私のリーパー
...???視点 ...
ある日のこと。
いつものように僕、[漢字]城ヶ崎 一桜[/漢字][ふりがな]じょうがさき いお[/ふりがな]は理科室でとある実験を行い、楽しんでいた。
僕のクラスの今の授業は国語だが、僕には関係がない。
実験の方が何倍も大事だからだ。
実験といっても僕が好きな実験は塩素とこれをまぜたらどうなるのか、とかこうすることによってどんなエネルギーが、、というような実験ではない。
珍しい薬草を探索して採取し、その薬草をあんなこんなすると世にも珍しい薬を作ることができるというもの。
周りの人にはできないような薬を作ることができる僕は、先生から特別にこの理科室にはいつでも使えるという特権をもらった。
珍しい薬が気になる?そうですか。ならば教えて差し上げましょう。
僕が作る薬は『空を飛べる』『足が早くなる』『幼児化させる』『触れたのをお金に変える』『痛みを無効にする』など、一見魔法のような薬。
なんでこんな薬が作れるかを僕に聞くのは禁止致します。
あんなこんなしたらできたんですよ。僕にも知り由もない。
まあそんな僕の話は置いておいて、今日も薬作りますか。
なんて呑気に思いながら僕は薬草をすりつぶしていた。
その時。理科室のドアが大きな音を立てて勢いよく開いた。
今の時間は理科室を使う教室はないはず、そう思って首を傾げると、ドアからは1人の生徒がやってきた。
黒くて長い髪を持っている女の生徒だ。
誰だかわからず、ぽかん、と突っ立っていると、その女は僕にこういった。
「ねぇあんた!あんたさ、変な薬作れるんでしょっ?」
変な薬とは失敬な。
珍しい、と訂正してはいただけないだろうか。
そうは思うものの、陽キャには圧倒的な弱さを見せる僕は「あ、はい、」としか答えようがなかった。
「どんな人でも熱が出るって薬!!作れるでしょ??」
僕が答えたすぐ、直後に彼女はそう言った。
どんな人でも、熱が出る。誰かに使うためだろうか。
それだったら良くない。なにしろ事件に僕が巻き込まれるのは勘弁だ。
そう思った僕は勇気を振り絞ってこう聞いた。
「そ、それは、誰に使うのです、?なんのために、?」
そういうと、女はニヤリと笑ってこうつげた。
「学校休むため!!」
そんな理由かよ、と少し呆れた。
何か不思議なことを行うのではないか、と期待してしまっていたというのは内緒にしておきましょう。
僕は彼女に軽く苦笑したあと、その依頼を受け入れた。
そして僕はすぐに作業に取り掛かった。
とても珍しい何かわかんない薬草を潰していると、ふと思った。
依頼人はどんな体をしているのだろうか、と。
どんな人でも熱が出るように、と述べていた。
女は天使や悪魔などそんなものなのだろうか。
普通の人間だと熱が出る薬で簡単に熱を出せるのに。
まあ僕には関係もない。それに単に言い間違えた可能性も高い。
そう自分自身を納得させ、僕はこの疑問を心の奥底に沈めた。
さあ。気にせずつくろう。
ある日のこと。
いつものように僕、[漢字]城ヶ崎 一桜[/漢字][ふりがな]じょうがさき いお[/ふりがな]は理科室でとある実験を行い、楽しんでいた。
僕のクラスの今の授業は国語だが、僕には関係がない。
実験の方が何倍も大事だからだ。
実験といっても僕が好きな実験は塩素とこれをまぜたらどうなるのか、とかこうすることによってどんなエネルギーが、、というような実験ではない。
珍しい薬草を探索して採取し、その薬草をあんなこんなすると世にも珍しい薬を作ることができるというもの。
周りの人にはできないような薬を作ることができる僕は、先生から特別にこの理科室にはいつでも使えるという特権をもらった。
珍しい薬が気になる?そうですか。ならば教えて差し上げましょう。
僕が作る薬は『空を飛べる』『足が早くなる』『幼児化させる』『触れたのをお金に変える』『痛みを無効にする』など、一見魔法のような薬。
なんでこんな薬が作れるかを僕に聞くのは禁止致します。
あんなこんなしたらできたんですよ。僕にも知り由もない。
まあそんな僕の話は置いておいて、今日も薬作りますか。
なんて呑気に思いながら僕は薬草をすりつぶしていた。
その時。理科室のドアが大きな音を立てて勢いよく開いた。
今の時間は理科室を使う教室はないはず、そう思って首を傾げると、ドアからは1人の生徒がやってきた。
黒くて長い髪を持っている女の生徒だ。
誰だかわからず、ぽかん、と突っ立っていると、その女は僕にこういった。
「ねぇあんた!あんたさ、変な薬作れるんでしょっ?」
変な薬とは失敬な。
珍しい、と訂正してはいただけないだろうか。
そうは思うものの、陽キャには圧倒的な弱さを見せる僕は「あ、はい、」としか答えようがなかった。
「どんな人でも熱が出るって薬!!作れるでしょ??」
僕が答えたすぐ、直後に彼女はそう言った。
どんな人でも、熱が出る。誰かに使うためだろうか。
それだったら良くない。なにしろ事件に僕が巻き込まれるのは勘弁だ。
そう思った僕は勇気を振り絞ってこう聞いた。
「そ、それは、誰に使うのです、?なんのために、?」
そういうと、女はニヤリと笑ってこうつげた。
「学校休むため!!」
そんな理由かよ、と少し呆れた。
何か不思議なことを行うのではないか、と期待してしまっていたというのは内緒にしておきましょう。
僕は彼女に軽く苦笑したあと、その依頼を受け入れた。
そして僕はすぐに作業に取り掛かった。
とても珍しい何かわかんない薬草を潰していると、ふと思った。
依頼人はどんな体をしているのだろうか、と。
どんな人でも熱が出るように、と述べていた。
女は天使や悪魔などそんなものなのだろうか。
普通の人間だと熱が出る薬で簡単に熱を出せるのに。
まあ僕には関係もない。それに単に言い間違えた可能性も高い。
そう自分自身を納得させ、僕はこの疑問を心の奥底に沈めた。
さあ。気にせずつくろう。
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