無表情の虐げられ少女は異能で無自覚チートをぶっ放す
[大文字]「何をしている」[/大文字]
少し低い、よく通りそうな声が耳に入った。
誰だろう。そう思いながら、首だけを後ろに動かす。
「お前は誰だ」お前って、少し酷いなぁ。こちとら自殺しようとしてるっていうのに。
「水月、琉貴」お前と言われてしまうと、対応にも困るんだよね(^^)
「洋様、ご当主様の言っていた者と同姓同名のようですが?」
「とりあえず聞けばわかることだ」なにかコソコソ言っている。
「お前、いくつだ」乙女には年齢はタブーなんだけどな。
「失礼過ぎません?」これぐらい無礼じゃないよね(#^ω^)
そう聞くと、洋とかいう男はフンと鼻で笑い、
「だって、お前、なんの感情も抱いていないだろう」たしかに、私は人に対して何も感じていない。心の中で言っていることも、世間の一般論に乗っ取って言っているに過ぎない。
けれど、無表情なのは元からだし、特にそう思われたこともなかったはず。
「[斜体]異能力[/斜体]の一環でな、感情ぐらいはわかる。お前は俺に対して不信感も、恐怖も何も抱いていない」そのとおりだ。ぶっちゃけ、どうでもいい。そんなのは。
「とりあえず答えてあげますけど、17歳です。私」
すると、男は実に不愉快そうにしながら、
「嘘をつくな、その身長でか?ふざけるのも大概にしろ」と言ってくる。ふざけるのも大概にって、そっちでしょ。身長のことを言うとか、ひどい。デリカシーがなさすぎる。こっちだって身長は気になるけど、栄養が足りないんだもの。仕方ないんです!
「嘘じゃありません。ふざけないでください(#^ω^)デリカシーとかないんですか、人として最低限必要ですよね、もしかして人じゃないんですか?身長とか、個人差だの、栄養面だのいろいろあるんですからそのことで決めつけられるとこっちのほうがとても不愉快なんですけど。ほんとにデリカシーなさすぎです。人としての感情の機微を学んでからじゃないと、いくら感情がわかるって言ったってそれ言っちゃいけないと思うんですけど」
あう、やばい、いつもの論破モードが入ってしまった…。
[斜体]説明しよう!論破モードとは、琉貴が昔見た論破している人を模倣し、いろんなことについて、議論するときによく入るモードのことである。世間一般論として琉貴がありえないと思ったときにも出る。[/斜体]
「洋様、能力使いましょか?」…能力とはー?
「ああ、これで化けの皮が剥がれるだろう」
え、こいつまだ疑ってんの?ヤバ、俺様タイプの人?ありえないわぁ。おっと、いけないいけない。言葉がとっても乱れている。駄目、私は一般人を模倣しているだけなんだから。感情はない。まったく、いらないことまで模倣してしまう。
「この能力は、答えたことが嘘やったら、◯ぬから気を付けてや」ふーん、拷問向きだなー。
「琉貴さん、あんさんは17歳なんか?」あ、琉貴さん!この人はまだ礼儀があるな。
「はい」もちろんです!
「お、おい、◯ぬぞ」え、この人まだ疑ってるの?
[中央寄せ][大文字]シーン…[/大文字][/中央寄せ]
何も、起こらなかった。そりゃそうだ。私は嘘をついていないのだから。
「嘘をついていないとなると…」
「洋様、まだ疑いの余地はありますがな」
「そうだな」
「おい、お前、親は?」普通に人の地雷踏み潰してるよね、これ。
「えーっと、5歳の時にどっちも◯にました」地雷を不発にしてあげる優しさだよ。感じろ。
「なら、お前にはお父様−ご当主の養子になってもらう。拒否権はなしだ」
拒否権なしって、自殺しそうな人の精神…もういいや。
そう思ったら、どっと今までの疲れがのしかかり、さっき思考を中止させたよくわからない言葉の思考が再開して、混乱してきた。
異能力…?何それ美味しいの?…ご当主?誰それ?
