私のリーパー
そんな約束をして二ヶ月程度が過ぎた寒い冬の日。
僕らは手を繋いだまま、いつものブランコベンチに座っていた。
「寒いね〜.ᐟ.ᐟお兄ちゃん、手貸してくれる?」
彼女の吐く息は白い。とても寒いというのにそれを見せぬ笑顔。
そんな彼女に少し見惚れながらも、僕は手を差し出した。
「ありがとう.ᐟ.ᐟ」
にこにこ、と前のように笑ってくれるようになったのはかなり嬉しい。
何より僕の希望の光がまた灯った感じがする。
ひょー、と冷たい風しか吹かぬ養護施設。
山の麓にあるからだろう。
夏はうるさいし冬は寒い。花粉もすごいし、虫も多い。
でも、なぜかこの場所は嫌いになれなかった。
ここにいる人は嫌いだけれど、この場所は好きだった。
「お兄ちゃん、.ᐟ.ᐟ外へ出かけないっ?今日は出ていい日なんだよ〜.ᐟ」
そんなことを思っていた時、彼女にそう言われた。
とても嬉しそうな彼女を見て、断れるわけもない。断りたくもない。
僕はこくりと頷いた。
久々の外だ。
もう外の世界には住みたくはないと思ったが、遊びに行くのはまた違う。
「2人だけでお出かけでもしようか。」
そういうと、かなり喜んでくれた。
だって、2人に邪魔はいらない。
養護施設の人に行くことを伝えると、着いて行こうかと言われたが、全力で断った。
少し悲しそうな顔をされたけれど関係無い。もう信用なんてしないのだから。
2人で手を繋いで歩く。寒い寒い外を。
いつの間にか雪が降っていたようで、地面は白い。
一歩を踏み出すたびにしゃり、と鳴る音が好きなのか彼女は上機嫌で歩いている。
息も道も、空も白い。
そんな空からはしとしとと雪が降っている。
まだまだ積もるつもりなのかどんどん降ってくる。
でも傘は刺さない。僕も彼女もポンチョを着ているから。
ポンチョがあれば別に濡れることもない。
歩いて数十分。僕らはとある公園へたどり着いた。
別にどこに行きたかったわけでもない。
ただ彼女と歩いていたかった。でも行き先がないとただの散歩だ。
彼女を満足させるためにも、僕はこの公園へ来た。
ここの公園はとても広い。
更にはいろんな人に人気の公園だ。子供から大人、老人にも。今も子供が遊んでいる。
だからこそ、子供2人がここにいても違和感はないだろう。
「何してるの?2人だけ?お母さんは?」みたいに言われることもない。
そんな予想を立てながら僕は彼女と公園を歩き始めた。
途中で自販機でホットカフェオレを、移動販売車からクレープを買う。
施設からのお小遣いで。
彼女に渡すとすごく嬉しそうに笑ってくれる。
僕は要らないのかと尋ねられたが、一口貰って終わることにした。
彼女の顔を見ているだけで幸せだから。
僕らは手を繋いだまま、いつものブランコベンチに座っていた。
「寒いね〜.ᐟ.ᐟお兄ちゃん、手貸してくれる?」
彼女の吐く息は白い。とても寒いというのにそれを見せぬ笑顔。
そんな彼女に少し見惚れながらも、僕は手を差し出した。
「ありがとう.ᐟ.ᐟ」
にこにこ、と前のように笑ってくれるようになったのはかなり嬉しい。
何より僕の希望の光がまた灯った感じがする。
ひょー、と冷たい風しか吹かぬ養護施設。
山の麓にあるからだろう。
夏はうるさいし冬は寒い。花粉もすごいし、虫も多い。
でも、なぜかこの場所は嫌いになれなかった。
ここにいる人は嫌いだけれど、この場所は好きだった。
「お兄ちゃん、.ᐟ.ᐟ外へ出かけないっ?今日は出ていい日なんだよ〜.ᐟ」
そんなことを思っていた時、彼女にそう言われた。
とても嬉しそうな彼女を見て、断れるわけもない。断りたくもない。
僕はこくりと頷いた。
久々の外だ。
もう外の世界には住みたくはないと思ったが、遊びに行くのはまた違う。
「2人だけでお出かけでもしようか。」
そういうと、かなり喜んでくれた。
だって、2人に邪魔はいらない。
養護施設の人に行くことを伝えると、着いて行こうかと言われたが、全力で断った。
少し悲しそうな顔をされたけれど関係無い。もう信用なんてしないのだから。
2人で手を繋いで歩く。寒い寒い外を。
いつの間にか雪が降っていたようで、地面は白い。
一歩を踏み出すたびにしゃり、と鳴る音が好きなのか彼女は上機嫌で歩いている。
息も道も、空も白い。
そんな空からはしとしとと雪が降っている。
まだまだ積もるつもりなのかどんどん降ってくる。
でも傘は刺さない。僕も彼女もポンチョを着ているから。
ポンチョがあれば別に濡れることもない。
歩いて数十分。僕らはとある公園へたどり着いた。
別にどこに行きたかったわけでもない。
ただ彼女と歩いていたかった。でも行き先がないとただの散歩だ。
彼女を満足させるためにも、僕はこの公園へ来た。
ここの公園はとても広い。
更にはいろんな人に人気の公園だ。子供から大人、老人にも。今も子供が遊んでいる。
だからこそ、子供2人がここにいても違和感はないだろう。
「何してるの?2人だけ?お母さんは?」みたいに言われることもない。
そんな予想を立てながら僕は彼女と公園を歩き始めた。
途中で自販機でホットカフェオレを、移動販売車からクレープを買う。
施設からのお小遣いで。
彼女に渡すとすごく嬉しそうに笑ってくれる。
僕は要らないのかと尋ねられたが、一口貰って終わることにした。
彼女の顔を見ているだけで幸せだから。