二次創作
ヒカリと裏
今回は長いよ、一話一話の長さが変則的でごめんね、、、
【敦視点】
「●●さん」
突然、後ろから太宰でも●●でもない声が聴こえた。
振り向くと、そこには学者風の出で立ちの男が居た。
「[小文字]安[/小文字]………坂口さん。無事捕らえましたよ」
●●は男と知り合いのようだった。
(太宰も知っていそうだったが)
「ありがとうございます」
男――坂口さん、と云うらしい――はフウカとアヤセの処に歩み寄り、二人に手錠をかけた。
[中央寄せ]カシャ[/中央寄せ]
二人は諦めたかのように動かなかった。
[明朝体][太字]「ポートマフィア傘下組織〈[漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]〉[漢字]頭[/漢字][ふりがな]かしら[/ふりがな].○○ [漢字]風華[/漢字][ふりがな]フウカ[/ふりがな]、幹部.○○ [漢字]綾世[/漢字][ふりがな]アヤセ[/ふりがな]、異能特務課参事官補佐、坂口安吾の名に於いて、2086件の異能犯罪容疑で逮捕する。」
[/太字][/明朝体]
[水平線]
数分後。
そのままフウカとアヤセは大人しく特務課の車に乗った。
「○○って……」
敦は●●に訊ねようとしたが、●●が真剣な眼差しで見ていたので訊ねることが出来なかった。
そして、坂口…………安吾さんも車の運転席に乗り込もうとした。
「……何か、伝えておきたいことはありますか?犯罪者とはいえ、[漢字]実の親[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]なのでしょう?」
(実の親……やっぱりそうだったんだ)
よくよく考えてみれば、顔立ちや髪、瞳の色も、漣は二人に似ている気がする。
母親譲りの煤竹色の髪、父親譲りの桔梗色の瞳。
あの二人の特徴を見事に受け継いでいるようにも思う。
「―――――何か特別な事を云う義理はありません。ですが、云うとするなら」
[中央寄せ][明朝体][太字]|
最
初
で
最
後
の
親
孝
行
だ
か
ら
な
[/太字][/明朝体][/中央寄せ]
「――とでも云っておいて下さい」
「分かりました。●●さんも、そこに居る筈の太宰君もお元気で」
安吾さんに云われ、隣を見ると、そこに居た筈の太宰がいつの間にかいなくなっていた。
「(太宰さんは……!?)」
「云えたら云っておきますね、坂口さんも、栄養[漢字]飲物[/漢字][ふりがな]ドリンク[/ふりがな]ばかり飲まないようにして下さいね」
安吾さんは車に乗り込み、車を走らせた。
車が見えなくなると、辺りは静かになり、無事事件を解決させることが出来たんだな、と自然と思える。
「あれ、太宰さんいつの間に……」
太宰はというと、近くの壁から見ていたのだろう、此方に来ていた。
[小文字]「…………安吾」[/小文字]
「あのー、太宰さーん?[漢字]慥[/漢字][ふりがな]たし[/ふりがな]かにそうかもしれないけど、今の話とあれじゃあ違うのですから、別に善いじゃないですか」
「…………そうだね」
「……………?(何のことを云っているのだろう…)」
少し疑問に思ったが、先程の疑問がまた浮かんできたので、今度こそ訊ねた。
「…●●さん」
「何でしょう」
「●●さんが云っていた……『本当は殺す気は無い』って……」
「大方、その予想で合ってますよ」
「―――本当に殺す気はありませんでした。親だから、というのもありますが、[明朝体][太字]ある人に云われた約束[/太字][/明朝体]を実行中ですから」
「約束…?」
「……あの人との約束が無ければ私はあいつらを本当に殺したと思うし、今でもマフィアで殺しをしていたと思います」
「……」
「――――敦君は世の中で何を、されたら厭だと思うのは何ですか?」
「………理不尽に虐められる…とか?」
(一応経験あるし…)
「どん底をずっと歩んできた者は敦君のように答えると思います。ですが、私は少し違うと思っています」
「虐待とかもそうなのですが、一番は[太字]幸せを中途半端に噛みしめて終わりになること[/太字]」
「どん底を歩む人より、ある意味精神攻撃されるんです」
「――!」
「…兎に角。私は本気で殺そうと思わないと人に攻撃出来ないので無理矢理云っていた、という理由もありますけどね。」
「定時もとっくに過ぎているので早く帰りますよ!」
●●が無理矢理話を切り上げ、武装探偵社がある方向に歩いていった。
「(普通の人生、か………。僕は羨ましいな、と思うけど、善くないこともあるものなのかな……………)」
少々引っ掛かりを覚えながらも、●●についていくのだった。
