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微グロのときがございます。
暗めの内容となっております。ご了承ください。

※数年前に書いたものをリメイクしたものです。表現方法が疎い場合があります。

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私のリーパー

#20

大事件。

けれども、簡単には上手くいかない。

黒羽が元気になってからも私への嫌がらせは止まらなかったのだ。
黒羽がどれだけ止めに入っても、終わらない。


毎日のように机に落書きされ、
毎日のように水を浴びせされ、
毎日のように靴が消え、
毎日のように黒羽と離れさせられそうになる。

でもその度に黒羽は私を助けてくれる。

私が泣きそうになると黒羽が来てくれて、相手を取っ払ってくれる。

ああ、こんな私がこんなに恵まれていていいのだろうか。
黒羽を巻き込ませてしまって良いのだろうか。

何度もそう考えて何度も黒羽を避けようとするが、何度も追いかけてきては私を助けてくれる。

ごめんね、と謝るたびに黒羽はずっとこれをつぶやいた。


「君が悪いのじゃないんだから、謝らないでよ。全ては僕がおいしく魂を食べるためさ。」


なんでこんなに黒羽は優しいのだろうか。

でもツンデレがすごい気がするよ。うん。




しかし、不運はすぐそばにある。

最近は上手くかわせていただけで、不運なんて私の真隣にあるのだ。
すぐに遭遇してしまう。



黒羽が先生に頼まれて何かを運びに行ってる時、私は一人で階段を降りようとしていた。

次の授業は何だったか、黒羽の分の準備もしてあげようか。

なんて気楽なことを考えて、鼻歌でも歌いながら歩いていた。


そのとき、はっと気付かされた。

私の足が地に着いていない。


私の体が宙に舞っているのだ。

空中にいる時間がとても長く感じる。数分ぐらいかけて落ちているように感じる。


私は理解するまで時間がかかった。いや、理解できずに刻々と落ちている。


今何が起きた?

なぜ私は浮いている?

地面が近くなる。

どうしたのだ?

何が起こっている?


しかしいくら考えても答えは出ず、段々と地面が近くなっていく。

もうぶつかってしまう、そう思ってぎゅっと目を瞑る。

しかしそれで何かが変わるわけでもなく、私は当然の如く床に倒れ込んだ。


ただ地面に体や頭は打っていない。
倒れたのに打っていない。地面には、打っていない。

なぜか、、そう。

誰かが私の下敷きになってしまっているのだ。


さっと起き上がって謝れたらいいものの、空中にいたため、そして強い衝撃と困惑のせいで頭が混乱と酔いを起こし、動けなかった。



私が意識を失う前、誰かが何かを言っていた気がするが、、

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作者メッセージ

大ピンチの大事件。

さあどうなるのでしょうね、、

2024/12/04 21:57

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