旅人
??「大決壊、世界の、」
??「…[小文字][小文字]あ[/小文字][/小文字]〜、」
声が上手く出せない
マイクを持つ手が震える
時が経つにつれ、震えは強まり、息が荒くなる
口から血が垂れる
??「...?」
それでも、壊れたかのようにまた歌い出す。
??「[小文字]大、[/小文字]決...[小文字]壊、せか...い、[/小文字]の平和...[小文字]守る、た[/小文字]め」
マイクも持てなくなり、立つことさえも出来なくなる
??「[小文字]虚、言...のよ、うに繰り...返、した[/小文字]」
それでも歌はやまない。
地面を這ってドアをこじ開ける
広がるのは荒れた私の街
??「...、あ」
見覚えのある顔が、戦っている
名前は、六�
...?
名前、は、麑ケ嘛、
な�ンで、ダ...?
頭が�ンガ隕ピ九すル。
呂律モ回ら縺く�ル
異�な諤ノ甕�が縺にナ齖れ込む
縺医ユ。隕九贏巍峨?閼諤タラ甕麑※娜駢縺……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
六海sidei
六海「...!」
人が倒れている。
よく見えないが、血を吐いているようにも見える。
六海「ごめん!智夏ちゃん、あそこ逃げ遅れてる人いるから行ってくるね!」
智夏「!わかった、!」
ーー
倒れていた人は女性だった。
身体はがくがくと震えており、意識がないようだった
六海「あの、大丈夫ですか……?」
声をかけると、震えはピタリと止まり、むくりと起き上がった。
六海「...え?」
女性はまっすぐこちらを見て、
??「...隕九贏巍峨?」
聞き取れなかった。
他の言語なのか
でも、すぐに考える隙はなくなった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
智夏sidei
六海ちゃんが民間人を助けに行った。
逃げ遅れてた人...いたんだ。
全員避難させておいたはずだけどな...
いやいや、反省会はあと、今は怪異を抑えることに集中しないと!
ちらりと横目で六海ちゃんの方を見る。
すぐに異変に気づいた。
智夏「!」
六海ちゃんが刺される。
智夏「[大文字]六海ちゃん!!!!!![/大文字]」
ーー
六海sidei
智夏「[大文字]六海ちゃん!!!!!![/大文字]」
声が聞こえた瞬間、反射で横に飛び、後ろに向かって攻撃を放つ
六海「[太字]バグクラッシュ[/太字]!!!」
が、後ろには誰もいなかった。
智夏ちゃんの方を見ると、智夏ちゃんに切りかかろうとする影があった。
六海「[太字]切断[/太字]!!」
智夏ちゃんと影の間を切り裂き、間を開ける
智夏「!」
人型なのだろうが、真っ黒な霧に包まれており、姿が見えない。
影は槍を持つと一直線に私に切りかかる。
莉奈「2人とも大丈夫!?」
六海「だいじょばない!莉奈ちゃんは連絡!!」
莉奈「わかった、!」
攻撃を”切断”し、智夏ちゃんが切りかかる。
相手に少しでも触れられれば...
その瞬間、影が消え、槍のみが飛んできた。
智夏ちゃんがナイフを投げ、槍を弾いてくれたが、本体がまだ残っている。
本体は智夏ちゃんに向けて攻撃をしていた。
智夏ちゃんにナイフはない。
智夏「!」
攻撃を消せば私に来る。でも、
六海「────[太字]切断[/太字]」
[小文字][小文字][小文字]ガギャン[/小文字][/小文字][/小文字]
ぱちぱちと心臓から火花が出る。
あーあ、バレちゃった、w