文字サイズ変更

陰キャに恋はわからない

#7

不穏

「お待たせしました。さば味噌セットとしょうが焼きセットです。」
「うわぁ~~‼美味しそう!」
明はさば味噌を見てそう言う。
「俺ちょっとドリンクバー行ってくる」
「あ、私も...」
「いや、明の分も持ってくるわ。」
「え、いいの?じゃあ、麦茶で!」
「りょーかい」
俺は席を立ち、ドリンクバーに向かった。


「麦茶...麦茶...あった。」
コップをセットして、ボタンに手を伸ばす。
「おい、影道」
後ろから誰かに声をかけられ、とっさに手を引っ込める。振り向くと、そこには見慣れた人がいた。
「[漢字]黒神[/漢字][ふりがな]くろかみ[/ふりがな]?」
[漢字]黒神進[/漢字][ふりがな]くろかみしん[/ふりがな]、同じクラスの男子。成績学年トップで、顔もイケメンの陽キャ。こいつが、なぜここに...?
「さっき街中で明ちゃんと二人で歩いてるお前を見かけたんで、ついてきたんだよ。まさかデートか?」
「服選びに付き合わされて、ついでに昼食食べてるだけだよ。」
「へ~そっか~、まあ、それならいいや。」
「何がだ」
「じゃ、仲良くな。あ、それと...」
[小文字]「オメーみたいな陰キャが、明ちゃんの彼氏になれると思うなよ?」[/小文字]
そう、耳元でささやき、彼は去っていった。
もとから、彼氏になろうと言う気はない。だが、なぜかこの先が不穏な予感がした。
黒神はいったい何のためにあんなことを...?
コップに注がれる麦茶は、まるで俺の心のコップにたまる不安のようだった。

作者メッセージ

猛勉強+風邪の大打撃を受けて、1週間更新できませんでした。ごめーんね(((
「黒」神、「影」道、...暗いのばっかだな...。
俺の心みたい。

2024/12/21 13:25

ID:≫kpbm/eHJRswKA
続きを執筆
小説を編集
パスワードをおぼえている場合は、ご自分で小説を削除してください。【削除方法

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

パスワードについて

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 9

コメント
[3]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL