好き、恋、そして愛
言ってしまった。
私は暁月葉音、たった今好きな人からの告白を断ってしまった。
理由は明白、私の余命が後3ヶ月程度しかないからだ。
この間、医者に言われた。
『暁月さんは癌にかかっています。若いので進行が早く、もって…あと3ヶ月程度です。入院しても治る可能性は低いので、いっそ入院しないと言う手もありますが…。』
あの日から、私は考えた。
入院した方が万一の時安心だ。入院しないより長生きできる可能性もある。
けれど…入院しても、楽しくはないだろう。
学校にも通えないし、クラスメイトや友人たちに会うこともできない。
もちろん…恋愛だって。
好きな人を見て胸をときめかせる、幸せな時間を失うことになってしまう。
それは嫌だから、私は入院しないという手を選んだ。
なのに。
まさか、好きな人から告白されてしまうだなんて。
遠くから眺めているだけで満足だったのに、告白されてしまったら付き合いたいと思ってしまうではないか。
欲求がどんどん高くなっていってしまうではないか。
死にたくなくなってしまうではないか。
だから、私は断った。
本当は断りたくなかった。
でも仕方がないんだ。
自分を抑えるためには、仕方がなかったんだ______。
私は暁月葉音、たった今好きな人からの告白を断ってしまった。
理由は明白、私の余命が後3ヶ月程度しかないからだ。
この間、医者に言われた。
『暁月さんは癌にかかっています。若いので進行が早く、もって…あと3ヶ月程度です。入院しても治る可能性は低いので、いっそ入院しないと言う手もありますが…。』
あの日から、私は考えた。
入院した方が万一の時安心だ。入院しないより長生きできる可能性もある。
けれど…入院しても、楽しくはないだろう。
学校にも通えないし、クラスメイトや友人たちに会うこともできない。
もちろん…恋愛だって。
好きな人を見て胸をときめかせる、幸せな時間を失うことになってしまう。
それは嫌だから、私は入院しないという手を選んだ。
なのに。
まさか、好きな人から告白されてしまうだなんて。
遠くから眺めているだけで満足だったのに、告白されてしまったら付き合いたいと思ってしまうではないか。
欲求がどんどん高くなっていってしまうではないか。
死にたくなくなってしまうではないか。
だから、私は断った。
本当は断りたくなかった。
でも仕方がないんだ。
自分を抑えるためには、仕方がなかったんだ______。
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