深緑の軍服少女
[太字]バンッ バンッ[/太字]
銃声が響き、引き金がひかれたのが分かったが、環はサッと身を屈めてそれをかわした。
構成員a「ッ クソッ!!」
環「クソとか言っちゃだめだよ、口悪いなぁ」
「あたし、あんたたちのこと殺したらダメなんだよ」
「[漢字]ま[/漢字][ふりがな][小文字][小文字]●[/小文字][/小文字][/ふりがな][漢字]だ[/漢字][ふりがな][小文字][小文字]●[/小文字][/小文字][/ふりがな]」
構成員b「ヒッ!!」
環の黒い笑みに、息をのむ構成員。
環「能力・【金枝玉葉】!」
環がそう唱えた瞬間、地面からツタのようにうねうねと木が発生した。
構成員a「!?!?」
木はあっという間に最初の構成員の手を縛り、動けないように固めた。
環「大丈夫、殺しはしないから。ちょっとその体制で待っててね(ニコ」
「残りの26人も、こうしなきゃだから」
---------------
部屋の隅に立つ、一人の男。
???(そろそろか…)
([太字]あいつ[/太字]、片づけるの早いからなあ。[漢字]敵ボス[/漢字][ふりがな]じじい[/ふりがな]はボスって言っても弱いし)
敵ボス「おい、お前」
???「はい?」
敵ボス「”おおわし”とか何とかの奴が来てもわしを守らんと許さんからな!」
???「ええ、もちろんですよ(ニコ」
「でも[打消し] [/打消し]」
「そろそろだと思いますよ」
敵ボス「は?」
「どういう意mm」
[太字]バコーンッ![/太字]
そこまで言いかけて、1人の少女がドアを蹴破って入ってきた。
??「あ、三部屋目で大当たりー」
大鷲の、一条環だった。
環「狸爺、どうせ何にもできないんでしょ?」
敵ボス「…そう思うか?ハハッ!!だがこちらには”切り札”が[打消し] [/打消し]」
グッ
敵ボスが部屋の隅にいる男を指差そうとして手を上げようとしたが、上がらない。
環「無理だよ」
「もうかかってるんだから」
敵ボスの手を引っ張るのは、環の能力・金枝玉葉の[漢字]蔦[/漢字][ふりがな]ツタ[/ふりがな]木。
敵側のボスは、あまりに短い時間内での出来事に呆然としている。
環「あっけないなぁ。ちょっと、大鷲の事務所で話を聞かせてもらえますか?」
敵ボス「………[小文字]お[/小文字]、」
下を向き、わなわなと震えながら小さな声を漏らす。
環「『お』?」
敵ボス「[大文字]おい、お前ッ!!わしを守れと言ったのを聞いておらんかったのかっ!?[/大文字]」
???「……俺は『もちろん』と答えただけで、何が『もちろん』なのかは言ってないんですけど」
「さすが、お金しか見てないだけありますねー。気づかなかったのか?」
「俺の正体に」
敵ボス「まさかお前も…」
環「はいはーい、取り敢えず佐々木さん呼ぶよ」
---------------
狸爺は佐々木さんや他の警官に連れられてこの場を去った。
鹿とも、後から合流した。
鹿「いやあ、予想の数倍早よ片付いたもんやわ。こっちは100人くらいおったけどなあ、構成員」
環「いやすみませんて…あたしも一応50くらいは捕まえたんで勘弁してくださいよ!」
「それより…」
環が、あの部屋にいた男を振り返る。
男の容姿は、灰色っぽい白髪に灰色っぽい黒の目。
前髪を分けた、環と同じくらいの年の青年。
「久しぶりだね、[漢字]希信[/漢字][ふりがな]きしん[/ふりがな]」
銃声が響き、引き金がひかれたのが分かったが、環はサッと身を屈めてそれをかわした。
構成員a「ッ クソッ!!」
環「クソとか言っちゃだめだよ、口悪いなぁ」
「あたし、あんたたちのこと殺したらダメなんだよ」
「[漢字]ま[/漢字][ふりがな][小文字][小文字]●[/小文字][/小文字][/ふりがな][漢字]だ[/漢字][ふりがな][小文字][小文字]●[/小文字][/小文字][/ふりがな]」
構成員b「ヒッ!!」
環の黒い笑みに、息をのむ構成員。
環「能力・【金枝玉葉】!」
環がそう唱えた瞬間、地面からツタのようにうねうねと木が発生した。
構成員a「!?!?」
木はあっという間に最初の構成員の手を縛り、動けないように固めた。
環「大丈夫、殺しはしないから。ちょっとその体制で待っててね(ニコ」
「残りの26人も、こうしなきゃだから」
---------------
部屋の隅に立つ、一人の男。
???(そろそろか…)
([太字]あいつ[/太字]、片づけるの早いからなあ。[漢字]敵ボス[/漢字][ふりがな]じじい[/ふりがな]はボスって言っても弱いし)
敵ボス「おい、お前」
???「はい?」
敵ボス「”おおわし”とか何とかの奴が来てもわしを守らんと許さんからな!」
???「ええ、もちろんですよ(ニコ」
「でも[打消し] [/打消し]」
「そろそろだと思いますよ」
敵ボス「は?」
「どういう意mm」
[太字]バコーンッ![/太字]
そこまで言いかけて、1人の少女がドアを蹴破って入ってきた。
??「あ、三部屋目で大当たりー」
大鷲の、一条環だった。
環「狸爺、どうせ何にもできないんでしょ?」
敵ボス「…そう思うか?ハハッ!!だがこちらには”切り札”が[打消し] [/打消し]」
グッ
敵ボスが部屋の隅にいる男を指差そうとして手を上げようとしたが、上がらない。
環「無理だよ」
「もうかかってるんだから」
敵ボスの手を引っ張るのは、環の能力・金枝玉葉の[漢字]蔦[/漢字][ふりがな]ツタ[/ふりがな]木。
敵側のボスは、あまりに短い時間内での出来事に呆然としている。
環「あっけないなぁ。ちょっと、大鷲の事務所で話を聞かせてもらえますか?」
敵ボス「………[小文字]お[/小文字]、」
下を向き、わなわなと震えながら小さな声を漏らす。
環「『お』?」
敵ボス「[大文字]おい、お前ッ!!わしを守れと言ったのを聞いておらんかったのかっ!?[/大文字]」
???「……俺は『もちろん』と答えただけで、何が『もちろん』なのかは言ってないんですけど」
「さすが、お金しか見てないだけありますねー。気づかなかったのか?」
「俺の正体に」
敵ボス「まさかお前も…」
環「はいはーい、取り敢えず佐々木さん呼ぶよ」
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狸爺は佐々木さんや他の警官に連れられてこの場を去った。
鹿とも、後から合流した。
鹿「いやあ、予想の数倍早よ片付いたもんやわ。こっちは100人くらいおったけどなあ、構成員」
環「いやすみませんて…あたしも一応50くらいは捕まえたんで勘弁してくださいよ!」
「それより…」
環が、あの部屋にいた男を振り返る。
男の容姿は、灰色っぽい白髪に灰色っぽい黒の目。
前髪を分けた、環と同じくらいの年の青年。
「久しぶりだね、[漢字]希信[/漢字][ふりがな]きしん[/ふりがな]」