[中央寄せ]とても綺麗で黄色の満月だった。[/中央寄せ]
【敦視点】
「●●さん」
突然、後ろから太宰でも●●でもない声が聴こえた。
振り向くと、そこには学者風の出で立ちの男が居た。
「[小文字]安[/小文字]………坂口さん。無事捕らえましたよ」
●●は男と知り合いのようだった。
(太宰も知っていそうだったが)
「ありがとうございます」
男――坂口さん、と云うらしい――はフウカとアヤセの処に歩み寄り、二人に手錠をかけた。
[中央寄せ]カシャ[/中央寄せ]
二人は諦めたかのように動かなかった。
[明朝体][太字]「ポートマフィア傘下組織〈[漢字]夜帷[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]〉[漢字]頭[/漢字][ふりがな]かしら[/ふりがな].○○ [漢字]風華[/漢字][ふりがな]フウカ[/ふりがな]、幹部.○○ [漢字]綾世[/漢字][ふりがな]アヤセ[/ふりがな]、異能特務課参事官補佐、坂口安吾の名に於いて、2086件の異能犯罪容疑で逮捕する。」
[/太字][/明朝体]
[水平線]
数分後。
そのままフウカとアヤセは大人しく特務課の車に乗った。
「○○って……」
敦は●●に訊ねようとしたが、●●が真剣な眼差しで見ていたので訊ねることが出来なかった。
そして、坂口…………安吾さんも車の運転席に乗り込もうとした。
「……何か、伝えておきたいことはありますか?犯罪者とはいえ、[漢字]実の親[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]なのでしょう?」
(実の親……やっぱりそうだったんだ)
よくよく考えてみれば、顔立ちや髪、瞳の色も、漣は二人に似ている気がする。
母親譲りの煤竹色の髪、父親譲りの桔梗色の瞳。
あの二人の特徴を見事に受け継いでいるようにも思う。
「―――――何か特別な事を云う義理はありません。ですが、云うとするなら」
[中央寄せ][明朝体][太字]|
最
初
で
最
後
の
親
孝
行
だ
か
ら
な
[/太字][/明朝体][/中央寄せ]
「――とでも云っておいて下さい」
「分かりました。●●さんも、そこに居る筈の太宰君もお元気で」
安吾さんに云われ、隣を見ると、そこに居た筈の太宰がいつの間にかいなくなっていた。
「(太宰さんは……!?)」
「云えたら云っておきますね、坂口さんも、栄養[漢字]飲物[/漢字][ふりがな]ドリンク[/ふりがな]ばかり飲まないようにして下さいね」
安吾さんは車に乗り込み、車を走らせた。
車が見えなくなると、辺りは静かになり、無事事件を解決させることが出来たんだな、と自然と思える。
「あれ、太宰さんいつの間に……」
太宰はというと、近くの壁から見ていたのだろう、此方に来ていた。
[小文字]「…………安吾」[/小文字]
「あのー、太宰さーん?[漢字]慥[/漢字][ふりがな]たし[/ふりがな]かにそうかもしれないけど、今の話とあれじゃあ違うのですから、別に善いじゃないですか」
「…………そうだね」
「……………?(何のことを云っているのだろう…)」
少し疑問に思ったが、先程の疑問がまた浮かんできたので、今度こそ訊ねた。
「…●●さん」
「何でしょう」
「●●さんが云っていた……『本当は殺す気は無い』って……」
「大方、その予想で合ってますよ」
「―――本当に殺す気はありませんでした。親だから、というのもありますが、[明朝体][太字]ある人に云われた約束[/太字][/明朝体]を実行中ですから」
「約束…?」
「……あの人との約束が無ければ私はあいつらを本当に殺したと思うし、今でもマフィアで殺しをしていたと思います」
「……」
「――――敦君は世の中で何を、されたら厭だと思うのは何ですか?」
「………理不尽に虐められる…とか?」
(一応経験あるし…)
「どん底をずっと歩んできた者は敦君のように答えると思います。ですが、私は少し違うと思っています」
「虐待とかもそうなのですが、一番は[太字]幸せを中途半端に噛みしめて終わりになること[/太字]」
「どん底を歩む人より、ある意味精神攻撃されるんです」
「――!」
「…兎に角。私は本気で殺そうと思わないと人に攻撃出来ないので無理矢理云っていた、という理由もありますけどね。」
「定時もとっくに過ぎているので早く帰りますよ!」
●●が無理矢理話を切り上げ、武装探偵社がある方向に歩いていった。
「(普通の人生、か………。僕は羨ましいな、と思うけど、善くないこともあるものなのかな……………)」
少々引っ掛かりを覚えながらも、●●についていくのだった。
[中央寄せ]とても綺麗で黄色の満月だった。[/中央寄せ]