ヒロアカ小説詰め
続きです
7月28日PM7:30
「な、なあ、麗日、ホントにこれでいいわけ?」
「昨日も言ったやないの。大丈夫大丈夫!」
事は一日前に巻き戻る―――
「プレゼント、上鳴くんでええんちゃう?」
「俺!?」
麗日がした提案。それはいわゆる「プレゼントは私」案だったのだ。
「そんなこと言われてもなあ〜...俺らただの友達だからね?お前らみたいに恋人とかじゃなくて...」
「もう!上鳴くんは自信をもう少し持つ!いつものナンパ男はどうしたん?好きなんでしょ、瀬呂くん!」
「それは、そうだけど...」
上鳴がそうもごもごと答える。
「好きでもないヤツ...それも男にんなことされたって迷惑でしかねえよ...」
そう上鳴が言うと、麗日はなーんだ、と笑った。
「大丈夫!ってこれだけじゃ根拠にならないだろうけど...あ、『爆豪くん情報!』」
「あの爆豪が!?大丈夫っつてたの!?」
「うん!だから、自分に自信もってええんやで」
麗日がそう言ってにっこりと笑う。上鳴は一度だけ、深く、頷いた。
そして、今に至る。
コンコン
上鳴が意を決して瀬呂の部屋の扉を叩くと、はーい、という声がしてドアが開いた。
「お、上鳴じゃん」
「えと、せろ、誕生日...おめでとう」
「あ、もしかしてだけどプレゼント渡しに来てくれた?瀬呂くん全員に祝ってもらった時上鳴だけからプレゼントなくてちょっとへこんでたんだよねー」
まあ無理にとは言わないけど?と瀬呂が続ける。
「あー...そう、で...」
「え、なに...ってお前それ誰にやられた?リボン巻きつけてさ」
こういうの期待させるからやんないのー、と瀬呂が聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟く。
鼓動がどんどんと早まっていく中、上鳴は口を開いた。
「プレゼント、俺、なんだけど」
7月28日PM7:30
「な、なあ、麗日、ホントにこれでいいわけ?」
「昨日も言ったやないの。大丈夫大丈夫!」
事は一日前に巻き戻る―――
「プレゼント、上鳴くんでええんちゃう?」
「俺!?」
麗日がした提案。それはいわゆる「プレゼントは私」案だったのだ。
「そんなこと言われてもなあ〜...俺らただの友達だからね?お前らみたいに恋人とかじゃなくて...」
「もう!上鳴くんは自信をもう少し持つ!いつものナンパ男はどうしたん?好きなんでしょ、瀬呂くん!」
「それは、そうだけど...」
上鳴がそうもごもごと答える。
「好きでもないヤツ...それも男にんなことされたって迷惑でしかねえよ...」
そう上鳴が言うと、麗日はなーんだ、と笑った。
「大丈夫!ってこれだけじゃ根拠にならないだろうけど...あ、『爆豪くん情報!』」
「あの爆豪が!?大丈夫っつてたの!?」
「うん!だから、自分に自信もってええんやで」
麗日がそう言ってにっこりと笑う。上鳴は一度だけ、深く、頷いた。
そして、今に至る。
コンコン
上鳴が意を決して瀬呂の部屋の扉を叩くと、はーい、という声がしてドアが開いた。
「お、上鳴じゃん」
「えと、せろ、誕生日...おめでとう」
「あ、もしかしてだけどプレゼント渡しに来てくれた?瀬呂くん全員に祝ってもらった時上鳴だけからプレゼントなくてちょっとへこんでたんだよねー」
まあ無理にとは言わないけど?と瀬呂が続ける。
「あー...そう、で...」
「え、なに...ってお前それ誰にやられた?リボン巻きつけてさ」
こういうの期待させるからやんないのー、と瀬呂が聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟く。
鼓動がどんどんと早まっていく中、上鳴は口を開いた。
「プレゼント、俺、なんだけど」
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