この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

あなたの名前
あなたの名字

文字サイズ変更

マルマルちゃんとバツバツ君

#19

真面目ちゃんと不良君

向かった先とは体育館だった。
そこの入口にある2段しかないコンクリートの階段に腰を下ろす。


「弁当、マジで作ってきたんだな」

「自分のを作るついでだったから……。京谷君、今日はコンビニのご飯じゃないんだね」

「雨だから買いに行くのが億劫でやめた」

「そっか……」


雑談もほどほどに私は京谷君にお弁当を渡した。

お弁当箱を開けた京谷君は第一声に、


「すげぇ……。これ、本当に○○が作ったのか」


喜んでくれているようで良かった。


「うん。口に合うといいけど」


お弁当のおかずは甘めの味付けの卵焼きに、ほうれん草の胡麻和え、それにハミチキには及ばないけれど、昨日作っておいた唐揚げも入れた。


「どれもうめぇ。○○のこと見直したわ」

「それはどうも……」


見直したって、どういうイメージを持っていたのか。
やっぱりただのつまらない真面目な子、とか。

だけど、美味しいと言ってくれたのは素直に嬉しかった。
照れくさくてまともに顔が見れない。

すっかり完食して一息ついていると、いきなり後ろの体育館の扉がガラガラと開いた。


「うわっ、人いた」

「すみませ〜ん」


どうやら、昼休みを使って体育館で遊んでいた男子生徒が、暑くて開けたようだ。

体育館シューズの色的に1年生。


「こっちこそ驚かせちゃってごめんね」


主に京谷君の顔で、とは言わなかったけれど、どうみても彼の顔に怯えていた。

彼らはペコリと軽くお辞儀をして、体育館の中へ戻るとバレーボールを始めた。


「バレー部かな?」


何の気なしに京谷君に尋ねると、


「知らね」


素っ気ない言葉が返ってきた。
なのに、視線はずっと体育館へ向いている。

やりたいのかな?
……そうだ。


「京谷君がバレーしているところ見てみたいな〜」

「……」

「あ、でも、休み時間もうすぐ終わるし、体育の授業はバレーじゃないし」


チラチラと京谷君を見ながら言った。
わざとらしい言い方だったかな。
それなのに、


「いいぜ」

「へ?」

「バレーしてるところ、見たいんだろ?」

「いいの?!」


私の一言で部活に行く気になったの?

そう思っていたのに、なぜかその場では連絡先を交換して解散になった。

このボタンは廃止予定です

2024/11/09 23:35

edp ID:≫5tLKWzBMUDa82
続きを執筆
小説を編集
/ 39

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL