この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

あなたの名前
あなたの名字

文字サイズ変更

二次創作
マルマルちゃんとバツバツ君

#53


ある日の部活。
顧問の話が終われば今日の部活は終わり、と言うところで、監督が大きめな紙袋を手に部員たちの前に出てきた。


「今度あるインハイのスタメンを発表する。呼ばれた者はユニフォームを取りに来なさい」


ついにやってきてしまった。
そろそろだとは思っていたけれど、まさか今日だとは。

後輩たちがソワソワしだす。
私はそんな感覚忘れちゃったな。
何度期待して悔しい思いをしてきたか。


「12番───」


監督が順次に後輩の名前を呼んでいく。
案の定、私の名前は呼ばれない。
その事自体は別に不満はない。
だって、呼ばれる後輩は私よりも上手だから。
だけど、後輩たちに先輩なのに呼ばれないなんて、と憐れな視線を向けられることがただただツラかった。

そんな、半ば諦めモードでいたとき、


「1番───」


ーーーー


翌朝登校すると、


「俺、スタメンに選ばれたわ」


北が朝イチに嬉しそうに報告してきた。

そうか、男子も同じ日にスタメン発表だったのか。

それにしても、やっぱり北だって結果が出ると嬉しいんじゃん。
少しだけ安心した。
結果は副産物、なんて言っていたのにね。


「よかったね。おめでとう」

「●●は?女子も昨日発表あったんやろ?」

「私も選ばれたよ」


補欠でだけど。
さすがに情けないからそれは言わない。

選ばれなかった中で私よりも上手い後輩はまだまたいた。
それでも私が選ばれた理由なんて1つしかない。
私が3年生だからだ。
どうせ顧問の先生が3年生は最後だから、と憐れんだ結果。


「●●もおめでとう。お互い頑張ろうな」

「うん……」


選ばれても試合に出してもらえないかもしれないのに。
もしそうなら最初から選ばないで欲しい。

そんな歪んだ考えのせいで、北の言葉を素直に受け取れなかった。

このボタンは廃止予定です

2024/11/22 15:06

edp ID:≫1twJnxLLHxnQU
続きを執筆
小説を編集
/ 54

コメント
[5]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL