ( ̄^ ̄)」
中也と鴎外が少し感傷にふけていると、ソファで絵を描いていたエリス嬢が丁度中也が思っていたこと(半分)を口に出したが、拗ねた。
「いやいや、エリスちゃんも可愛いから、そんなに構ってほしいなら服が何着かあるよー!☺️」
「服じゃなくて今はお菓子が佳い!」
「えぇ…エリスちゃんのお願いなら佳いけど…何が食べたいのー?」
「うーんとね…バウムクゥヘン!!シャト○ーゼっていうところの!」
「あそこか…よし、それなら今から行こうか!(^^)」
「(………やっぱいつもの首領と変わらねェわ)」
今日もマフィアはいつも通りです(?)
バウムクゥヘン
…菓子言葉「幸せが続きますように」
コンコン
誰かが扉を叩いた。
「[漢字]首領[/漢字][ふりがな]ボス[/ふりがな]、中原です。傘下組織の〈[漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]〉が軍警に捕まった報告をするべく、参りました」
中原―――ポートマフィア五大幹部の一人―――中原中也は執務室の扉前で云った。
「―――這入りなさい」
首領―――森鴎外から入室の許可を貰い中也は中に入る。
…いつもなら、鴎外の異能生命体―――エリス嬢と遊んでいる筈なのだが、今は違い、珍しく書類に目を通していた。←珍しい、とは非道いねぇ by鴎外
エリス嬢はというと、ソファに座って絵を描いていた。
「中也君、報告有り難う。丁度その資料を読んでいたところだ」
「……」
〈夜帷〉という組織は数あるポートマフィアの傘下組織の中でも、最も権力が高い組織、ということは知っていたし、少しだけ任務を共にしたことがある。
―――――その組織の頭と幹部が四年前まで居た[太字]森 ●●[/太字]の実の親である、ということも。
中也は思い切って鴎外に訊いてみることにした。
「〈夜帷〉は結局何がしたかったンですかね。四年前も組織で反逆を起こして」
四年前。〈夜帷〉はとある反逆を起こした。
―――――鴎外と●●―――森一家に暗殺を仕掛けたのである。
二人が強かったこともあり、無事に事なき事を得る…のだが、普通なら裏切った者には制裁……処分される筈が〈夜帷〉から「二度と反逆を起こさないから、傘下組織でいさせてくれ」と打診してきたのだ。
鴎外は何故かそれを了承、前代未聞の処置が取られた(娘の●●が居たからだろう、と中也は推測している)わけだが、最近不穏な動きが再び浮き上がっていたのだった。
「―――先代、と聞けば中也君も判るのではないかい?」
「!」
そうか。先代派の組織だからか。
………未だ残っていたとは。
「(…しぶとい奴らだ)………ということは四年以上前から計画を…?」
「おそらくそうだろうね」
「彼らは先代の替わりとなるために計画を画策し、その計画で邪魔な●●を殺そうとしていた。勿論、私もだが」
「●●も四年前、家族だろうと些細なことでも許さないと云って自分から殺りに行っていたよ」
「…とは云え先代派と判った時点で暫くは泳がせる[漢字]心算[/漢字][ふりがな]つもり[/ふりがな]だったのだけどねぇ。最後の先代派の足掻きくらい見てみたいものだから」
鴎外は読んでいた書類の紙を執務机に置いた。
「首領は●●に情けをかけて軍警に[漢字]密告[/漢字][ふりがな]リーク[/ふりがな]した、というのですか?」
「中也君には私がそう見えるのかい?」
鴎外は目を瞬かせた。
その言葉に一瞬、訳が判らない、と云うかのように。
「え、、、まァそうですね。そう見えます」
中也は鴎外の返答に悩んだが素直に答えた。
「そうだとしたら嬉しい限りだねぇ。尤も、元々●●はこの世界に突っ込んではいけない存在だったのだよ。それを私と彼らが勝手にねじ曲げた。こうしてまたあちらの世界――本来居るべき世界に太宰君に連られて戻ったのなら、自ら私の娘となり足を突っ込んだとはいえ、少しでもそうせねばと親心が燻られただけだ」
「こっちに戻ってきたら嬉しい限りだけどなぁ」
親バカ…なのか。本当にこの人はマフィアの首領なのか?
珍しく中也は思った。
そう思ってしまうほどマフィアの首領、という肩書きを持ちながらも鴎外から優しさが覗き見えた。
「(と云うかそこでクソ太宰の名前を出してこないで下さい…💢●●もあの青鯖と蔓ンでいる時点で厭だったが…💢、なんて首領に云えない………)」
「リンタロウってば親バカなのね。ワタシにはそんなに興味がないのね、フンッ( ̄^ ̄)」
中也と鴎外が少し感傷にふけていると、ソファで絵を描いていたエリス嬢が丁度中也が思っていたこと(半分)を口に出したが、拗ねた。
「いやいや、エリスちゃんも可愛いから、そんなに構ってほしいなら服が何着かあるよー!☺️」
「服じゃなくて今はお菓子が佳い!」
「えぇ…エリスちゃんのお願いなら佳いけど…何が食べたいのー?」
「うーんとね…バウムクゥヘン!!シャト○ーゼっていうところの!」
「あそこか…よし、それなら今から行こうか!(^^)」
「(………やっぱいつもの首領と変わらねェわ)」
今日もマフィアはいつも通りです(?)
バウムクゥヘン
…菓子言葉「幸せが続きますように」