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好き、恋、そして愛

#6

好きなのに。

 「…ごめんなさい。大笠くんのことは好き、だけど…。私は……。」
 …え?
 僕はたった今、振られたようだ。
 暁月さんと僕の間に、冷たい風が吹き付ける。
 しばらくの静寂の後、僕は聞いた。
 「好き、だけど…って?」
 デリケートな話だったらどうしようか、と心配に思ったが、今ここで聞かないと気になって仕様がないし、後悔が残ると思った。
 暁月さんは言うのを躊躇うような仕草を見せる。
 やはり聞かなかった方がよかったのだろうか。
 そう不安に思った時、暁月さんは言った。


 「私は…あと3ヶ月しか生きられないから。」


 「、、、え。」
 小さく蚊の鳴くような声、しかし僕にははっきりと聞こえた。
 暁月さんは3ヶ月しか生きられない。
 それが僕の頭に木霊する。
 「だから…付き合ってもお互い辛いだけだと思うから…ごめんなさい。」
 そう言って、暁月さんはその場から走り去っていく。
 僕は追いかけることもできず、ただその場に呆然と立っていた。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

急展開キター♪───O(≧∇≦)O────♪
顔文字なっが。

2023/12/18 19:19

檸檬 ID:≫9tvY7vP3G1jVg
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