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ブルーロックbl短編集

#2

潔蜂「キスしないと出れない部屋」


 俺は潔世一。この“青い監獄”に来てはや一ヶ月くらい。俺は、恋をしていた。

🐝「いーさぎ!どったの冴えない顔しちゃって」
🌱「別に、」

 蜂楽廻。“青い監獄”の入寮テストで、俺にパスを出した変なやつ。心に「かいぶつ」を飼っているらしい。

 ――そう。こいつ、蜂楽こそが俺の好きな相手だ。

 天真爛漫で人懐っこいい笑顔は、見る人を魅了する。まんまるで蜂蜜みたいな目がきれいだ。そんですげえかわいい。
 なのに、サッカーになると雰囲気ががらりと変わる。
 そんなギャップでさえも愛おしい。

 たぶん一生片思いだろうな、、。

ーーーーー
次の日

🐝「――ぎ、いさぎ!」
🌱「うわっ!?って、蜂楽かよ、、ビビった、」
🐝「にゃははっ」

 目を覚ますと、目の前に蜂楽がいた。
 うぅ、くそ。かわいいな。

🌱「って、、ここどこだ、、?」
🐝「んーわかんない」

 寝起きの目をこすりながらあたりを見渡す。いやまじでどこだ、、?見渡す限り一面真っ白な壁。ドアや窓はない。
 まあ“青い監獄”だし、サッカーでもさせられんのか?

🐝「あ、なんか書いてある。」
🌱「ん?」

 部屋の隅に書かれていた文字。
 びっくりしすぎて声に出してしまった。

🌱🐝「「キスしないと出れない部屋、、、!?」」

 き、きききキス!?
 蜂楽と、、?
 いやいやいや!俺はよくても、蜂楽は嫌だろ、、。
 さすがのあいつもキスは、、。
 勇気を出して蜂楽の顔を覗き込んだ。

🐝「、、、」

 案の定、蜂楽は無言で俯いていた。
 そりゃ、そうだよな、、。男となんて、普通嫌だろ。

🌱「ど、どうする、?」
🐝「、する?、、キス。」
🌱「えいいのか?」

 気まずい空気が流れる。

🐝「うん」
🌱「ま、まあしないと出られないしな」

 てか、ドアも窓もないのにどうやって出るんだろ
 まずこれ考えたの誰だよ(
 どうする?本当にするか?
 蜂楽もいいって言ってるし。
 あーでも明らかに嫌そうだし!どーしよ、、

 ――ちゅっ

🌱「、え」

 俺が悩んでいた間に、頬に柔らかい感触が当たった。

🐝「、、、//」

 状況が分からないまま蜂楽の方を見ると、少し顔を赤らめた蜂楽がいた。

🌱「、、、!?」

 これって、、、!

ーーーーーー

🌱「――はっ」

 目を覚ますと、そこはいつも通りのチームZの部屋だった。
 じ、じゃあ、さっきのは夢ってこと、か?
 全部、俺の妄想、、?

🌱「、、、」

 頬にあの柔らかい感触がいまでも残っている。
 はっっっず!

 うわぁ、、俺キモすぎんだろ、、。
 なんだよ「キスしないと出れない部屋」って。
 しかも蜂楽から、、って。
 自惚れすぎだろ俺!
 絶対、蜂楽にはバレないようにしないとな、、。

 って、蜂楽まだ寝てるし。
 (みんなはもう起きてご飯行ってる)

🐝「ん、、、いさぎ、おはよ」
🌱「っ!、お、おはよ」

 ビビった、、。

🐝「、、、」
🌱「、どうした?」
🐝「いや?なんも!」

 一瞬なにか考えたようにみえたけど、気のせいか。
 、意識しすぎないようにしないとな。
 あれは、夢なんだから。



🐝「(、、夢だったかー、せっかく勇気だしたのにな。残念♪)」


END

 

 

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作者メッセージ

ありがとうございました!
感想、リクエスト待ってます!

2024/11/04 12:56

るいり ID:≫apy8PwL3bmIcA
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