私のリーパー
潰した薬草を茹でる。そして薬草を絞る。
その絞り汁を試験管に入れて、前に作った熱が出る薬を少し入れる。
そして混ぜる。また熱が出る薬を入れて混ぜる。
それの繰り返し。
繰り返して繰り返して、、試験管2本分の薬が完成した。
それを僕はじっと見つめて何かおかしいところはないか確認する。
今回のも多分大丈夫だ。そう思って一息をつくと女は僕にこう言った。
「できたっ?できたよね??」
やけに焦っている。
早く家にかえらないと行けないのだろうか。
なんて思いながらも僕はこくりと頷いて女に薬を渡した。
この時の僕はこの薬が悪用されるなんてことは知らなかった。
だからこんな事件に巻き込まれてしまったのだ。
しばらくして理科室の外が騒がしいことに気がついた。
いつもはそういうのも気づかないのだが、今日は何故か気がついた。
ちら、とドアを開けて外を見てみる。
そこには息を切らし、苦しそうな顔をして、倒れている男がいた。
「あの人、、、」
あの男は今僕が目をつけている人だ。
他人に興味のない僕が唯一目をつけているあの男。
おそらく“人”ではない。
僕がたまたま夜中に起きて窓を開けた時。見えてしまったのだ。
彼が空を飛んでいるところを。
そんな彼は鎌のようなものを持ち、片手をあげていた。
その片手にはほんのりとしたあかりが沢山彼の元へ向かっていた。
人じゃない。人外だ。
僕はその時からそう思っていた。
だがしかし、見たのは夜中。もしかしたら僕が寝ぼけていたのかもしれない。夢なのかもしれない。
そう思っていた。
だからそれを事実なのか確かめるために僕が目をつけた人だった。
その人が倒れているのだ。焦らずにはいられない。
、、、嫌な予感がする。
過去にないぐらいの嫌な予感が。
「まさか、、、嘘だろ、?」
その絞り汁を試験管に入れて、前に作った熱が出る薬を少し入れる。
そして混ぜる。また熱が出る薬を入れて混ぜる。
それの繰り返し。
繰り返して繰り返して、、試験管2本分の薬が完成した。
それを僕はじっと見つめて何かおかしいところはないか確認する。
今回のも多分大丈夫だ。そう思って一息をつくと女は僕にこう言った。
「できたっ?できたよね??」
やけに焦っている。
早く家にかえらないと行けないのだろうか。
なんて思いながらも僕はこくりと頷いて女に薬を渡した。
この時の僕はこの薬が悪用されるなんてことは知らなかった。
だからこんな事件に巻き込まれてしまったのだ。
しばらくして理科室の外が騒がしいことに気がついた。
いつもはそういうのも気づかないのだが、今日は何故か気がついた。
ちら、とドアを開けて外を見てみる。
そこには息を切らし、苦しそうな顔をして、倒れている男がいた。
「あの人、、、」
あの男は今僕が目をつけている人だ。
他人に興味のない僕が唯一目をつけているあの男。
おそらく“人”ではない。
僕がたまたま夜中に起きて窓を開けた時。見えてしまったのだ。
彼が空を飛んでいるところを。
そんな彼は鎌のようなものを持ち、片手をあげていた。
その片手にはほんのりとしたあかりが沢山彼の元へ向かっていた。
人じゃない。人外だ。
僕はその時からそう思っていた。
だがしかし、見たのは夜中。もしかしたら僕が寝ぼけていたのかもしれない。夢なのかもしれない。
そう思っていた。
だからそれを事実なのか確かめるために僕が目をつけた人だった。
その人が倒れているのだ。焦らずにはいられない。
、、、嫌な予感がする。
過去にないぐらいの嫌な予感が。
「まさか、、、嘘だろ、?」
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