好き、恋、そして愛
待ちに待った放課後。
僕・大笠湊は、今にも破裂しそうな心を落ち着かせるようにしながら、屋上で暁月葉音さんのことを待っていた。
もう冬か。
屋上の花壇に生えている花々は元気なくうなだれていて、少しの風でも体がブルっと震える。
外に呼び出すのは失敗、だったかも…。
自信がなくなった時、暁月さんが屋上に来た。
不安そうな、けれど期待が混じっている表情をしていた。
「あ、暁月さん!」
僕は暁月さんに近寄った。
ちょうど、屋上の中心くらいで向き合う。
「暁月さんが好きです!僕と…つ、付き合ってください!」
『付き合う』が気恥ずかしく少し口篭ったが、なんとか言い終えた。
暁月さんの返事は…?
目を開けて暁月さんを見る。
暁月さんの頬は寒いせいか告白のせいか、だんだんと赤く熱を持ってきていた。
後者だったらいいな、なんてことを思いながら返事を待つ。
暁月さんが口を開いた____。
僕・大笠湊は、今にも破裂しそうな心を落ち着かせるようにしながら、屋上で暁月葉音さんのことを待っていた。
もう冬か。
屋上の花壇に生えている花々は元気なくうなだれていて、少しの風でも体がブルっと震える。
外に呼び出すのは失敗、だったかも…。
自信がなくなった時、暁月さんが屋上に来た。
不安そうな、けれど期待が混じっている表情をしていた。
「あ、暁月さん!」
僕は暁月さんに近寄った。
ちょうど、屋上の中心くらいで向き合う。
「暁月さんが好きです!僕と…つ、付き合ってください!」
『付き合う』が気恥ずかしく少し口篭ったが、なんとか言い終えた。
暁月さんの返事は…?
目を開けて暁月さんを見る。
暁月さんの頬は寒いせいか告白のせいか、だんだんと赤く熱を持ってきていた。
後者だったらいいな、なんてことを思いながら返事を待つ。
暁月さんが口を開いた____。
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