無表情の虐げられ少女は異能で無自覚チートをぶっ放す
「んん…」
ぽかぽかとした日差しに目をやられた私は、ゆっくりと上半身を起こす。
一番最初に目に飛び込んできたのは、知らない部屋と、高そうな布団だった。
ここはどこだろう。その疑問を解決すべく、覚えている今までの記憶をフラッシュバックさせる。確か、自殺しようとしてたとこに怪しい男がやってきたんだっけ。その人曰く、私は地位的にも偉い人そうな[太字]ご当主?[/太字]の養子になれって言われて…。その後は倒れたのか記憶がないや。
とりあえず、ここは私の知らない場所っていうのは確定だね。…そんなの元から分かりきっていたことか。
よく見ると、私の服も制服から和装に変わっているし、髪もくくっていたはずなのに解かれている。
誰がやったんだろう。
きっと女性だよね。でないとセクハラだの気持ち悪いだの、一般人モードの琉貴が言っている。
[斜体]一般人モードとは、琉貴がいつも演じているモードのことである。このモードが解除されてしまうとずっと無表情な怪しい琉貴が出来上がってしまうのである![/斜体]
うん。多分大丈夫だ。
サラサラと水の流れる音が聞こえる。
スッと体を起こして縁側のようなところに向かう。いや、向かおうとした。厳密には。
ぺち。
何か透明な壁がある。ぺちぺちと叩いてみるけど、びくともしない。
なにこれ。
もしかして異能力とか言ってたのはこれのこと??
そういう類いの異能力なのか??
ぺちぺち。
やっぱりそうか。
なんだか変な雰囲気がするし。
怪しい雰囲気が。
危険だ、危なそう、と心の中の一般人琉貴が言う。
確かに。怖い。やばい。
でも、脱出は不可能だ。
なんでか?そんなの、出口全てぺちぺちバリアで阻まれているからに決まっている。
出れない。
どうやっても出れない。
そんなこんなで透明なバリアをぺちぺちいわせていると。
がらら…。
不意に襖が開き、見るからに優しそうな美女が入ってきた。
「こんにちは。水月 美桜といいます。あなたの義理の姉になる人よ」
ちょっと待って、もう養子前提なのか??
「えーっと、義理というのは...?」事実である。あのいけ好かない男にいつの間にか連れてこられたのだから。
「そこから入ってないのねお兄様は…(~_~メ)」あう、なんか不穏な空気…。
「簡潔的に言うと、あなたは私たちのお父様の養子として、引き取られなければ行けなかったのに、行方不明になってしまっていた…。という感じかしら」
ほう?引き取られるはずなのに、私が見つからなかったと。
え、そのせいで私はご飯がもらえない生活送ってたってわけ?
へー…。
なんで!
私は…。
もう頭の中がカオスだ…。
いいや、思考を放棄しよう。
寝よっと。
「ーだから…。ってあれ??琉貴さーん?」
「すぴー…」
ぽかぽかとした日差しに目をやられた私は、ゆっくりと上半身を起こす。
一番最初に目に飛び込んできたのは、知らない部屋と、高そうな布団だった。
ここはどこだろう。その疑問を解決すべく、覚えている今までの記憶をフラッシュバックさせる。確か、自殺しようとしてたとこに怪しい男がやってきたんだっけ。その人曰く、私は地位的にも偉い人そうな[太字]ご当主?[/太字]の養子になれって言われて…。その後は倒れたのか記憶がないや。
とりあえず、ここは私の知らない場所っていうのは確定だね。…そんなの元から分かりきっていたことか。
よく見ると、私の服も制服から和装に変わっているし、髪もくくっていたはずなのに解かれている。
誰がやったんだろう。
きっと女性だよね。でないとセクハラだの気持ち悪いだの、一般人モードの琉貴が言っている。
[斜体]一般人モードとは、琉貴がいつも演じているモードのことである。このモードが解除されてしまうとずっと無表情な怪しい琉貴が出来上がってしまうのである![/斜体]
うん。多分大丈夫だ。
サラサラと水の流れる音が聞こえる。
スッと体を起こして縁側のようなところに向かう。いや、向かおうとした。厳密には。
ぺち。
何か透明な壁がある。ぺちぺちと叩いてみるけど、びくともしない。
なにこれ。
もしかして異能力とか言ってたのはこれのこと??
そういう類いの異能力なのか??
ぺちぺち。
やっぱりそうか。
なんだか変な雰囲気がするし。
怪しい雰囲気が。
危険だ、危なそう、と心の中の一般人琉貴が言う。
確かに。怖い。やばい。
でも、脱出は不可能だ。
なんでか?そんなの、出口全てぺちぺちバリアで阻まれているからに決まっている。
出れない。
どうやっても出れない。
そんなこんなで透明なバリアをぺちぺちいわせていると。
がらら…。
不意に襖が開き、見るからに優しそうな美女が入ってきた。
「こんにちは。水月 美桜といいます。あなたの義理の姉になる人よ」
ちょっと待って、もう養子前提なのか??
「えーっと、義理というのは...?」事実である。あのいけ好かない男にいつの間にか連れてこられたのだから。
「そこから入ってないのねお兄様は…(~_~メ)」あう、なんか不穏な空気…。
「簡潔的に言うと、あなたは私たちのお父様の養子として、引き取られなければ行けなかったのに、行方不明になってしまっていた…。という感じかしら」
ほう?引き取られるはずなのに、私が見つからなかったと。
え、そのせいで私はご飯がもらえない生活送ってたってわけ?
へー…。
なんで!
私は…。
もう頭の中がカオスだ…。
いいや、思考を放棄しよう。
寝よっと。
「ーだから…。ってあれ??琉貴さーん?」
「すぴー…」
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