入場ゲートをくぐり、先に進む。


濃霧が立ち込める視界の中でも、それだけハッキリと視界に映る。





「[太字]み、みんな.........！！[/太字]」



同じように地面に倒れる園児たちがそこにいる。







捨て飯「Zzz......」





軍粮精「すやすや.........」







ラヴ「.........ね、寝てるだけ......なのか、これ......？」


ラヴ「いや、それより救急車.......！」





慌てて思い出してスマホを確認する。



[太字][斜体]《 圏外 》[/斜体][/太字]





ラヴ「[太字]嘘だろ......圏外！？[/太字]」



さっきまで繋がってたじゃねぇか.........！
[小文字]※ピューロランドにはFree Wi-Fiが実在します[/小文字]



ラヴ「とにかく.........愛梨先生を起こすのが先だな......！」





[水平線]







ラヴ「愛梨先生！起きてください！！」





[小文字]愛梨「＿＿＿＿＿＿う、う〜ん.........」[/小文字]



愛梨「.........あ、あれ......ラヴ先生？」



ラヴ「よかった、ケガとかないですか！？」



愛梨「.........だ、大丈夫そうです.........。」


愛梨「そ、それよりこれは......！？」



ラヴ「それが俺にもさっぱりで.........」


ラヴ「一応、みんなケガとかは大丈夫そうで寝ているだけみたいなんですけど.........」



ラヴ「ここがどこかも分からないし、スマホの電波も圏外で.........！」



愛梨「あ.........確かに......！」



ラヴ「俺、誰か人がいないか探してくるんで愛梨先生は皆のこと見ていてあげてください！」





愛梨「.........分かりました。でも霧も濃いです。気をつけてくださいね......！」