二次創作
ヒカリと裏
祝🌸閲覧数500突破!!!!
皆さん、ありがとうございます!!!
今回から話が現在軸に戻るので、第陸話の続きになってます!
この話で異能力発動のシーンがあるんだけど、スマホで見てる人が大半だろうから、異能力発動のシーンはスマホを横にして見るといいかも!
そこんとこよろしく!
↓↓てことで本編ドゾ↓↓
[水平線]
【敦視点】
●●が入った建物は廃れた倉庫だった。
太宰と敦は足音を立てないよう、静かに気配を消しながら入口に近い置物まで行って身を潜めた。
[小文字][小文字]「、、、、、 、 、、、、、、。」[/小文字][/小文字]
●●はというと、倉庫の中央まで行き、一言ほど、敦たちには聞こえないぐらい、何かを呟いた。
――すると。
「―――そこにいるんでしょう。太宰さん、敦君。出てきたらどうです?」
●●がこちらに向いてきたのだ。
敦たちは潔く出ることにした。
「さすが●●だ。…何時から気付いていたのかい?」
「………この倉庫に二人が入った時から。」
「そんな[漢字]時間[/漢字][ふりがな]タイミング[/ふりがな]から気付いてたんですか⁉」
「、、、まぁ。何で追ってきたんですか?」
「あぁ、それは敦君が“[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]したい”と云ったからなのだよ。」
「ストー…カー……?(^ω^)」
「え[小文字]ッ[/小文字]、ちょっ、それはちがっ…!」
「そう、[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]。いやぁ~敦君もそういう事を考える年頃になったのだねぇ…[小文字]笑(・∀・)ニヤニヤ[/小文字]」
敦は誤解を解こうとしたが太宰が立て続けに云ったのでできなくなった。
「へぇ…[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]、ですか…敦君、何故[漢字]邪[/漢字][ふりがな]よこしま[/ふりがな]なことを?(;¬¬)」
「だ、だから違いますって~![小文字]汗[/小文字]」
「うふふ………ニヤニヤ」
「――そんなこと敦君が考えるわけない、でしょう![斜体]ウォラ![/斜体]」
「あだっ⁉何するのさ●●!私[漢字]先刻[/漢字][ふりがな]さっき[/ふりがな]も敦君にやられたのだけど⁉」
●●は敦から視線を変え、さらに膝を蹴った。
●●の太宰へのいじめ方が国木田のようにひどく見えた。←失礼な((
「[漢字]何故[/漢字][ふりがな]なにゆえ[/ふりがな]尾行が変態たちが行うストーカーになるのですか⁉純粋な敦君に、濁すような考えを入れないで下さいよ!」
「それに、漢字で“尾行”とあるじゃないですか!ふりがなで“ストーカー”などと紛らわしく書かないで下さい!」
?純粋な僕って…?
それと、少しメタ発言を聞いた気が…。
(気にしないでね、by主)
「あ、敦君は大丈夫ですよ。全然そんなこと思ってないので。太宰さんが悪いだけですし。(*´ω`*)」
「は、はい…。」
「一寸、私だけ扱い酷くないかい?」
「………」←無視[右寄せ][小文字]「無視された…」太宰[/小文字][/右寄せ]
少しの沈黙ができたので、敦は思い切って質問をしてみた。
「…●●さんはこの倉庫に何か用があって此処に来たんですか?」
「まぁ、用といえば、用…ですね。別に大した事じゃないのですが。」
「……若しかして、銀行強盗の件で…?」
「、、、そう、ですね。そんな感じです。
――ところで敦君。此処に見覚えはありませんか?」
「え?」
●●に云われ、周囲を見渡すと、周囲にはドラム缶や木箱が広く、まばらに置かれていた。
それだけだが……。
「あっ!この倉庫って…!」
「はい、[漢字]中[/漢字][ふりがな]あた[/ふりがな]りです。私達が敦君と会った場所ですよ。」
「…となると、敦君が入社しておよそ一月か。ある意味、敦君にとっては思い入れのある場所かもしれないねぇ」
「…あはは…。」
―そう、敦が初めて虎化を自覚した、あの倉庫だったのだ。
そこから、敦の波乱な人生がはじまり、探偵社に立て籠もった爆弾魔事件が敦の入社試験だったり、ポートマフィアやその黒き[漢字]禍狗[/漢字][ふりがな]まがいぬ[/ふりがな]・芥川と闘うことになったり、さらには[漢字]組合[/漢字][ふりがな]ギルド[/ふりがな]と呼ばれる海外異能組織にも追われることとなったり。
