マルマルちゃんとバツバツ君
ーーおまけ②(木兎side)ーー
●●と帰れると思ったのに、何故か逃げられてしまった。
そのことを翌日の朝練で赤葦に相談してみると、
「理由は分かりませんが、いくら彼氏でも全力で追いかけ回されたら怖いし引きますよ」
「そ、そんな!マジか!」
必死に追いかけていたから気付かなかったけれど、●●は怖がっていたのか。
「あと、あの画像は何ですか?」
「画像?」
「ほら、トークアプリのサムネイル。落書きの様に見えましたけど」
「あー、あれね!●●が描いてくれた俺の似顔絵!いいだろ!」
「はぁ〜」
自慢したくて、教科書を受け取った後にすぐに画像を変更した。
それなのに、何故かため息を吐く赤葦。
「木兎さん。それ、変えた方がいいですよ」
「えー!なんで!いいじゃん!」
「彼女さんが可哀そ………独り占めできなくなりますよ」
ん?今何か言いかけた?
だけど、
「確かにそうか、これは●●が俺に描いてくれた絵だもんな!ありがとう!やっぱり元のやつに戻すわ!」
危ない、危ない。
赤葦が助言してくれなければ、みんなに見られるところだった。
でも、追いかけ回した事実は消えない。
俺、●●に嫌われて振られるのでは?
お昼の時間に話し合った方が良さそうだ。
「あかーし!今日の昼は●●と一緒に食うから、すまないが今日は他を当たってくれ!」
「はい、是非そうして下さい」
「あかーし、少しは悲しんで!」
本当に俺の後輩は頼もしいぜ。
●●と帰れると思ったのに、何故か逃げられてしまった。
そのことを翌日の朝練で赤葦に相談してみると、
「理由は分かりませんが、いくら彼氏でも全力で追いかけ回されたら怖いし引きますよ」
「そ、そんな!マジか!」
必死に追いかけていたから気付かなかったけれど、●●は怖がっていたのか。
「あと、あの画像は何ですか?」
「画像?」
「ほら、トークアプリのサムネイル。落書きの様に見えましたけど」
「あー、あれね!●●が描いてくれた俺の似顔絵!いいだろ!」
「はぁ〜」
自慢したくて、教科書を受け取った後にすぐに画像を変更した。
それなのに、何故かため息を吐く赤葦。
「木兎さん。それ、変えた方がいいですよ」
「えー!なんで!いいじゃん!」
「彼女さんが可哀そ………独り占めできなくなりますよ」
ん?今何か言いかけた?
だけど、
「確かにそうか、これは●●が俺に描いてくれた絵だもんな!ありがとう!やっぱり元のやつに戻すわ!」
危ない、危ない。
赤葦が助言してくれなければ、みんなに見られるところだった。
でも、追いかけ回した事実は消えない。
俺、●●に嫌われて振られるのでは?
お昼の時間に話し合った方が良さそうだ。
「あかーし!今日の昼は●●と一緒に食うから、すまないが今日は他を当たってくれ!」
「はい、是非そうして下さい」
「あかーし、少しは悲しんで!」
本当に俺の後輩は頼もしいぜ。
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