はぁ…。
疲れた。毎日、考えるのも、行動するのも。
ふらっと立ち眩みがして、重心を失った私の体は崩れる。
赤みがかった夕焼けを最後に、私の意識は薄れていった。
少し低い、よく通りそうな声が耳に入った。
誰だろう。そう思いながら、首だけを後ろに動かす。
「お前は誰だ」お前って、少し酷いなぁ。こちとら自殺しようとしてるっていうのに。
「水月、琉貴」お前と言われてしまうと、対応にも困るんだよね(^^)
「洋様、ご当主様の言っていた者と同姓同名のようですが?」
「とりあえず聞けばわかることだ」なにかコソコソ言っている。
「お前、いくつだ」乙女には年齢はタブーなんだけどな。
「失礼過ぎません?」これぐらい無礼じゃないよね(#^ω^)
そう聞くと、洋とかいう男はフンと鼻で笑い、
「だって、お前、なんの感情も抱いていないだろう」たしかに、私は人に対して何も感じていない。心の中で言っていることも、世間の一般論に乗っ取って言っているに過ぎない。
けれど、無表情なのは元からだし、特にそう思われたこともなかったはず。
「[斜体]異能力[/斜体]の一環でな、感情ぐらいはわかる。お前は俺に対して不信感も、恐怖も何も抱いていない」そのとおりだ。ぶっちゃけ、どうでもいい。そんなのは。
「とりあえず答えてあげますけど、17歳です。私」
すると、男は実に不愉快そうにしながら、
「嘘をつくな、その身長でか?ふざけるのも大概にしろ」と言ってくる。ふざけるのも大概にって、そっちでしょ。身長のことを言うとか、ひどい。デリカシーがなさすぎる。こっちだって身長は気になるけど、栄養が足りないんだもの。仕方ないんです!
「嘘じゃありません。ふざけないでください(#^ω^)デリカシーとかないんですか、人として最低限必要ですよね、もしかして人じゃないんですか?身長とか、個人差だの、栄養面だのいろいろあるんですからそのことで決めつけられるとこっちのほうがとても不愉快なんですけど。ほんとにデリカシーなさすぎです。人としての感情の機微を学んでからじゃないと、いくら感情がわかるって言ったってそれ言っちゃいけないと思うんですけど」
あう、やばい、いつもの論破モードが入ってしまった…。
[斜体]説明しよう!論破モードとは、琉貴が昔見た論破している人を模倣し、いろんなことについて、議論するときによく入るモードのことである。世間一般論として琉貴がありえないと思ったときにも出る。[/斜体]
「洋様、能力使いましょか?」…能力とはー?
「ああ、これで化けの皮が剥がれるだろう」
え、こいつまだ疑ってんの?ヤバ、俺様タイプの人?ありえないわぁ。おっと、いけないいけない。言葉がとっても乱れている。駄目、私は一般人を模倣しているだけなんだから。感情はない。まったく、いらないことまで模倣してしまう。
「この能力は、答えたことが嘘やったら、◯ぬから気を付けてや」ふーん、拷問向きだなー。
「琉貴さん、あんさんは17歳なんか?」あ、琉貴さん!この人はまだ礼儀があるな。
「はい」もちろんです!
「お、おい、◯ぬぞ」え、この人まだ疑ってるの?
[中央寄せ][大文字]シーン…[/大文字][/中央寄せ]
何も、起こらなかった。そりゃそうだ。私は嘘をついていないのだから。
「嘘をついていないとなると…」
「洋様、まだ疑いの余地はありますがな」
「そうだな」
「おい、お前、親は?」普通に人の地雷踏み潰してるよね、これ。
「えーっと、5歳の時にどっちも◯にました」地雷を不発にしてあげる優しさだよ。感じろ。
「なら、お前にはお父様−ご当主の養子になってもらう。拒否権はなしだ」
拒否権なしって、自殺しそうな人の精神…もういいや。
そう思ったら、どっと今までの疲れがのしかかり、さっき思考を中止させたよくわからない言葉の思考が再開して、混乱してきた。
異能力…?何それ美味しいの?…ご当主?誰それ?
はぁ…。
疲れた。毎日、考えるのも、行動するのも。
ふらっと立ち眩みがして、重心を失った私の体は崩れる。
赤みがかった夕焼けを最後に、私の意識は薄れていった。