…そこで泉鏡花に会うことができたのだが。
「(そう考えると月日は早いなぁ…)」
[太字][明朝体]「…この倉庫、当たり前ですが保持者がその一月前までいなかったのですよ。」[/明朝体][/太字]
敦が感傷に浸っていると●●が突然この倉庫について話し始めた。
[太字][明朝体]「―でもね、今どうなっているのか調べてみると、この廃れた倉庫に保持者がいるんです。」[/明朝体][/太字]
敦と太宰は静かに耳を傾けていた。
敦は、この話を遮ってはいけないようにも感じた。
「…何でこんな廃れた倉庫を保持する必要があるんでしょうかね。」
彼女の言葉は独り言なのか、僕たちに向けて云っているのか。
敦には判らなかった。
「……はぁ…。やりたくなかったんだけどなぁ…。」
[中央寄せ][小文字]カツ カツ[/小文字][/中央寄せ]
●●はもう一度奥に向いた。
――[太字]とてつもないくらいの殺気とともに。[/太字]
「そっちから出てくるまで待とう、と思ったのだけど…生憎夜なんでね、手短に済ませよう」
ちらりと●●が倉庫の壊れた窓―[漢字]縁[/漢字][ふりがな]ふち[/ふりがな]しか残っていないところ―を見たので敦たちもつられて見た。
月光が漏れていた。
その月はいつもより一際大きい満月で____[太字]黄色[/太字]だった。
「…今日は月がきれいな夜ですね。そのおかげで光の量も充分にある。」
●●は左手を宙に掲げた。何をする気なのだろう?
[大文字][太字]「異能力_____」[/太字][/大文字]
[中央寄せ]. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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. . . . . . . . . . .[明朝体]ヒ[/明朝体]. . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . .[明朝体]カ[/明朝体]. . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . .[明朝体]リ[/明朝体]. . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .[/中央寄せ]
この言葉により、●●の左手に異能力を使用した時に出る白い文字列の光が現れる。
文字列の光が収まると、●●の左手の五指には白く光っている[漢字]ヒカリ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]が。
そのヒカリはみるみるうちに形状を変えた。
長細い、弓のような形状に。
五指全てのヒカリを集約してできたもの。
さらに右手も弓で矢を射るように動かした。
右手にもヒカリが生じ、それもまた長細い棒―矢に変わる。
[中央寄せ]キリッ キリッ[/中央寄せ]
ヒカリでできた弓の弦と矢が擦り合う音がする。
[太字][明朝体]「私の異能力は―――ありとあらゆる世の中の[漢字]光[/漢字][ふりがな]ヒカリ[/ふりがな]を操る能力です。」[/明朝体][/太字]
●●はヒカリの弓矢を天井に向け―――撃った。
[中央寄せ][斜体]バシュッ[/斜体][/中央寄せ]
そしてその矢は天井を通り、ある木箱のところに落下した。
――すると。
[中央寄せ][大文字][太字]ドォォォォンッッ[斜体]!!!![/斜体][/太字][/大文字][/中央寄せ]
「⁉」
その木箱が爆発したのだ。
モクモクと黒煙が上がっていくなか、●●は依然として落ち着いていた。
―――否、落ち着いているのではない。先程よりも凄い殺気を纏っていた。
殺気を纏うことを止めず、●●は爆発した木箱の方向を鋭く見る。
[太字]「いい加減――出て来いよ。そこにいるのは判ってンだ」[/太字]
――いつも丁寧に対応する●●。彼女はいつも、誰にでも対して敬語か優しい口調だった。
――が。
[太字][明朝体]――今、初めて、口調が荒い、●●を敦は見た。[/明朝体][/太字]
皆さん、ありがとうございます!!!
