陰キャに恋はわからない
もう春だというのに外は寒い。俺は丈の長めのコートをふわふわとさせて教室へ向かう。
俺は[漢字]影道透[/漢字][ふりがな]かげみちとおる[/ふりがな]。高校2年。陰キャだが友達はいる。ぼっち回避、イエーイ。
ガラガラ、 と教室のドアを開けると
「おっはー!カゲっちー!」
「そのコート新しく買ったー?」
などと声が聞こえてくる。
「...おはよ」
コートの襟を直しながら答えると、
「影道く~~~ん!!」
と、一人の女子がそう叫ぶなり俺に飛びつこうとする。こいつの名前は[漢字]白井明[/漢字][ふりがな]しらいあかり[/ふりがな]。高1のときからクラスが同じの明るい女子。フレンドリーで性格はまるで俺と正反対。
彼女のタックルをかわし、席へ向かおうとすると、
「なんで避けるの!?」
と怒られた。そりゃ避けるだろーが。
クラスの連中の会話を聞くと、どうやら彼女は俺のことが 「好き」 らしいのだが、俺には恋だの愛だのは分からない。
彼女は去年から俺に対してかなり積極的だった。テキトーにいなしていたが、今年も同じクラスになるとは。2年になってもうすぐ1週間。これからどんな日々を送ることになるんだろうかと、大きな不安とたった少しのワクワクを募らせていると、
キーンコーンカーンコーン...とチャイムがなって、先生が来た。一限目は数学らしい。
俺はノートを開き、ちょっと高いシャーペンを走らせた。
俺は[漢字]影道透[/漢字][ふりがな]かげみちとおる[/ふりがな]。高校2年。陰キャだが友達はいる。ぼっち回避、イエーイ。
ガラガラ、 と教室のドアを開けると
「おっはー!カゲっちー!」
「そのコート新しく買ったー?」
などと声が聞こえてくる。
「...おはよ」
コートの襟を直しながら答えると、
「影道く~~~ん!!」
と、一人の女子がそう叫ぶなり俺に飛びつこうとする。こいつの名前は[漢字]白井明[/漢字][ふりがな]しらいあかり[/ふりがな]。高1のときからクラスが同じの明るい女子。フレンドリーで性格はまるで俺と正反対。
彼女のタックルをかわし、席へ向かおうとすると、
「なんで避けるの!?」
と怒られた。そりゃ避けるだろーが。
クラスの連中の会話を聞くと、どうやら彼女は俺のことが 「好き」 らしいのだが、俺には恋だの愛だのは分からない。
彼女は去年から俺に対してかなり積極的だった。テキトーにいなしていたが、今年も同じクラスになるとは。2年になってもうすぐ1週間。これからどんな日々を送ることになるんだろうかと、大きな不安とたった少しのワクワクを募らせていると、
キーンコーンカーンコーン...とチャイムがなって、先生が来た。一限目は数学らしい。
俺はノートを開き、ちょっと高いシャーペンを走らせた。