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マルマルちゃんとバツバツ君

#21

真面目ちゃんと不良君

晴れた空。
中庭でお昼を共にする私たち。


「本当に凄かった!格好良かった!こう、スパーンって鞭みたいに腕がしなって」


見よう見まねでスパイクの真似をする。


「お前、またその話かよ」


京谷君はうんざりしながらハミチキを頬張る。


「だって、本当に凄かったんだもん!」


社会人チームの練習の見学をさせてもらってから早数日経つのに、未だに熱が冷めなくて、こうして会う度に話題に出してしまう。

あんなに凄いなら部活に行けばいいのに。
だって、うちの男子バレー部は強豪校なんだよ?
確か天才セッターと呼ばれている先輩もいたはずだし。
何が不服なんだろうか。

それにしても、私の熱弁に嫌気が差したのか、チーム練習のせいなのか、なんだか疲れているように見える京谷君。

体力はありそうなのに。


「なんか疲れていない?」

「文化祭の準備がだりぃ……。教室もバタバタして落ち着かねぇし」

「あーそう言えば準備期間始まったね。大変だ」


かく言う私も人のことは言えない。
未だにクラスに馴染めていない私は作業をしている風を装って準備期間を凌いでいるから。


「京谷君のクラスは何をやるの?」

「色んなところの雑用させられてるから詳しくは知らね」

「あはは」


京谷君らしいと言えばらしい。

文化祭、一緒に回りたいな……。

そんなことを考えていると、ハミチキを食べ終えた京谷君は私の肩に体重を乗せるように体を傾けた。


「ねー、重いんだけど」


以前もこんなことがあった。
人にもたれてかかって寝るのが好きなのかな。


「やっぱり、○○のいるこの場所が落ち着くわ」

「!?」


そんなことを言われたら私が落ち着かないよ。

人の気など知らず、安心しきったように寝始めた京谷君。

少しは私たち、仲良くなれたって自惚れても良いよね?




ーーFinーー

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2024/11/10 15:55

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