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この話で異能力発動のシーンがあるんだけど、スマホで見てる人が大半だろうから、異能力発動のシーンはスマホを横にして見るといいかも!
そこんとこよろしく!
↓↓てことで本編ドゾ↓↓
[水平線]
【敦視点】
●●が入った建物は廃れた倉庫だった。
太宰と敦は足音を立てないよう、静かに気配を消しながら入口に近い置物まで行って身を潜めた。
[小文字][小文字]「、、、、、 、 、、、、、、。」[/小文字][/小文字]
●●はというと、倉庫の中央まで行き、一言ほど、敦たちには聞こえないぐらい、何かを呟いた。
――すると。
「―――そこにいるんでしょう。太宰さん、敦君。出てきたらどうです?」
●●がこちらに向いてきたのだ。
敦たちは潔く出ることにした。
「さすが●●だ。…何時から気付いていたのかい?」
「………この倉庫に二人が入った時から。」
「そんな[漢字]時間[/漢字][ふりがな]タイミング[/ふりがな]から気付いてたんですか⁉」
「、、、まぁ。何で追ってきたんですか?」
「あぁ、それは敦君が“[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]したい”と云ったからなのだよ。」
「ストー…カー……?(^ω^)」
「え[小文字]ッ[/小文字]、ちょっ、それはちがっ…!」
「そう、[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]。いやぁ~敦君もそういう事を考える年頃になったのだねぇ…[小文字]笑(・∀・)ニヤニヤ[/小文字]」
敦は誤解を解こうとしたが太宰が立て続けに云ったのでできなくなった。
「へぇ…[漢字]尾行[/漢字][ふりがな]ストーカー[/ふりがな]、ですか…敦君、何故[漢字]邪[/漢字][ふりがな]よこしま[/ふりがな]なことを?(;¬¬)」
「だ、だから違いますって~![小文字]汗[/小文字]」
「うふふ………ニヤニヤ」
「――そんなこと敦君が考えるわけない、でしょう![斜体]ウォラ![/斜体]」
「あだっ⁉何するのさ●●!私[漢字]先刻[/漢字][ふりがな]さっき[/ふりがな]も敦君にやられたのだけど⁉」
●●は敦から視線を変え、さらに膝を蹴った。
●●の太宰へのいじめ方が国木田のようにひどく見えた。←失礼な((
「[漢字]何故[/漢字][ふりがな]なにゆえ[/ふりがな]尾行が変態たちが行うストーカーになるのですか⁉純粋な敦君に、濁すような考えを入れないで下さいよ!」
「それに、漢字で“尾行”とあるじゃないですか!ふりがなで“ストーカー”などと紛らわしく書かないで下さい!」
?純粋な僕って…?
