ブルーロックbl短編集
俺は潔世一。この“青い監獄”に来てはや一ヶ月くらい。俺は、恋をしていた。
🐝「いーさぎ!どったの冴えない顔しちゃって」
🌱「別に、」
蜂楽廻。“青い監獄”の入寮テストで、俺にパスを出した変なやつ。心に「かいぶつ」を飼っているらしい。
――そう。こいつ、蜂楽こそが俺の好きな相手だ。
天真爛漫で人懐っこいい笑顔は、見る人を魅了する。まんまるで蜂蜜みたいな目がきれいだ。そんですげえかわいい。
なのに、サッカーになると雰囲気ががらりと変わる。
そんなギャップでさえも愛おしい。
たぶん一生片思いだろうな、、。
ーーーーー
次の日
🐝「――ぎ、いさぎ!」
🌱「うわっ!?って、蜂楽かよ、、ビビった、」
🐝「にゃははっ」
目を覚ますと、目の前に蜂楽がいた。
うぅ、くそ。かわいいな。
🌱「って、、ここどこだ、、?」
🐝「んーわかんない」
寝起きの目をこすりながらあたりを見渡す。いやまじでどこだ、、?見渡す限り一面真っ白な壁。ドアや窓はない。
まあ“青い監獄”だし、サッカーでもさせられんのか?
🐝「あ、なんか書いてある。」
🌱「ん?」
部屋の隅に書かれていた文字。
びっくりしすぎて声に出してしまった。
🌱🐝「「キスしないと出れない部屋、、、!?」」
き、きききキス!?
蜂楽と、、?
いやいやいや!俺はよくても、蜂楽は嫌だろ、、。
さすがのあいつもキスは、、。
勇気を出して蜂楽の顔を覗き込んだ。
🐝「、、、」
案の定、蜂楽は無言で俯いていた。
そりゃ、そうだよな、、。男となんて、普通嫌だろ。
🌱「ど、どうする、?」
🐝「、する?、、キス。」
🌱「えいいのか?」
気まずい空気が流れる。
🐝「うん」
🌱「ま、まあしないと出られないしな」
てか、ドアも窓もないのにどうやって出るんだろ
まずこれ考えたの誰だよ(
どうする?本当にするか?
蜂楽もいいって言ってるし。
あーでも明らかに嫌そうだし!どーしよ、、
――ちゅっ
🌱「、え」
俺が悩んでいた間に、頬に柔らかい感触が当たった。
🐝「、、、//」
状況が分からないまま蜂楽の方を見ると、少し顔を赤らめた蜂楽がいた。
🌱「、、、!?」
これって、、、!
ーーーーーー
🌱「――はっ」
目を覚ますと、そこはいつも通りのチームZの部屋だった。
じ、じゃあ、さっきのは夢ってこと、か?
全部、俺の妄想、、?
🌱「、、、」
頬にあの柔らかい感触がいまでも残っている。
はっっっず!
うわぁ、、俺キモすぎんだろ、、。
なんだよ「キスしないと出れない部屋」って。
しかも蜂楽から、、って。
自惚れすぎだろ俺!
絶対、蜂楽にはバレないようにしないとな、、。
って、蜂楽まだ寝てるし。
(みんなはもう起きてご飯行ってる)
🐝「ん、、、いさぎ、おはよ」
🌱「っ!、お、おはよ」
ビビった、、。
🐝「、、、」
🌱「、どうした?」
🐝「いや?なんも!」
一瞬なにか考えたようにみえたけど、気のせいか。
、意識しすぎないようにしないとな。
あれは、夢なんだから。
🐝「(、、夢だったかー、せっかく勇気だしたのにな。残念♪)」
END
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