それと、少しメタ発言を聞いた気が…。
(気にしないでね、by主)
「あ、敦君は大丈夫ですよ。全然そんなこと思ってないので。太宰さんが悪いだけですし。(*´ω`*)」
「は、はい…。」
「一寸、私だけ扱い酷くないかい?」
「………」←無視[右寄せ][小文字]「無視された…」太宰[/小文字][/右寄せ]
少しの沈黙ができたので、敦は思い切って質問をしてみた。
「…●●さんはこの倉庫に何か用があって此処に来たんですか?」
「まぁ、用といえば、用…ですね。別に大した事じゃないのですが。」
「……若しかして、銀行強盗の件で…?」
「、、、そう、ですね。そんな感じです。
――ところで敦君。此処に見覚えはありませんか?」
「え?」
●●に云われ、周囲を見渡すと、周囲にはドラム缶や木箱が広く、まばらに置かれていた。
それだけだが……。
「あっ!この倉庫って…!」
「はい、[漢字]中[/漢字][ふりがな]あた[/ふりがな]りです。私達が敦君と会った場所ですよ。」
「…となると、敦君が入社しておよそ一月か。ある意味、敦君にとっては思い入れのある場所かもしれないねぇ」
「…あはは…。」
―そう、敦が初めて虎化を自覚した、あの倉庫だったのだ。
そこから、敦の波乱な人生がはじまり、探偵社に立て籠もった爆弾魔事件が敦の入社試験だったり、ポートマフィアやその黒き[漢字]禍狗[/漢字][ふりがな]まがいぬ[/ふりがな]・芥川と闘うことになったり、さらには[漢字]組合[/漢字][ふりがな]ギルド[/ふりがな]と呼ばれる海外異能組織にも追われることとなったり。
…そこで泉鏡花に会うことができたのだが。
「(そう考えると月日は早いなぁ…)」
[太字][明朝体]「…この倉庫、当たり前ですが保持者がその一月前までいなかったのですよ。」[/明朝体][/太字]
敦が感傷に浸っていると●●が突然この倉庫について話し始めた。
[太字][明朝体]「―でもね、今どうなっているのか調べてみると、この廃れた倉庫に保持者がいるんです。」[/明朝体][/太字]
敦と太宰は静かに耳を傾けていた。
敦は、この話を遮ってはいけないようにも感じた。
「…何でこんな廃れた倉庫を保持する必要があるんでしょうかね。」
彼女の言葉は独り言なのか、僕たちに向けて云っているのか。
敦には判らなかった。
「……はぁ…。やりたくなかったんだけどなぁ…。」
[中央寄せ][小文字]カツ カツ[/小文字][/中央寄せ]
●●はもう一度奥に向いた。
――[太字]とてつもないくらいの殺気とともに。[/太字]
「そっちから出てくるまで待とう、と思ったのだけど…生憎夜なんでね、手短に済ませよう」
ちらりと●●が倉庫の壊れた窓―[漢字]縁[/漢字][ふりがな]ふち[/ふりがな]しか残っていないところ―を見たので敦たちもつられて見た。
月光が漏れていた。
その月はいつもより一際大きい満月で____[太字]黄色[/太字]だった。
「…今日は月がきれいな夜ですね。そのおかげで光の量も充分にある。」
●●は左手を宙に掲げた。何をする気なのだろう?
[大文字][太字]「異能力_____」[/太字][/大文字]
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この言葉により、●●の左手に異能力を使用した時に出る白い文字列の光が現れる。
文字列の光が収まると、●●の左手の五指には白く光っている[漢字]ヒカリ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]が。
そのヒカリはみるみるうちに形状を変えた。
長細い、弓のような形状に。
五指全てのヒカリを集約してできたもの。
さらに右手も弓で矢を射るように動かした。
右手にもヒカリが生じ、それもまた長細い棒―矢に変わる。
[中央寄せ]キリッ キリッ[/中央寄せ]
ヒカリでできた弓の弦と矢が擦り合う音がする。
[太字][明朝体]「私の異能力は―――ありとあらゆる世の中の[漢字]光[/漢字][ふりがな]ヒカリ[/ふりがな]を操る能力です。」[/明朝体][/太字]
●●はヒカリの弓矢を天井に向け―――撃った。
[中央寄せ][斜体]バシュッ[/斜体][/中央寄せ]
そしてその矢は天井を通り、ある木箱のところに落下した。
――すると。
[中央寄せ][大文字][太字]ドォォォォンッッ[斜体]!!!![/斜体][/太字][/大文字][/中央寄せ]
「⁉」
その木箱が爆発したのだ。
モクモクと黒煙が上がっていくなか、●●は依然として落ち着いていた。
―――否、落ち着いているのではない。先程よりも凄い殺気を纏っていた。
殺気を纏うことを止めず、●●は爆発した木箱の方向を鋭く見る。
[太字]「いい加減――出て来いよ。そこにいるのは判ってンだ」[/太字]
――いつも丁寧に対応する●●。彼女はいつも、誰にでも対して敬語か優しい口調だった。
――が。
[太字][明朝体]――今、初めて、口調が荒い、●●を敦は見た。[/明朝体][/太字]